MAG、MIG、TIG溶接の違いとは?

このQ&Aのポイント
  • MAG(マグ)溶接は炭酸ガスを使い鉄、ステンレスが溶接可能、MIG溶接はアルゴンガスを使いアルミ溶接が可能、TIG溶接はチタンの溶接が可能です。
  • MAG溶接は高品質な溶接が可能で、薄板の溶接やビードの美しさにも優れています。
  • MAG、MIG、TIGの機種はワイヤーとガスが違うだけで、溶接方法は基本的に同じです。トリガーを引くと溶接ワイヤーが出てアースのクランプにつながっている母材にアークさせます。
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MAG、MIG、TIG溶接

現在は手溶接のアーク溶接機を使用しているのですが型も古く大きいので買い替えを 検討しています。 そこで工具メーカーのカタログやインターネットで検索してみると種類が MAG(マグ)溶接、MIG(ミグ溶接)、TIG(ティグ)溶接とあり どうもMAG溶接は炭酸ガスを使い鉄、ステンレスが溶接可能、 MIG溶接はアルゴンガスを使いアルミ溶接が可能、TIG溶接はチタンの溶接が可能、 そしてMAG→MIG→TIGの順で高品質な溶接が可能だと分かりましたが、 高品質な溶接とは具体的にどういう事なのでしょうか?(薄板が可能?ビードがキレイ?) それと、これらの機種はワイヤーとガスが違うだけで溶接方法 (トリガーを引くと溶接ワイヤーが出てアースのクランプにつながっている母材にアークさせる) は同じなのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • coduck2
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回答No.1

現在、使用しているのは被服棒アーク溶接機でしょうか? 通称、手棒と呼ばれるタイプです 質問内容だとガスシールドアーク溶接機ですね 使い方が全く変わりますので注意して下さい タイプ別に使用方法・特徴を記載します カタログを見ていると言う事なのである程度、専門的な書き方をする場合があります MAG・MIG 350以上であれば、ほとんどの機種にMAG・MIGの機能が付いています 使用方法については、質問の後の方に記載されている通りです(TIGを除く) MAGの場合、初めて使用するならCO2を使わずTACガスを使用して下さい ガスの値段はCO2に比べると高価ですがアークが安定する、ビードが綺麗に出ます 特徴 長所 少し練習すれば素人でも扱える 薄板でも容易に溶接が出来る 肉盛が簡単に行える 短所 電圧・電流の調整が難しい アーク幅が狭いので隅肉溶接の場合、接合不良(欠陥)を起こし易い ブローを起こし易い ノズルが変形・スパッタが多量に付着したら欠陥が出やすい 手の振れがそのままビードに現れる TIG 水冷式と空冷式があります 板厚の大きい物やTIGを多用する場合は水冷が普通です 使用方法 この溶接は両手を使います トーチからはアークのみです 片手でとーちを握り、指先でスイッチを押してアークさせます 母材が溶け始めたらもう片手でフィーラーを送り込みます 相当、熟練を要します 質問内容にチタンと書いていますが理論的真空溶接を行いますので色々な冶具が必要になります ハッキリ言いますが素人では不可能です 特徴 長所 容易に裏波溶接が出来る 共付けが可能 短所 素人では使いこなせない 狭い所での溶接作業に不向き こんな感じです

その他の回答 (6)

  • coduck2
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回答No.7

補足として、1週間に2時間程度、溶接作業を行うのであればCO2の場合、約1年近く持ちます TACでも、ほぼ同じ位ですが若干短めですね 酸素・TAC・アルゴンは高圧ガスの部類に属します

  • coduck2
  • ベストアンサー率31% (122/391)
回答No.6

ガスの購入のことですね その前に溶接機の購入先から話を進めます まず、松下電器産業へ現住所の地域を管轄する販売店・特約店を紹介してもらいましょう その時、この様に聞いて下さい 半自動を購入したいので、販売店・特約店を教えて下さい。 出来る事なら溶接用ガスを一緒に取り扱っている販売店・特約店が希望なんですけど。 その様に聞けば、ガス・溶材・パーツ類に困る事が一切無くなりますよ その様な溶材屋だと将来、鉄を切断(溶断)する時に必要なアセチレン・酸素の購入が可能になります ガスの金額は容器代は含みませんので純粋な中身となります ガス代については、各事業所ごとに違いますので、ここで明記する事は避けさして頂きます

ircrx01
質問者

お礼

なるほど、必要な物すべてを取り扱っている販売店ならば、分からない事があっても 消耗品など必要な物があっても困る事がないですね。 そういった販売店を問い合わせてみようと思います。 ガスに関しては詰め替えだという事を始めて知りましたし、寿命の目安も分かりました。 大いに参考になりました、ありがとうございました。

  • coduck2
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回答No.5

お礼を頂き有難う御座います 内容を確認しました フラックスワイヤーの形状ですね 構造は、薄い平板を筒状にしてその中にフラックスが入っています どちらかと言えば巻き込んでいるが正解かな 手棒を逆さまにした感じですね 表面処理はしていませんので湿度の高い状態で保管すると表面がすぐにサビます 一応、前回の書き込みでは書きませんでしたが多層盛専用のフラックスワイヤーでMXなどがあります フラックスが少ないタイプですね あくまでもマフラーの穴埋め等の簡易溶接のみと判断しましたので、そこまで高度な溶接技術が必要な溶材は不要と考えました #2の補足に記載されているサイトを確認しましたが、あの溶接機では商業ベースでの使用はかなり厳しいです 正直、玩具レベルですね 先端チップやノズル等の単価が恐ろしく高いです それに、1kg未満のワイヤーが存在する事を始めて知りましたが、高いですね 我々の世界では1kg未満は試供品となりますよ

ircrx01
質問者

補足

フラックスワイヤーの構造と種類を知る事ができました、う~ん、奥が深い。 >正直、玩具レベルですね やはり安いモノは安いなりですか、教えていただいた松下製SLシリーズを軸に購入を考えます。 この質問も長くなったので最後にお聞きしたいのはシールドガスのボンベの値段と調達先です。 溶接機を取り扱っている工具屋のカタログでも 「ボンベの取り扱いはありません、別途ご用意ください」 というのが多いです。 どこで調達できて(たとえばタウンページで調べるならなんという業種)、いくらくらいするものでしょうか? ヤフーオークションからたどっていった工具小売店のHPでは同一機種のボンベセットが MAGで3万5千円高、MIGで4万円高でした。 ボンベを載せるカートの値段も含まれていると思われますが単体ではいくらくらいして どのくらいもつモノなのでしょうか?

  • coduck2
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回答No.4
参考URL:
http://industrial.panasonic.com/www-cgi/jvcr13pz.cgi?J+PS+2+AAA3004+0++JP
  • coduck2
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回答No.3

なるほど 業者様なんですね >工場でしか使わないから風も吹かないし使用頻度もそう高くないので100ボルトのフレックスワイヤー専用機でも十分でしょうか? 工場内で動力(200V)を導入しているのであれば、200Vタイプが良いでしょう(機械が安定しています) 作業内容から見るとMAGの180A一元化タイプが理想的です それに穴埋めだけならシールドガスタイプが非常に使いやすいですよ 使用するワイヤーは、0.9mmのソリッドタイプだと欠陥が少なく確実に穴埋め溶接ができます 《我々が基本的に完全溶け込み溶接を行う時はソリッドを使用するんですよ 不純物による欠陥が少ないので》 (この場合の欠陥はフラックスによるスラグを指します) 電流は100A以下でOKすね フラックスワイヤーの場合、溶け込みが良いので意外と穴埋め作業は不向きなんですよ それに、フラックスが邪魔したりと・・・ 0.9mmのフラックスワイヤーは驚くほどの値段です 確か、フラックス10kgでソリッドなら20kgが買えたはず フラックス入りの1.2mmなら「DW-100Z」が使い易いです 価格も比較的安いです でも穴埋めには不向きかな(悩む) 一応、板厚が6mm以上なら実力を発揮します 車やバイクのマフラーは軽く仕上げる為に板厚も1mm以下を使用していますね 材質も低炭素鋼(SPCC)がほとんどなので、神鋼のワイヤーならMG50で十分です 今は型番が変わったかな? 手棒の方ですが、溶接棒を「ゼロード44」に変えるとビード面が美しく仕上がります 溶け込み重視なら「B10」ですね 強度は「LBシリーズ」です ちなみに当社ではMAG・MIG・TIG松下電工 手棒はダイヘンを使用しております

ircrx01
質問者

お礼

>動力(200V)を導入しているのであれば、200Vタイプが良いでしょう(機械が安定しています) 100VのタイプもあるからそれでOKという問題ではないのですね。 >この場合の欠陥はフラックスによるスラグを指します フラックスワイヤーの実物は見たことありませんが、手棒の被覆のようなものがなくても その成分がスラグになるのですね、この成分が不純物となり肉盛りには不向きだという事が分かりました。

  • coduck2
  • ベストアンサー率31% (122/391)
回答No.2

一つ書き忘れをしていました 現在使用している手溶接のアーク溶接機は処分しない様にして下さい 用途・場所によって必要な所がたくさんあります

ircrx01
質問者

補足

実はわたしは自営業のバイク屋なのです。 溶接機が必要な作業で多いのは穴の開いたマフラーを修理する時で加工した鉄板を溶接して塞いだり、 クラックやピンホール状だと肉盛りで埋めたりするのですが、現在使用している200Vの 手棒溶接機では逆に穴が広がってしまう。(わたしの腕が悪いのもありますが) そこで近所の農機具の製作、修理をしている業者に外注していたのですが (おじいさんが一人でやっていて、タダみたいな金額でしてくれる) 廃業してしまって、自前でする為に薄板溶接可能な半自動溶接機の購入を検討しているのです。 他の溶接作業はスタンドやステーの補強、修理と、たまに棚を作るくらいで使用頻度は 多くて週1~2回くらいです。 いろいろカタログをみたら工具会社「ストレート」が安いようです。 100Vフレックスワイヤー専用と200Vシールドガス併用式の二種類があります。 http://www.straight.co.jp/netshop/artno/default.html?artno=17-100 http://www.straight.co.jp/netshop/artno/default.html?artno=17-890 工場でしか使わないから風も吹かないし使用頻度もそう高くないので100ボルトの フレックスワイヤー専用機でも十分でしょうか? それともシールドガス併用式を購入した方がよいでしょうか? それとも、もっと適した機種をご存知でしょうか? スペックもあまり理解できないのでアドバイスをお願いできたらと思います。

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