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酸化 還元について

水素から考えると、H2S+I2=S+2HI の式において H2S→Sが水素を失う変化で酸化に等しく、I2→2HIが水素を受け取る変化で還元に等しいと教科書に書いてあるのですが、 酸化/還元の元々の定義をなぜ水素や電子へと拡大できるのでしょうか。酸化数の計算さえわかれば酸化されているなどはわかるんですが、原理(?)的なものがわからないです。 ばかな質問かもしれませんが、回答をお願いします。

  • 化学
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回答No.2

2H₂S+O₂→2S+2H₂O この化学反応は、  H₂S がO₂ と反応するので、 H₂S は酸化されたといえす。 別の見方をすれば  H₂S は、水素を失う変化ともいえます。 つまり、 H₂S が水素を失うことは H₂S が酸化されたことと一致しなければなりません。 「水素を失う変化」は「酸化された」といえます。 一方、 O₂の方は「水素を受け取る」変化となり、 O₂は「還元された」と言えます。 このように、酸化還元反応は水素のやりとりでも説明できることから、酸素による定義だけではなく、水素による定義もできるようになります。 次に 2Cu+O₂→ 2CuO CuがO₂と反応してCuOに変化するので、Cuは酸化されたといいます。 CuOは、イオンCu2+とイオンO2-がイオン結合したものだから CuがイオンCu2+に変化して、Cuは電子を失っています。 このことから「電子を失う」ことが「酸化された」ということになります。 一方、O₂は電子を受け取ってイオンO2-になります 酸素のうけとりだけでは、酸素O₂の変化については、定義できませんでしたが、一方が酸化されたとき他方は還元されているので、O₂は還元されている となるはずです。 そこでO₂が「電子を得る」ことをO₂が「還元された」と定義できるわけです。 こうすることで、酸素のやりとりや、水素のやりとりだけでなく、電子のやりとりでも酸化還元を説明できるようになります。 もっといえば、酸化還元を酸素のやりとりだけで定義していては、狭すぎて都合が悪いわけですね!

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  • 9133313
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回答No.1

単純に、元素の中では一番質量の小さい、水素で説明しているだけでは・・・。 (通常、水素、酸素の質量なんて意識しないとは思いますが) また、一番身近な存在である酸素を題材にして、化学反応の公式を説明しているだけのことかと思います。 酸化度を計測する機器は、ありますよ。

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