【オバマ大統領の最後の演説】アメリカが植民地から独

質問

【オバマ大統領の最後の演説】アメリカが植民地から独立して奴隷制度を無くし・・ってオバマ大統領の功績じゃないですよね？

自分の任期中の功績を過去から振り返る演説を期待したが、出だしがアメリカ独立記念でちょっとガッカリした。

他人の功績から話初めたので自分の功績だけを振り返りながら話して欲しかったかな。

あとの演説はグウの出も出ない完璧なものだった。

みなさんはオバマ大統領の最後の演説を聞いてどう思いましたか？

回答No.1

92128bwsd · ベストアンサー

最初にお断りすると私はオバマ大統領は歴代でも偉大な大統領の一人だと思っているし大ファンです。
ですが、スピーチ全体は感動的だったものの、相当微妙なものがあったとも思います。これはスピーチの問題と言うよりも、トランプと言う前代未聞の大統領に引き継ぐ複雑な気持ち。トランプを嫌悪する眼の前にいる聴衆とTVの視聴者に向けてのメッセージの微妙さ。それに、オバマが大統領としてやってきたことを一つ一つひっくり返そうとしているトランプに対する批判だったと思います。
最終的には感動的なスピーチにまとめたのはさすがと思いますが、次期政権がトランプじゃなかったらもっと良かっただろうと少し残念な気持ちです。

質問に対してですが、最初にアメリカの歴史について語っているのは、アメリカが民主主義をいろいろな困難と努力で気づきあげてきたことと、それが誰かのおかげではなくてアメリカと言う国が持つ理想とそれに向かう力だと言うことを言っていると思います。その後のスピーチを通じても度々このアメリカの民主主義と多様化を受け入れ変化を起こす力について触れているのでだいじな前ふりと思います。スピーチのあいだじゅう民主主義（democracy)と言うことばを、アメリカ独立以来持ち続け育ててきた理念としてしつこいくらい繰り返しています。

その後、８年間のオバマ政権が成し遂げてきたことの概略を語っています。ただこれは成果としてではなく、"we", "you"が成し遂げたことと言っています。とても国民を思いやったオバマらしい言い方でもありますが、民主主義と多様化を受け入れより良い国を作るための力として言っていて、それが後々の伏線にもなっています。

ここからがかなり長いのですが、オバマが取り組んできたことの詳細、意義、大事さ。それに対しての反動的な動きと批判。つまり、ヘルスケア、キューバ、グアンタナモ、中東、ロシア、中国、地球環境などオバマが取り組んできた問題とそれの正しさ、それをひっくり返そうとするトランプへの批判（名指しはしていませんがあきらか）。正直ここはかなり長く、くどい。ただ、オバマが正しいと信じて苦労して推進してきたことに対して口先だけで全部ひっくり返そうとするトランプに対して言わざるを得なかったのだと思います。
更に、今おこっている民主主義に対するチャレンジ。SNSでの一方的なメッセージ、フェイクニュースで信じたいことだけ信じる風潮への警鐘。

その後のメッセージは冷静にとらえるとすごいことを言っているように思います。次期大統領を批判するだけじゃだめだと。皆が選んだんだから。でもアメリカの民主主義の力、多様性を受け入れ国を正しくしていくのは国民なんだから、いやだったら行動しろと。そしてオバマもこれから一市民として一緒にいると言っています。私には大統領がトランプみたいなとんでもないやつでも、アメリカの理想を信じて国民が力を合わせて反対すればいい方向に向けられるし自分も一緒に戦うぞと言っているように聞こえました。控えめにとらえても、とんでもない大統領になってしまうけど、アメリカの理念と力を信じれば大丈夫だ、私も仲間だと言うことは少なくとも言っています。

そして最後にミシェル夫人、娘、売電副大統領に対する温かいメッセージと、国民に対する感謝と期待で感動的な締めくくり。

スピーチの途中で”後４年やってくれ！”と言うシュプレヒコールが起こっていましたが、本当にそう思います。

お礼

みなさん回答ありがとうございます