ピケティの格差拡大の主張について

このQ&Aのポイント
  • ピケティの主張としてr>gと言う事でここ200年間の中でほとんどの期間において資本収益率のほうが賃金上昇率よりも高かったそうです。
  • ジニ係数の経年変化を追いかけた数字はありませんが、過去のデータから見ると総人口の10%が全体の70%の資産を持っているという数字が偏って行っていることがわかります。
  • 最近のデータでは、格差は拡大しているという主張がありますが、100年前や200年前よりも格差が小さいのではないかという疑問があります。
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ピケティの格差拡大の主張について

最近ピケティが格差は拡大するということを論証しましたが、やはり違和感があります。100年前とか200年前よりも今のほうが格差は小さいのではないかと思えるからです。 ピケティの主張としてr>gと言う事でここ200年間の中でほとんどの期間において資本収益率のほうが賃金上昇率よりも高かったそうですが、そうであれば今のほうが100年前、200年前よりもジニ係数が高かったりするはず、或いは「総人口の10%が全体の70%の資産を持っている」みたいな数字がどんどん偏って行ったりするはずです。 例えばジニ係数のここ200年間で10年後との数字とかは無いかもしれないけれど、なるべく長い期間ジニ係数の経年変化を追いかけた数字はありませんか? 或いは「総人口の10%が全体の70%の資産を持っている」みたいな数字の長期的な経時変化変化が見られる数字はありませんか?

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  • titelist1
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回答No.4

ピケティ理論は日本にはあてはまらない。こんなのを見つけました。読んでごらん。 http://diamond.jp/articles/-/66323

subarist00
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。野口氏は緊縮財政派なので金融緩和の是非については若干割り引いて読みますが、財務省出身者なのでこういうデータの客観性については頼れますね。

その他の回答 (3)

  • asuki-7
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回答No.3

ピケティはそれを10年以上かけてデータを収集し分析してた結果として実証してしま いましたから、反論したければsubarist00さんがピケティ同様に詳細な分析とデータ を集めて論証し書籍でも出版する以外に方法はないでしょう。

subarist00
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 例えばジニ係数のここ200年間で10年後との数字とかは無いかもしれないけれど、なるべく長い期間ジニ係数の経年変化を追いかけた数字はありませんか? 或いは「総人口の10%が全体の70%の資産を持っている」みたいな数字の長期的な経時変化変化が見られる数字はありませんか?

  • titelist1
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回答No.2

ピケティは国によってトリクルダウンが異なっていると言っています。もっともトリクルダウンが行なわれなかったのはアングロサクソンの国です。米国と英国です。ヨーロッパ大陸側は良く行なわれ、日本はもっとも良く行なわれていたのです。今でも日本の格差問題はアメリカの比ではないのです。江戸時代は資本主義ではないが、小国大名は借金で身動きできなかったのです。その意味でおっしゃるように日本にピケティ理論を厳密に当てはめると無理なところが幾つもあります。 ビケティの言っていることは社会学では当たり前のことなのですが、経済学的にデーターで示したことが面白いのです。

subarist00
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。言われてみればそうかなとも思います。しかし、考えてみれば何度も徳政令があったわけで、やはりもともと格差は拡大する一方で、それを徳政令でガラガラポンする事を繰り返してきたのだと考えると江戸時代もその前もずっとr>gだったんじゃないかと考える事もできます。なのでr>gというフローの部分だけでなく、実際に資産分布などのストックでの検証もあると納得性が高いと思います。 そこで「総人口の10%が全体の70%の資産を持っている」みたいな資産分布などのストックでの数字の長期的な経時変化変化が見られる数字はないかと考えた次第です。

  • titelist1
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回答No.1

ビケティの不等式r>gのようにならず逆転した時代があったのです。それは第一次世界大戦から第二次世界大戦ので資本である工場や建物が破壊され資本が大きく損なわれたのです。そして復興期の間は資本主義の利益が国民に賃金として分配されたのです。このこともデーターで示されています。 貴族がヨーロッパを支配していた時代の不等式数値は現在よりもずっと開いていたことが示されています。これは経済学のデーターで、資本主義が経済面で優れていることを示しているのです。 ビケティの分析は正しいと思っています。しかし資本主義による発展の影として生まれる格差是正の方法が問題なのです。その方法は富裕層にもっと税金をかけろと言っているのです。1国ですると資本が海外に逃げるので世界が同時に税金をかけろなどと非現実的なことを主張しています。私は経済発展には格差が必要だと思っていますが、NHKのクローズアップ現代の番組に出演していたピケティはその考えを非難していました。 格差是正するためにアベノミクスのように経済を発展させようとすると、富裕層は貧困層よりも賢いので発展以上の冨を獲得することになります。しかし、それは比較の話で貧困層の生活が良くなることは間違いないのです。

subarist00
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。格差が良いか悪いかとかどのように是正するかなどの議論はさておき、実際にピケティの言うように格差が開いたのかどうか実感として疑わしいので実際に結果としてどうなのか知りたいのです。 おっしゃるとおり「一時期だけ格差が縮まる時期があった」のは承知しています。例えばピケティの調査によれば1800-1900年は一貫して格差が開いたはずですが、実際には200年前とかってヨーロッパでは封建制が終わっていたとはいえ、貴族と平民とか地主と小作人とか相当貧富の差はあっただろうから、100年前よりはひどかったのではないかという気がします。 ピケティが1800年代まで調査を拡張したとは言っても日本の江戸時代はピケティの調査範囲ではないかもしれませんが、日本だって昭和よりは明治や江戸時代のほうがよほど貧富の差は激しかったのではないかと思います。そもそも農民は学校に通えず識字率も低かったでしょうから。r>gの時代だけ取り上げても昔のほうが格差が会ったように思えます。 ピケティの計測により大半の期間はr>gだったと言うのは否定しませんが、そのとおりにジニ係数や資産分布が変動したのかどうか知りたいです。

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