• 締切済み

なぜドラマのセリフで「さと」を使わないのでしょう

今も「里帰り」などという形で使われる「実家」という意味の「さと」という言葉が、ドラマから消えて久しいように感じます。 昭和30年代までは、実生活でごく一般的に「おさとはどちら?」とか「さとの母が申しますには」などと言ったものです。しかし、時代設定が戦前のドラマもさることながら、江戸時代や戦国時代を舞台にしたドラマでも、かなり古風でわかりにくい単語を使っていながら、私が知る限り、なぜだか「さと」は使わずに「実家」という単語しか使いません。 そこで質問です。 1)あなたは「さと」という言葉を知っていましたか? さしつかえなければ、およその年齢と性別も教えてください。 2)知らなかった場合、たとえば時代設定が古いドラマのセリフで「妻のさとに身を寄せております」とか「あたくし、さとに帰らせていただきます」と言ったら、意味はわかりますか? 3)なぜドラマで「さと」を使わなくなったのでしょう? あるいは、使っているのであれば、具体例などを教えていただけるとありがたいです。 以上、何年も疑問に感じているので、よろしくお願いします。

  • ucok
  • お礼率91% (448/491)

みんなの回答

回答No.7

先日ちょいとテレビをつけてみたら 藤田まこと主演の時代劇の再放送をやっていまして 見ていたら 食事をするのにちゃぶ台で食べていました 家族で食べるのにもちゃぶ台を囲んで食べていました ちゃぶ台なんて明治時代から使われてはじめたもので 江戸時代に使うはずがありません 筒に箸の立ててある箸立てまで ちゃぶ台の上に置いてありました こんなにヒットした番組でも 誰もチェックしてないんですね 勉強しろよの「勉強」 「危険人物」あたりだって 江戸時代にあったかどうか そういう意味でいえば「実家」なんてあやしいですね はたしていつから使われていたのか いま手元にありませんが ちゃんとした国語辞書なら 「お里」または「里」を調べると 意味のあとに古い言葉なら 初出典の例が出ています 新しい言葉には出ていませんが 明治、大正、昭和だってちがいますからね ということで もしかしたら 時代考証をあまりちゃんとしていないドラマで わかりやすければこれでいいだろうということで 「実家」という言葉を使っているのかもしれませんね 通常、脚本家の書いたシナリオを 時代考証家もしくはそれにくわしい人が この時代にこの言葉が使われていたかどうかを 調べるのが普通です

ucok
質問者

お礼

ご回答をありがとうございました。補足欄に補足を添えました。

ucok
質問者

補足

実は、違和感をおぼえない方々がこれほどまでに多いということに、この質問を立てるまで認識していなかったことに気づき始めています。むしろ私としては、時代考証はあまり気にしておらず、単なる違和感からくる疑問だったのです。うまい喩えが見つからないのですが、西郷隆盛に「ボク」と言わせるくらいの違和感でした。間違ってはいないけれど、西郷らしくないし、そこを敢えて「ボク」にするからには絶対に何か理由があるはずだ、みたいな感じですね。 より具体的には、こう想像していました。数々の古めかしい表現と並んで「じっか」という言葉がスタジオで連発された時に、古株の役者さんも含めてどなたかが違和感を感じて異論を唱えるだろう、と。それをわざわざ理由があって「じっか」に固執しているのだろう、そう思い込んでいました。それこそ、脚本家が「里」と書いても、局で「じっか」に修正しているのかと思っていました。 ただ、#4さんのご回答も受けて、某テレビ局に具体的なドラマを挙げて問い合わせたのですが、とりたてて固執する理由がないのか、質問を勘違いされて終わってしまいました。 とはいえ、少なくとも、いまだに質問1)に対して「いいえ」と明言する回答者さんはおられませんよね。つまり、「さと」という言葉自体は、お茶の間でも通用しそうなものですよね。でも、きっと局も脚本家も「さと」を使ってみようなんて想像もしないのかもしれませんね。もう少し悶々としてみます。

  • izumi044
  • ベストアンサー率36% (1247/3419)
回答No.6

今現在でどの程度馴染みがあるのかどうか。 または、その言葉を聞いて即座に意味がわかるかどうかもあるように思います。 同じような言葉で「出身地」を聞く際の「おクニはどちら?」も今はまったく使われていません。 現在、クニときかれる場合は「日本の土地」と考えるよりも「外国」で考える方のほうが、圧倒的に多いだろうと思います。 同じように、現在では「さと」と聞いた時に「実家」ではなく「ふるさと」の「故郷・郷里」を思い浮かべる方のほうが多いだろうと思います。 妻の実家が遠方ならばいいですが、それが隣の家だったりすると意味が通じなくて、視聴者の頭に?マークがついてしまうなんてことにもなりかねませんし、そのせいでドラマの進行を阻害しかねません。 言葉自体が多少古臭くても、それで意味が通じる場合は、その時代の空気を感じさせる・ムードを盛り上げるためにあえて使われることはあると思います。 しかしながら、聞きなれない言葉が誤解を招く恐れや、違う意味にとられてしまう場合は避けた方がいいだろうと思います。

ucok
質問者

お礼

ご回答をありがとうとざいます。 >言葉自体が多少古臭くても、それで意味が通じる場合は、その時代の空気を感じさせる・ムードを盛り上げるためにあえて使われることはあると思います。 しかしながら、聞きなれない言葉が誤解を招く恐れや、違う意味にとられてしまう場合は避けた方がいいだろうと思います。 まさしく、そこでして、#2の補足欄に書きましたように、私などは「じゅうねんとひととせがすぎ」なんて、インターネットで調べるまで「11年が過ぎ」という意味だとはわかりませんでしたし、(あまり具体例を挙げすぎると特定なドラマを非難していると誤解されかねないので避けたかったのですが)同ドラマにはほかにも難解な単語がたくさん登場しました。 反面、「さとのりょうしんが」と言えば実家のことだとわかるような気が私はしてしまいますし、上記の意味での「ひとかせ」「-かせ」が手元の広辞苑にはない一方で、「実家」という語義は「さと」の項にあるんです。その差が私としては釈然としないんですよね。 皆さまのご回答を拝見していて、私は3)よりはどちらかというと1)2)のご回答に興味があったのだと気づきました。ご意見、参考にいたします。

回答No.5

いろいろ考えてみました。 「さと」という音、響きには、どこか遠い田舎というような意味が感じられます。 交通の高速化、インターネットの普及などで、故郷はずっと近くなりました。そのことも発話者の単語選択に大きく影響しているのではないでしょうか。 先日、東京のきょうだいにメールを書いていて、自分で「上京」という言葉を入力したあと、妙な違和感を感じました。新幹線であっという間に着く現状なのに、「上京」という昔ながらの表現に違和感を覚えました。 やはり社会の変化は言葉のニュアンスにも影響すると思います。

ucok
質問者

お礼

ご丁寧に考えてくださってありがとうございました。ただ、今回うかがいたいのは、実家が実際に遠かった戦前以前の時代劇についてですし、私が観たドラマでは、手紙が届くのに何日もかかる地であるとか、疎開先として通用するような地を「実家」と呼んでいたので、かえって違和感を感じたのですよね。ご意見、参考にさせていただきます。

回答No.4

里という言葉には出身地、ひいては出自とかの意味があり 「お里が知れる」という悪口もあります。 そういういみで、問題のある言葉であり差別用語と取る人もいます。 ということで、言い換える言葉があるのであればそちらを選ぶのです。

ucok
質問者

お礼

なるほど。放送局側の基準があるかもしれないということですね。 「お里が知れる」は「里」が一般的に使われていた時代から使われていたし、80年代にはヒット曲の歌詞にも使われたし、都心が実家でもそこを「(お)里」と言うし、私個人は何が問題なのかと思ってしまいますが、なかには問題のある用語だと「取る人もい」るということで、配慮して台本から外させているということですね。説得力を感じます。ご回答、ありがとうございました。 ほかにも、いろいろとご意見をお待ちしています。

回答No.3

学校の課題とか宿題とかですか?

ucok
質問者

補足

再度、レスポンスをありがとうございます。学校の課題とか宿題ではありません。そう見えますか。申しましたように、何年も気になっているだけです。ちなみに私は30年前に大学を卒業しました。

  • norikhaki
  • ベストアンサー率25% (1154/4593)
回答No.2

(3) いま日常生活で「里に帰る」とか言わないからでしょう。 使わないものを使ったら 何言ってるか伝わらないからですね。 あなたの論理で言えば 平安時代のドラマは平安時代の言葉でなければなりませんが?

ucok
質問者

お礼

ご回答をありがとうございます。質問がわかりにくくて失礼いたしました。皆さんにご覧ただけるよう、補足欄に補足を書きましたので、どうぞ参考になさってください。

ucok
質問者

補足

「かなり古風でわかりにくい単語を使っていながら」と書きましたのは、たとえば「ちん(私)」とか「じゅうねんとひととせがすぎ(11年が過ぎ)」というセリフは使うのに、同じドラマの中で「里」を使わず「実家」とするのはなぜかという意味です。 つまり、平安時代が舞台のドラマでは、完全にとは言わないまでも、それなりに平安時代らしい「わらわは」のような言葉を使うのに、その中で「じっか」というセリフだけが、私にとっては妙に浮いてしまって違和感があるのです。 ある程度、現代の単語を取り入れて、楽しみやすくするのは理解できますが、「ひととせ」を使うくらいなら、「実家の両親が」を「さとの両親が」に言い換えても、お茶の間の混乱は避けられるように思ってしまうのですが何が問題なのでしょうねえ。

回答No.1

世界中のほとんど全ての言語にあてはまりますが、言葉というのは生き物で絶えず変化しています。 今は「カメラ」という表現を一般に使いますが、昔は「写真機」と呼んでいたのを知っていますか。

ucok
質問者

お礼

お時間を割いていただきありがとうございました。 >今は「カメラ」という表現を一般に使いますが、昔は「写真機」と呼んでいたのを知っていますか。 はい、知っています。 おそれいりますが、よろしければ、私の質問にもご回答いただければありがたいです。質問文に何か至らない点や失礼な点があったのなら、どうぞお許しくださいませ。

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