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精油の酸価検査法について

精油の酸価検査法をネットで調べると「精油1gの遊離酸を中和するために要する水酸化カリウムのミリグラム数を酸価という。酸化が進むとトリグリセリドが分解され遊離脂肪酸が生成される。遊離脂肪酸が多く生成されていると酸化が進んでいるという判断になる。」そもそも精油にトリグリセリドが含まれているのでしょうか?遊離酸が出来るまでの過程が知りたいです。教えてください。よろしくお願いします。

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  • ryo_ky
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回答No.1

精油というのは字の通り油を精製したものですね. では何の油を精製したのかというのが重要で,例えば石油を精製したのであれば,通常トリグリセリドが含まれる事はありません. そもそもトリグリセリドというのは炭素数にある程度幅を持った飽和または不飽和な脂肪酸3つとグリセリン(HO-CH2-CH(OH)-CH2-OHという構造で3つヒドロキシ基を持つ)からなるエステル化合物のことです(トリグリセリドに含まれる脂肪酸は同一または全て異なっていても良い). つまり 脂肪酸3つ + グリセリン → トリグリセリド ではどういう油にトリグリセリドが含まれているのかというと動物性または植物性の油です.オリーブオイルとか菜種油なんてよく聞く名前ではないでしょうか. オレイン酸が多いとかCMで流れていると思いますが,これは厳密に言えばオレイン酸が油中に混ざっている(混合物)ではなく,オレイン酸(脂肪酸)とグリセリンからなるエステル化合物という意味です. では質問の「酸化が進むとトリグリセリドが分解され遊離脂肪酸が生成される」というのは先述の逆を考えれば良いので トリグリセリド → 肪酸酸3つ + グリセリン ということです.もし酸分解の反応機構を知りたいのであれば参考URLをお勧めします. 今回の回答は精油=動植物油(トリグリセリド)という前提で書きましたが,もし例えば石油のようにトリグリセリドを含まない油から脂肪酸を生成させる事を知りたいのであれば,「自動酸化 機構」で調べると文献が出てきます.

参考URL:
http://www.bio.tottori-u.ac.jp/~yuki/others/kobeya/rittai/rittai08.html
akasatananairo
質問者

お礼

回答ありがとうごさいます。加水分解は酸化と考えていいですか。自分自身 酸化の意味がよく分かってないようです。勉強します。ありがとうございました。

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