加速度運動する粒子が電磁波を出す理由

このQ&Aのポイント
  • 加速度運動をする粒子が電磁波を出す理由について疑問がある。
  • 教科書での原子モデルに関する記述に疑問がある。
  • エネルギー保存則との関連を考えると、円運動する粒子が電磁波を出すことに矛盾を感じる。
回答を見る
  • ベストアンサー

加速度運動をする粒子は何故電磁波をだすのですか?

高校物理の教科書で疑問点があり、質問させていただきます。 ラザフォードの原子モデルの問題点について記述がありました。 「電子が原子核のまわりを円運動すれば電磁波を放出してエネルギーを失う。」 教科書ではX管によるX線の発生原理や交流電源による電磁波の発生については 習いましたが、円運動する電子が電磁波を出すことは習っておりません。 なのに、いきなりこんなことを言われても…と思ってしまします。 自分なりにいろいろ考えてみましたが、エネルギー保存則を考えてみますと、 0.5mv^2+hν=一定 が成り立つとすると、この速さvはスカラー量ですから 等速円運動をする場合は速さ=一定となり、電磁波が発生することに矛盾して しまいます。 この点どのように考えればいいでしょうか?よろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#212313
noname#212313
回答No.9

>この速さvはスカラー量ですから等速円運動をする場合は速さ=一定となり、電磁波が発生することに矛盾してしまいます。  速さはスカラーですが、速度はベクトルです。方向を変えると、スカラーとしての速さに変化がなくても、加速度運動になります。なお、運動エネルギーの2乗は正確にはスカラーとしての速さの2乗ではなく、同じベクトルの内積ですが、内積はスカラーとなるため、方向は無関係になります。しかし、お考えのように、 >エネルギー保存則を考えてみますと、0.5mv^2+hν=一定 が成り立つとすると ということになります。これは、電磁気力が電荷の間に働くという考え方(遠隔作用説)からすれば、そうなりそうです。しかし、遠隔作用説の電磁気学では電磁波の解は出て来ません。  電磁気学の基本的な方程式として、マクスウェルの方程式がありますね。微分方程式の形で書かれていますが、電荷がその周りに電磁気的な場を作るという考え方(近接作用説)をするため、そのような形式で書かれています。  近接作用説では遠隔作用説で説明不能の問題が解決されます。電荷の運動量、運動エネルギーについて、遠隔作用説では説明不能の不足分が出るのです。近接作用説では、その不足分が「電荷の周囲の電磁場も運動量、運動エネルギーを持つ」と出て来ます。  そのため、電磁気学は原則として近接作用説で考えます。遠隔作用説で説明することも多いですが、問題の出ない範囲に限定しなければなりません。お考えの「0.5mv^2+hν=一定」というのは、電荷だけに注目した、つまり遠隔作用説の式です。エネルギー保存則を考えるなら、電荷の周りの電磁場が欠けています。  遠隔作用説の電磁気学の式では電磁波の解は出てこないのですから、電磁波の解が出てくる近接作用説の電磁気学の式で考える必要があります。そして、電磁波は電荷の加速度運動で出るというのは分かりやすい説明ですが、不正確です。電磁波は電磁場の加速度運動から出て来るのです。電磁波の解の導出は例えば、 http://www.th.phys.titech.ac.jp/~muto/lectures/Gelmg06/Gem_chap13.pdf で説明されているように出します。上記ページでは「変位電流」ということを前提としています。真っ直ぐな導線を流れる定常電流ではないわけです。電流が流れる導線が真っ直ぐでない、例えば円形電流でも電磁波は出ます。円運動は加速度運動(例えば遠心力を生じますから、慣性運動ではないですね)だから、電磁波は出るのです。  しかし、導線をコイル状にした電磁石に直流電流を流して、電磁波を観測するということはありません。それは、導線中の電子の速さが極めて遅いからです。時速3センチくらいでしかありません。そこまで遅いため、加速度が極めて小さく、観測できるほどの電磁波が出てこないのです。  CERNなどの素粒子実験器はリング状のパイプの中で電子や陽子を加速し、光速度に非常に近い速度を得ます。そこまで速いと明らかに電磁波が出ます。速さの変化でも電磁波は出ますが、円運動という加速度運動のせいでも出ます。  それらの電子や陽子から出てくる電磁波はエネルギーがあるわけですから、どこかからエネルギー供給されているはずです。その電磁波のエネルギーは、電子や陽子の運動エネルギーを奪って、出てきたものです。さらにその先を考えると、電子や陽子を加速しているエネルギーが電磁波として出て行ってしまうわけですね。  そのエネルギーロスのため、リング状の加速器では限界に達しつつあります。加速で与えら得るエネルギーが全部電磁波となって出て行ってしまい、加速できないという状態になります。そのため、直線状で素粒子を加速するリニアコライダーの建造計画が持ち上がっているわけです。電子や陽子をもっと加速できないと、実験できないことがあるからです。  原子のラザフォードモデルに立ち返りますと、電子より陽子のほうがはるかに重いため、電子が陽子の周りを回っているとしてよいです。しかし原子のサイズを考えると電子は陽子に極めて接近しており、電子に働く電磁気力は非常に強いとせざるを得ません。  だとすると、電子が陽子の周りを公転する遠心力でバランスを保っているとして、その公転速度は非常に速いものになります。円運動は加速度運動ですから、明らかに電磁波が観測できるほどの公転速度です(大雑把には、公転直径を直線状に行き来していると考えてもよい)。  原子は素粒子加速器のように、外からエネルギーを供給されてはいません。そうなると、陽子の周りを回る電子の運動エネルギーと位置エネルギーから電磁波は出て来ざるを得ません。そうなると、電子は陽子に落ち込んでしまうはずです。  しかし、原子は安定して存在しているし、電磁波も出したりはしていません。それなら、電子が原子の周りを公転しているという考え方がおかしいわけです。それを解決するため、電子は公転ではなく陽子の周りの波動と考えるようになり、さらに量子力学へと発展していきます。

tanx00097
質問者

お礼

詳しい解説ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。

その他の回答 (8)

  • ORUKA1951
  • ベストアンサー率45% (5062/11036)
回答No.8

ラザフォードの原子模型だと、電子の軌道を横から見ると、単振動に見えるはずです。 ★円運動は等加速度運動であって、等速度運動ではない!!  加速度運動をすると、電磁波を発生する。  エネルギーを失う  電子は落下する。  電子は原子核の周囲を円運動しているわけではない!!  ここまでです。  この矛盾に解決は、ニールス・ボーア( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A2 )が、マックス・プランク( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF )の量子論を原子模型に適用するまで待たないと・・  

tanx00097
質問者

お礼

なるほど。単振動によって電場が変化するからなんですね。よくわかりました。

  • tadys
  • ベストアンサー率40% (856/2135)
回答No.7

>等速円運動をする場合は速さ=一定となり、電磁波が発生することに矛盾してしまいます。 物理でいう速度とは方向を含むベクトル量なのです。 方向が変化する運動は、全てが加速度運動です。 >高速の電子が磁場などで曲がるときに電磁波が発生する?ということを 示す実験などを載せてくれれば理解できるのですが、そういう実験はあるのでしょうか? 電子レンジではマグネトロンで電磁波を発生しています。 マグネトロンの内部では電子を円運動させることで電磁波を発生させています。 こちらを参考に http://www.tdk.co.jp/techmag/ninja/daa52000.htm http://www.geocities.jp/hiroyuki0620785/intercomp/wireless/vacuummaggen.htm

tanx00097
質問者

お礼

ありがとうございます。電磁波が出るという事実があるということで納得いたしました。

回答No.6

No.2です。 相対論的効果を用いてますが、理化学研究所の施設であるSpring-8は光速に近い速度まで加速した粒子を円運動させることでX線を放射させています。 これを応用して研究がなされるなど、実用化がされています。 http://www.spring8.or.jp/ja/ http://www.spring8.or.jp/ja/about_us/whats_sr/generation_sr/

tanx00097
質問者

お礼

ありがとうございます。ご指摘のサイト参考にさせていただきます。

回答No.5

これは大変難しい問題です。結論だけ言えば、加速度運動する荷電粒子は電磁波を放出するということで、実験的には間違いのないことです。たとえば、SPRING8のような放射光施設がちゃんと稼働してることからも疑う余地はありません。 http://www.spring8.or.jp/ja/about_us/whats_sr/generation_sr/ X線の発生原理のうち、連続エックス線についてはターゲット金属にぶつかったときに急速に減速することが電磁波(この場合はX線)発生の原因で、制動輻射と呼ばれています。 しかし、これの定性的な説明はたぶん簡単ではない。というか、見たことがありません。あるのかもしれなあですが。 計算すればそうなることを示せますが、それは、今ではたぶん学部レベルではやらない難しい計算になります。 ということなので、高校レベルでは、加速度運動する荷電粒子は電磁波を放出するのは実験事実であるとして飲み込んでおくのが無難かと思います。

tanx00097
質問者

お礼

ありがとうございます。ご指摘のサイトで勉強させていただきます。

回答No.4

#1のお答は「分かっているのか、分かって居ないのか分からない」不思議な議論です。 多分全く分かっていない。 そもそも、 >現実には原子核の周囲を回る電子は電磁波も放射せず、原子核に落ち込むことなく運動を続けています。 という古典論を引きずり出したのは一体なぜだろう。 確かに電子は飛び飛びのエネルギー値しかとれないが、それだけ取って付けてどうする。 そして、ボーアモデルならこの古典論は避けられるがごとき議論ははっきりおかしい。 ボーアは古典論的量子論にたどり着きはしたが、理由を説明は出来なかった。 つまり全く分からなかったのだ。 古典的量子論(古典「論」的量子論と異なる事に注意)が確立されて初めて、電子は原子核の回りなど「回っていない」ことになった。 なぜ古典的量子論という言葉を使うかというと、現在の量子論は「場の量子論」に拡張され、特殊相対論を飲み込んでしまったからだ。 E MANの物理、をお薦めします。 http://homepage2.nifty.com/eman/

参考URL:
http://homepage2.nifty.com/eman/
tanx00097
質問者

お礼

ありがとうございます。ご指摘のサイト参考にさせていただきます。

  • chie65535
  • ベストアンサー率43% (8522/19371)
回答No.3

>ラザフォードの原子モデルの問題点について記述 「問題点」つまり「何か間違いがあるかも知れない点」について記述されているのですよ。 >円運動する電子が電磁波を出すことは習っておりません。 「ラザフォードの原子モデルは、どうやら間違いであるらしい」、つまり、「問題点がありますよ」って教科書に書いてあるんだから、間違った内容を教える訳がありません。 つまり「そんなのは永久に習わない」です。だから「習ってないのが当たり前」です。 >自分なりにいろいろ考えてみましたが 「間違ったモデル」を色々考えても無意味。どんなに考えても矛盾しか出てこないよ。 >この点どのように考えればいいでしょうか? 「教科書には正しい事だけが書いてあるとは限らず、間違った事が書いてある場合もあって、それがどうして間違いと判明したのかが書いてある事もある」と考えましょう。 貴方の「問題点」は「問題点と言う単語をスルーしちゃった」と言う点です。

tanx00097
質問者

お礼

ありがとうございます。 電子が加速する際に電磁波が発生するというのであれば、それを確かめる 実験を示すべきかと思いますが、教科書にはそれが全くない… その実験をご存知でしたら教えていただけますでしょうか。

回答No.2

>「電子が原子核のまわりを円運動すれば電磁波を放出してエネルギーを失う。」 これは間違いではないが、読み手のレベルにより誤解を生む可能性のある記述であることは確か。 「加速度運動をする荷電粒子」ついては電磁波を放出することが電磁気学とある程度の大学数学を習得するとわかります。 円運動する物質は中心方向に加速度を持つ(これは高校数学の数学IIIあたりで習うはず)ので、「円運動」は「加速度運動」になります。 納得しようとすると↓のような勉強をしないといけない。 http://www.astr.tohoku.ac.jp/~chinone/pdf/Larmor.pdf

tanx00097
質問者

お礼

ありがとうございます。等速円運動の場合は中心方向に加速度が発生することは 学習しており、その加速度は高校数学の微積の範囲で求められます。 つまりこういう理解でよろしいでしょうか? 高速の電子を磁場などで曲げるときに電磁波が発生する?ので ラザフォードの模型に矛盾が指摘された。 ただ、高校物理の範囲では電子が磁場などで曲げられるときに電磁波が 発生するような実験などを示しておりません。X線管で極板にぶつかる電子が 減速する際にX線が発生する、みたいな記述は参考書に若干ありますが…。 高速の電子が磁場などで曲がるときに電磁波が発生する?ということを 示す実験などを載せてくれれば理解できるのですが、そういう実験はあるのでしょうか?

  • aokii
  • ベストアンサー率23% (5210/22062)
回答No.1

ラザフォードの原子模型の破たん ラザフォードの原子模型の場合、原子核の周りを回転する電子は、電磁波を発生してエネルギーを放出し、やがては原子核に落ち込んでしまいます。 ボーアの条件が提唱される前の古典電磁気学の法則としての、「電子が原子核のまわりを円運動すれば電磁波を放出してエネルギーを失う。」は間違いです。 現実には原子核の周囲を回る電子は電磁波も放射せず、原子核に落ち込むことなく運動を続けています。 電子が別の軌道に移るときは、エネルギー準位の差と同じエネルギーを与えられるか放出しなければならない。

tanx00097
質問者

お礼

すみません。ちょっとよくわからないのですが、次のことは何故そう言えるのでしょうか? >ラザフォードの原子模型の場合、原子核の周りを回転する電子は、電磁波を発生してエネルギーを放出し、やがては原子核に落ち込んでしまいます。

関連するQ&A

  • 電子が等速円運動すると電磁波が生じる?

    電子が等速円運動すると電磁波が生じる? 高校物理の「電子の粒子性・波動性」の分野を習いました。 電子が原子核の周りを普通に円運動するというモデルだと、 電子のエネルギーが電磁波として出て行ってしまうので、電子が原子核に落下することになるけど、 電子の運動が、波長の整数倍が軌道1周の長さである波動だと、上手く説明できる、とか。 (1)電子が円運動すると電磁波が生じるのは、  荷電粒子が加速運動すると磁場が変化し、それによって電場が生じ、それによって………  って感じになるからだと説明されましたが、  ふと、「電場と磁場」的な分野のところで習ったことを思い出し、疑問を抱きました。  円形電流によって生じる磁場って、確か一定でしたよね。(H=I/2r だったと思う)  原子核の周りを電子が円形に回るのなら、これと同じ状況だから、磁場は変化せず、電磁波は生じないと思うのですが……… (2)また、円形軌道モデルでは発生するはずの電磁波が、  波長の整数倍が軌道1周の長さの波動だと、何故発生しないのですか?  波動を描こうと回ってるわけですから、円形軌道モデルと変わらない気がします。

  • どうして電子が運動すると電磁波を出すのですか?

    何故電子は運動(円運動?)すると電磁波を放射してエネルギーを失うのですか?電磁波もエネルギーなので電磁波を出せばその分の電子の持つエネルギーが減るのは分かりますが、何故電子は運動すると電磁波を出すのかが分かりません。電子に負の仕事をしている物でもあるのでしょうか。本にもエネルギー準位が下がると電子は電磁波(光)を出すとしか書いてなくて、何によってエネルギーを奪われたのかが分かりません。電磁波を出したからその分のエネルギーを失ったのか、エネルギーを何かによって奪われたために摩擦熱のように奪われた分のエネルギーが電磁波という形に変わって外へ逃げたのか、どちらなのかも分かりません。ネットで調べても見つかりませんでした。 かなり初歩的な事ですみませんが、どなたか教えてもらえませんか。

  • 「等加速度運動」と「等加速度直線運動」の違いは?

    「等加速度運動」と「等加速度直線運動」の違いは?   「速度」はベクトル量、「速さ」はスカラー量だから、 「等速直線運動」=「等速度運動」であり、 「等速度直線運動」という表現は不適切(トートロジーだから)と高校物理で習いました。 ですが、「速度」同様にベクトル量である「加速度」について、 「一定の加速度で直線運動すること」=「等加速度直線運動」と書かれているサイトを多数目にしました。 私が思うに、これもやはり不適切で、「等加速度運動」という表現の方が適切だと思うのですが、どうでしょう? 「等加速度直線運動」と「等加速度運動」のどちらが適切なのでしょうか? また、速度での「速さ」みたいな、加速度の大きさを示すスカラー量の名称ってないんでしょうか?

  • 等速直線運動する電子は電磁波をつくるの?

    電子が加速度運動をすると 電磁波(シンクロトロン放射や制動放射など)を放出すると 講義で習いました。 しかし等速直線運動する電子も 電磁波を放出するのではないでしょうか? マクスウェル方程式(ファラデーの法則)は 電場(磁場)の時間変化は回転する磁場(電場)を つくり、この連鎖が電磁波として伝播するんですよね? 真空中を等速直線運動する電子は、 軌道の周辺に電場の変化をつくるのではないのでしょうか? 講義中は馬鹿にされそうで質問できなかったので よろしくお願いします。 参考になる書籍も教えていただければ幸いです。

  • ラザフォードの原子模型の矛盾の導出過程

    1:電子は絶えず円運動をすることから、電子の方向は常に変化 2:電子の方向の変化は、電子が加速度運動をしていることと同じ 3:電磁気学によれば、電子が加速度をもち運動するならば、電子は電磁波を放射する。 4:電子が電磁波を放射するため、電子のエネルギーは連続的に減少 5:電子のエネルギー減少により、電子の軌道半径も減少 6:電子は螺旋状に原子に接近し、やがて合体する これはラザフォードの原子模型と矛盾する。 と習いました。 しかし過程5の電子のエネルギー減少により、電子の軌道半径が減少する理由がわかりません。 私は電子の運動エネルギーについて考えました。 電子が軌道上から飛び出したり、原子核に吸い込まれたりしないために遠心力と静電力がつりあうことから導かれる式 mv^2/r=e^2/4πεr^2 を考え、 (電子の運動エネルギー)=mv^2/2=e^2/8πεr と導き、 電子のエネルギーの減少に伴い、軌道半径は大きくなると考えてしまいました。 間違ってるのはわかっていますが、そもそも 「電子が軌道上から飛び出したり、原子核に吸い込まれたりしないため」の条件を導入した時点で矛盾でしょうか? 理由を教えてください。お願いします。

  • 荷電粒子の運動量はどこへ

    電荷は+eのイオンが0Vの電位にあります。 質量はmとします。速度はvとします。 運動エネルギーは1/2mv^2=1.0eVとします。 0Vから1Vまで滑らかな電位勾配を上っていきます。 減速による光の放出は考えません。 電子は減速し1Vの電位のところで運動エネルギーは0eVです。 その代わりポテンシャルエネルギーは1.0eVです。 ここで質問です。運動量mvはどこへ行ったのでしょう。

  • 電子が加速運動をすると、なぜ電磁波を放射するのでしょうか?

    電子が加速運動をすると、なぜ電磁波を放射するのでしょうか? また、放射された電磁波のエネルギーはなぜ電子の加速度の2乗に比例するのでしょうか。 Maxwell方程式から導出できるけれども、物理的なイメージが分かりません。 キンクモデル以外の方法でどなたか教えて下さい。

  • 等加速運動とエネルギー

    混乱してわからなくなったので教えてください。 宇宙空間に静止している宇宙船を考えます。 推進剤を燃焼させて一方向に単位時間当たり一定量・一定速度で放出させます。 (1)この場合宇宙船は一定の力を受けて「等加速度運動」をするのでしょうか? ただし、光速度よりはるかに小さい速度域で、かつ放出した物質の分の質量の減少は無視できるとします。 (2)「等加速度運動」である場合、2時間後の速度は、1時間後の速度の2倍になりますよね? 運動エネルギーは4倍になります。ですから点火から1時間後までに得た運動エネルギーを1とすると、1時間後から2時間後までに得た運動エネルギーは3になりますよね?  (3)消費する推進剤(のエネルギー)は時間当たりで一定という前提なのに、なぜ得られる運動エネルギーでは1になったり3になったりするのでしょうか? なにか勘違いをしていると思いますが、自分ではわかりません。

  • 電磁波について

      真空とは電子を含め如何なる物質も存在しない空間とします。 この真空中にただ1個の電子だけが存在したとします。 この電子が1回転の円運動をしたとき、この電子の円運動によって電磁波が発生し、この電磁波は真空中を光速で無限遠点まで伝わると考えてよいでしょうか。  

  • 等速度運動と等速直線運動の違いについて

    等速度運動と等速直線運動は同じ意味だと習いましたが、厳密にいえば異なると思います。 まず、等速度運動について考察していきます。 等速度運動とは、速度が一定の運動のことだと思います。 速度はベクトル量なので、速度が一定とは、速さと運動の向きが一定ということでしょう。 つまり、等速度運動とは、速さが一定かつ運動の向きが一定の運動ということになるでしょう。 次に、等速直線運動について考察していきます。 等速直線運動とは、速さが一定である直線上の運動のことだと思います。 直線上の運動は、方向が一定の運動と言い換えられることができるでしょう。 つまり、等速直線運動とは、速さが一定かつ運動の方向が一定の運動ということになるでしょう。 さて、改めて等速度運動と等速直線運動とを比較してみることとします。 等速度運動は向きが一定の運動ですが、 等速直線運動は方向が一定の運動です。 「向き」という概念と、「方向」という概念は、数学や物理学においては異なる概念であるはずです。 例をあげるのならば、東西は方向ですが、東や西は向きです。東西方向、東向き、西向きは正しい言い回しで、東西向き、東方向、西方向という言い回しは間違っています。 ということは、方向が一定であっても向きは2つ考えられるので一定でないはずです。 つまり、等速直線運動は厳密にいえば速さが一定の往復運動などの場合も考えられるのではないでしょうか? このように考えていくと、等速度運動と等速直線運動を同じ意味で用いるのは間違っているように思えてなりません。皆さんはどのように思われますか? (通じればいいという方ももちろんいらっしゃるでしょうが、個人的にはあまり共感できません) ※「速さを一定に保って向きを反対側に変えるためには、無限小の時間に無限大のエネルギーを要するので、現実的にはありえない。だから等速直線運動であっているんだ!」といわれる方もいるかもしれませんが、そう言ってしまうと、現実の世界には完全な直線運動は存在しないので直線運動は考えられない!と言っているのと同じであると思うので、やはり等速度運動と等速直線運動は異なる運動を示している考えるのが妥当であると思います。 ※等速円運動も、右に一回転、左に一回転を交互に繰り返し、速さが一定の運動などの運動も考えられるはずなので、私たちが普段、等速円運動と呼んでいる運動は、上記のように考えると、厳密にいえば等角速度運動と呼ぶべきなのではと思います。