贈与者が贈与税申告前に亡くなってしまった場合は？

質問

祖父が8月に孫に300万円を贈与したとします。孫は来年の２月１日～３月１５日に贈与税の申告をして、納税しなければなりませんが、もし、祖父が１１月に急死してしまった場合は、どうなるのでしょうか？通常通り、申告して贈与税を納めれば良いのでしょうか？

回答No.2

minosennin · ベストアンサー

その300万円が「教育資金の一括贈与」なら贈与税も相続税もかかりません。(ただし、孫が30歳になった時点で使い残しがある場合は贈与税が課税されます。)

その300万円が教育資金ではない場合は、孫が祖父の相続により財産を取得しているかどうかにより、取扱いが次の2つのケースに分かれます。

１．孫が、祖父から相続又は遺贈により財産を取得していない場合は、通常通り翌年3月15日までに贈与税を申告・納付しなければなりません。

先のご回答にある
http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4307.htm
「4　上記1及び2以外の者が相続又は遺贈により財産を取得しなかった場合
(1)　贈与税の取扱い
　贈与により取得した財産の価額は贈与税（暦年課税）の課税価格に算入され、基礎控除の額を超えるときは申告が必要です。
(2)　相続税の取扱い
　相続税の課税対象となりません。」
にあるとおり、贈与税が課税され、相続税の課税対象にはなりません。

２．孫が、代襲相続人であったり、遺言により財産を取得している場合は、その300万円は相続税の課税対象となります。
上記サイトの
「3　上記1及び2以外の者が相続又は遺贈により財産を取得した場合
(1)　贈与税の取扱い
　贈与税の申告は不要です。
(2)　相続税の取扱い
　贈与を受けた財産の価額を相続税の課税価格に加算して相続税額を計算します。」
にあるとおり、贈与税は課税されず、相続税の課税対象となります。

回答No.1

zeirishiken

ご質問のケースでは、贈与税を申告する必要はありません。
贈与により受取った分を相続により受取ったものとして相続税の計算をします。

なお、相続時精算課税の場合も同様です。

http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4307.htm