• ベストアンサー

和歌の意味を教えてください

うつしゑの/姿ミるたに/むくつけき/おくえそ人に/なれし/君かな 佐々木弘綱 北海道の名付け親・松浦武四郎の『十勝日誌』に挿入されている和歌です。 武四郎が、アイヌの人々が開いてくれた歓迎の宴に招かれた際の図に添えられています。 「おくえそ」の「えそ」は蝦夷地(いまの北海道)なので、 アイヌ人を指しているのはわかるのですが、 全体的にどういった意味なのかがわかりません。 「まるで君もアイヌ人だなぁ」とかそんな意味かしら?と思ったのですが・・・ お詳しい方、すみませんがよろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • carrotcake
  • ベストアンサー率36% (660/1784)
回答No.1

「うつしゑ」は歓迎の宴の図ですね。 「姿ミるたに」は「姿見るだに」の意味で、「だに」は軽い事項をあげてより重い事項を類推させる副詞です。 「むくつけき」は野暮ったいとか無骨という意味ですね。 「なりし」ではなくて「なれし」なので、ここは「慣れし」ではないかと思います。 歓迎の宴の図の姿を見ただけでも野暮ったい奥蝦夷人に慣れた君であることよ という感じでしょうか。 作者の目には絵図を通して野暮ったいとか無骨だと感じられる奥蝦夷人の風情にもすっかり慣れてなじんだであろう武四郎のことを詠んでいます。 武四郎が蝦夷で過ごしたであろう長い時間を、そのように表現しているのです。 専門家ではありませんが、短歌は好きなのでちょっと解釈してみました。 あとお詳しい方のご意見もご参考になさってください。

sabure1223
質問者

お礼

carrotcake様 早速のご回答ありがとうございます。 わかりやすく、かつご丁寧にご説明頂き感謝の気持ちでいっぱいです。 学生時代にもっと勉強すればよかったなぁと思うばかりです。 「なれし」は慣れた、だったのですね。 どうもありがとうございました。 参考にさせて頂きます。

関連するQ&A

  • 大物主命とアイヌと・・・

    今日、新千歳空港でアイヌの工芸品を買い求めました。この機会に今までずうっと胸に引っかかっていた疑問について質問させてください。 大和(ヤマト)朝廷の原型はヤマタイ国でそれは今の大和地方の三輪山のふもと、桜井辺りだったと考えられています。元々は宮崎の高天原に流れ着いた朝鮮民族だったのでしょう。つまり、縄文時代の人々は大陸から来た弥生土器を作った人々により徐々に征服されし隷属するか土地を追われたということでしょう。ヤマタイの頃には旧支配階級の大物主命(大国主命)は出雲にあって殺されるのですが、一族の残党は日本海を北上して逃げ延び、秋田や青森、北海道で生き延びたのではないでしょうか。そうすると、平泉の頃の安倍氏や清原氏、あるいは安藤氏と出雲の末裔との関係についてどう考えますか?そして・・・縄文人と蝦夷(えみし)、そしてアイヌとは深く関わっているように思うのですがどうでしょうか?もっと言えば。縄文人の末裔として色濃く特徴を残しているのは北の最果てアイヌ民族と南の最果て沖縄民族であり、したがって両者は人種としてかなり共通点を持つのではないかと思うのですがどうでしょうか?もちろん、鎌倉時代以降のさまざまな混血要因を棚上げにして考えた場合です。

  • こんな意味の和歌を教えてください!

    この前学校でちらっと教えて貰った歌で、 結構気に入ったんですが、意味は覚えているんですけど、歌自体をはっきり覚えていないんです。。。 意味は「今年初めて咲いた桜、散ると言うことを習わないでほしい」っていうような歌だったと思います。 記憶では「習わないでほしい」の「ほしい」っていう ところは終助詞「なむ」で希望の意味、と習った気がします。「今年より・・・」みたいなかんじだったハズ!おそらく古今和歌集らへんの歌だと思います。 その歌と、もっとはっきりした歌釈を 教えてほしいです!よろしくお願いします!

  • 和歌の意味

    すみませんが「うれしきも つらきもことに わかれぬは ひとにしたがふ こころなりけり」の歌の現代語訳・意味を大至急教えて下さい!出典は「続後撰集」巻10釈教・選子内親王です。「こと」はおそらく「殊」ではないかと思います。

  • 和歌の意味を教えてください。

    「松たてる 園部にむかう 達磨どの…」 これは、江戸時代に作られたある和歌の上の句の五七五なのですが、この部分だけでくみ取れる特別な意味内容があると思うのですが分かりません。どのようなことが考えられるでしょうか。よろしくご教示の程お願いいたします。

  • 和歌の意味を教えてください

    武道に大東流合気柔術という一派があります。 武田惣角氏が開祖です。江戸時代の武田氏の先生(保科近悳;ほしなちかのり)が読んだ歌があります。 「知るや人 川の流れを打てばとて 水に跡あるものならなくに」 技の極意を読んだものと思われますが、解説をよろしくお願いいたします。

  • この和歌の意味教えて

    次の2つの和歌の詠み人と意味を教えてください。 1、おみなえし、秋の野風に うちなびき 心ひとつを たれによすらむ 2、二人ゆけど 行き過ぎがたき 秋山を いかにかきみがひとりこゆらむ

  • この和歌の意味を

    源兼氏朝臣の「老いぬればしのぶべしともしらざりし わがいにしえぞ さらにこいしき」 「しのぶべしともしらざりし」の解釈をお願いいたします。 ついでにもう一つ。「いにしえのみちをきいてもとなえても わがおこないにせずばかいなし」?? この作者は誰でしたかね?

  • 和歌の意味を教えてください

    『消えし世の跡問ふ松の末かけて、名のみ千歳の秋の月影』 阿古耶の松に関連する歌です。 よろしくお願いします。

  • この和歌の意味を教えてください

    頓阿の 「疾(と)く立たじ里の篁(たかむら)雪白し消ゆらむ方の閉ざしたたくと」 という和歌を訳してみたのですが、 回文なので難しく、なかなか意味の通るように訳せません。 出来るだけ詳しく教えていただけませんか?

  • 和歌でしょうか?意味がわかりません。

    「むらぎもの心おもいっきりなげん」 「けふここに ゆあみをすれば むらぎもの こころのあかも のこらざりけり」 この言葉の意味をお教えください。 また、和歌?の作者も出来れば知りたいです。