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日本芸術の精神・思想が分かる本を教えてください。

宮本武蔵の『枯木鳴鵙図』から強烈な印象を受けました。 何もない白い空間を一筋の剣が切り裂いているように見えました。本当に空白が多い絵の中に、切れ味の鋭い一本の木が鮮烈に立っている。 私は美術に関しては、素人なんでなんと表現していいのか分かりませんが、水墨画って空白とか、空間の捉え方が好きです。西洋美術は隅から隅まで緻密に書き込まなければならないみたいなイメージはありますが、水墨画はなにもない、足りないことが前提で、そこから重要なファクターのみを書き込んでいくという印象があります。 必要以上のものを削り、最小限のみ残すというのは、何か俳句や、わびとかさびといったもの(正確には知りませんが)にも通じていると思います。そこで、日本美術や芸術の観点から、日本人の精神や思想を読み解くような本を読みたいと思いました。何かおすすめの本はありませんか? 1つの分野においての解説ではなく、幅広い物から日本の精神を読み解いていくような本が読みたいです。

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noname#257427
noname#257427
回答No.1

橋本治の「ひらがな日本美術史」全7巻はいかがでしょう? 古代から現代までの日本美術を通して流れる、 日本人的なもの 日本的とはどういうことか?という視点がとても面白く 単なる美術の見方、解説とは一線を画す本だと思います。 全部読まなくても、宮本武蔵や水墨画に興味がおありのようなので、 3巻だけでも楽しいかもしれません。

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