源氏物語の翻訳について

このQ&Aのポイント
  • 源氏物語の翻訳について A.Waleyの『 TALE OF GENJI 』(帚木 The Broom-Tree)からのわからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。
  • 質問文章1の要約文:「女性の美徳の一番は、どんなに彼女の分担にふりかかる不正でも、優しさと寛容で受けることです。しかし、その考えを待っていた源氏は寝てしまい、頭中将はがっかりしました。」
  • 質問文章2の要約文:「馬頭が羽を整えて立ち、頭中将は彼の意見を聞く気になりました。女性は職人の仕事のようであると馬頭が言いました。」
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源氏物語の翻訳について

いつもお世話になっています。 A.Waleyの『 TALE OF GENJI 』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『 ”But when all is said and done, there can be no greater virtue in woman than this: that she should with gentleness and forbearance meet every wrong whatsoever that falls to her share. ” He thought as he said this of his own sister, Princess Aoi; but was disappointed and piqued to discover that Genji, whose comments he awaited, was fast asleep. 』 ●「しかしすべてが言われ、なされる時、これより立派な美徳は女性の中にありません。それがどんなに彼女の分担にふりかかるとしても、きっと彼女は優しさと寛容と共にあらゆる不正を受けるでしょう」彼(頭中将)は彼(馬頭)がこれを彼(頭中将)自身の妹、葵上について言ったように思いました。しかし彼(頭中将)は、彼(源氏)の論評を待ったのですが、彼がぐっすりと眠ったのに気づいてがっかりして憤慨しました。・・・・・? there can be no greater ~・・・「can」がうまく訳せませんでした。 ~in woman than this・・・「this」は次の「that以下」ですか?? she should with gentleness~・・・ここの「should」は(期待・可能性)の意味の「きっと・・・だろう」「・・・のはずである」ですか? meet every wrong~・・・・「meet」は(同情・敵意・災難などを)「受ける」の意味ですか? whatsoever that falls to her share~・・・・・「falls to」は「~にふりかかる」? whatsoever・・・代名詞ですか? her share・・・「share」の意味をとるのが難しいです。「分担」? as he said this of his own sister・・・・「this」は「she should with gentleness~that falls to her share.」ですか? あらゆる不正を優しさと寛容で受け止める女性というのが、女性の美徳の一番である、という趣意ですか? また、この女性は葵上のことである、と頭中将は感じた、ということですか? 2) 『 Uma no Kami was an expert in such discussions and now stood preening his feathers. To no Chujo was disposed to hear what more he had to say and was now at pains to humor and encourage him. ”It is with women” said Uma no Kami, ”as it is with the works of craftsmen. 』 ●馬頭はそのような議論の専門家でした。そして今彼の羽を整羽して立ちました。頭中将は、ややもすればもっと彼が言う必要があることを聞きたい気がしました。そして今、彼を満足させ、勇気づけようと骨を折りました。 「女性に関して」と馬頭は言いました。「それは技芸家(職人)の仕事に関してのようです」・・・・・? now stood preening his feathers・・・意訳するとどういう感じなのでしょうか?服装をきちんと整えて、というニュアンスでしょうか? It is with women・・・Itは仮主語のItですか? It is with women as it is with the works of craftsmen. ・・・・「with women」と「with the works of craftsmen」を同格で並べて言っている内容に思えますが、うまく訳せませんでした。 「with」・・・・関して? 女性は職人の仕事のようだ、という意味ですか? ここでは葵上が女性の美徳を兼ね備えているように書かれていますが、源氏とはうまくいっていませんね。 よろしくお願い致します。

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回答No.1

今晩は。梅の木にメジロが押し寄せるようになりました。 いつも大変丁寧なお礼をありがとうございます。 1)『 ”But when all is said and done, there can be no greater virtue in woman than this: that she should with gentleness and forbearance meet every wrong whatsoever that falls to her share. ” He thought as he said this of his own sister, Princess Aoi; but was disappointed and piqued to discover that Genji, whose comments he awaited, was fast asleep. 』 ●文法、語法ともに大変難しいものを含んでいます。 when all is said and done:イディオムで「結局のところ、つまるところ」 with gentleness and forbearance:with は、「~とともに」ではなく、手段を表す「~で、~を以て」です。 He thought as he said this of:think of に、as he said this「彼がこれを言った時」が挿入されている形です。 >there can be no greater ~・・・「can」がうまく訳せませんでした。 ●相変わらずの丸暗記ですが、can は、1)できる、2)~であり得る、cannot は、1)できない、2)~であり得ない、~のはずがない、の訳語を覚えておくと役に立つかもしれません。いつもではないですが、 be動詞を伴いますと、どちらも、2)の意味になる確率が高いです。  ここは no があり否定文なので、「あり得ない」でいいと思います。 >~in woman than this・・・「this」は次の「that以下」ですか?? ●その通りです。したがって this は「これ」と訳すより、「次のこと」と訳したりします。 >she should with gentleness~・・・ここの「should」は(期待・可能性)の意味の「きっと・・・だろう」「・・・のはずである」ですか? ●もっとも難しい should の用法で、「仮定法の代用」という範疇に入れられるものです。should を抜かして、that she with gentleness and forbearance meets every wrong whatsoever that falls to her share. と直説法で言い切ってしまいますと、そういう人がいるということが事実として確定してしまいます。しかしここは、そういう女性がいたら、それが最高の女性だ、という想念の世界の話ですので、どうしても仮定法的なshouldが必要になるのです。 >meet every wrong~・・・・「meet」は(同情・敵意・災難などを)「受ける」の意味ですか? ●「直面する」の意味ですから、「~に処す」という意訳がいいと思います。 >whatsoever that falls to her share~・・・・・「falls to」は「~にふりかかる」? ●その通りです。 >whatsoever・・・代名詞ですか? ● whatsoeverは、whatever の強意形で、代名詞と形容詞の2つの品詞として働きます。代名詞として働くときは後ろにSVを伴うなどして、節になりますので、ここは形容詞でwrong(名詞)に掛かっています。意味は of any kind(どんな種類のものであるにせよ、その)です。that falls to her shareも、every wrong に掛かります。 >her share・・・「share」の意味をとるのが難しいです。「分担」? ●おっしゃる通り、「取り分、分担」では分かりにくい場合がよくあります。特に不幸や災厄という文脈では難しいです。この世に生きている限り、誰しも不幸・災厄がゼロというわけにはいきません。当然ある程度の不幸・災厄を覚悟しなければなりません。その分量を one’s share と表現するわけです。  ということで、that she should with gentleness and forbearance meet every wrong whatsoever that falls to her share の訳は、「もし女性が、我が身に降り掛かってくるいかなる不幸にも、1つ1つ、優しさと忍耐を以て処すことができるようであれば、(それ以上に素晴らしいことはございますまい)」となります。 >as he said this of his own sister・・・・「this」は「she should with gentleness~that falls to her share.」ですか? ●そうですね。そこも含めた、”But when … that falls to her share. ”全体でしょう。 >あらゆる不正を優しさと寛容で受け止める女性というのが、女性の美徳の一番である、という趣意ですか? また、この女性は葵上のことである、と頭中将は感じた、ということですか? ●その通りだと思います。 2)『 Uma no Kami was an expert in such discussions and now stood preening his feathers. To no Chujo was disposed to hear what more he had to say and was now at pains to humor and encourage him. ”It is with women” said Uma no Kami, ”as it is with the works of craftsmen. 』 >馬頭はそのような議論の専門家でした。そして今彼の羽を整羽して立ちました。頭中将は、ややもすればもっと彼が言う必要があることを聞きたい気がしました。そして今、彼を満足させ、勇気づけようと骨を折りました。 「女性に関して」と馬頭は言いました。「それは技芸家(職人)の仕事に関してのようです」・・・・・? ●what more he had to say:what one has to say は、「言わなければならないこと」ではなく、「言うために持っていること」→「言いたいこと」です。 humor:「機嫌を取る」です。 >now stood preening his feathers・・・意訳するとどういう感じなのでしょうか?服装をきちんと整えて、というニュアンスでしょうか? ●得意になって話してきて、いよいよ油がのろうとしているイメージだと思います。落語家が羽織を脱ぐような感じ? >It is with women・・・Itは仮主語のItですか? >It is with women as it is with the works of craftsmen. ・・・・「with women」と「with the works of craftsmen」を同格で並べて言っている内容に思えますが、うまく訳せませんでした。 ● it は状況のit とらえるといいと思います。「事情は女性に関して、事情が職人の作品に関してあるのと同様です」→「女性についての事情は、職人の作品についての事情と同じことです」 女性論を、技芸に喩えながら行おうとしているのです。 >「with」・・・・関して? ●その通りです。 >女性は職人の仕事のようだ、という意味ですか? ● その通りです。 >ここでは葵上が女性の美徳を兼ね備えているように書かれていますが、源氏とはうまくいっていませんね。 ●ということはつまり、女性論という一般論は、必ずどこかで破綻するということですね。うまくいくかうまくいかないかは、個々のケースで千差万別で、それを定式化することはできない---紫式部はそれを十分意識しながら、左馬頭に語らせていると思います。 ************************* 《余談》瞬く間に何冊も読まれたようで、何度も驚かされます。  江口渙『わが文学半生記』では、芥川、谷崎、武林無想庵の3人が話していて、芥川と谷崎が自説を譲らず火花を散らすような場面があったかと思いますが、ああいうところに、下町人の「意地」を見るような思いがします。  ただし、谷崎は江戸っ子なるものの短所も父親に見て取っていたようで、あまり下町を理想化してもいけませんが...(谷崎が関東大震災を境として、関西に移住し、関西の女性と結婚したのは有名です。)  (自伝は、歴史や社会的なことも書き込んでありますので、面白いですね。菊池寛『半自叙伝』、正宗白鳥 『文壇的自叙伝』などもよく知られた自伝です。)  下町の美学に「粋」がありますが、歌舞伎や落語などにもその片鱗を窺うことができますね。(つづく)

sweetapplechoco
質問者

お礼

今晩は。梅の木にメジロだと絵になりますね。 いつも大変丁寧に回答をしてくださってありがとうございます。 1)は雰囲気はなんとなくつかめた感じがあったのですが、文法と語法をちゃんと 教えていただいて大変勉強になりました。 「when all is said and done」・・・なんとなく出だしに「when」がきているのが 不自然に思われたのですが、「結局のところ、つまるところ」というイディオムだったのですね。 「with gentleness and forbearance 」・・・「優しさと寛容で」ですね。 「He thought as he said this of his own sister」・・・「He thought of his own sister」と「as he said this 」に分かれているのですね。ここの「this 」と「of」のつながりについてあれこれ考えたのですが(this is of his own sister?など)、「thought of」とつながっているというのを教えていただいて、そうだったのかと思いました。 (「as he said this 」が挿入されているというのはとてもわかりませんでした) 「there can be no greater virtue in woman than this」・・・「次のことより立派な美徳は女性の中にあり得ません」? 「she should with gentleness and forbearance meet every wrong whatsoever that falls to her share.」・・・・ここの「should」は、「仮定法の代用」という範疇に入ることがわかりました。 「It can be tested by anyone who should choose to try.」という文が辞書(PROGRESSIVE)にありますが、これと同じ用法でしょうか?(お望みの方はどなたでもお試しになれます)「should」を省くと望む人が確実にいることになってしまう? 「whatsoever」は「wrong」にかかる形容詞なんですね。「that falls to her share」も「every wrong 」にかかってくるのですね。難しいところですね。「whatsoever」の捉え方が違っていたので正しく訳せませんでした。 「her share」(one's share)・・・これは「誰しもが被る不幸・災厄の分量」のことを表しているのですね。 言葉に置き換えるとうまく表現できないところでもありますね。 正しい訳を教えていただいてありがとうございました。 2)「what more he had to say」・・・「had」は動詞の「持つ」(過去形)、ですね。(have to do~で訳してしまいました) 「humor」は「機嫌を取る」の意味ですね。 「now stood preening his feathers」・・・ここはどういうことなのか全くわかりませんでした。 stoodが入っていたのでもう立ち去る用意をしているのかな?と思いましたがこれからますます話し込もうとしている様子だったのですね。 「It is with women as it is with the works of craftsmen.」・・・ 「It」は何かを指しているのではない思ったのですが、「状況のIt」だったのですね。 一般論では収めきれないということでしょうか。相手の人の度量や相性もありますね。 この場面で源氏が都合よく(?)寝てしまっていたというところがちょっとおもしろいところでした。 ********************************* 江口渙『わが文学半生記』の中で芥川、谷崎、武林無想庵の3人が源氏物語、枕草子、伊勢物語、竹取物語~ 古今集、新古今集などなど錚錚たる古典について談論した場面ですね。 (みんなそのすべてにおいて談論ができるほど読み込んでいるのだなと思いました) 『谷崎において眼立ったことは、談論におけるその気魄のはげしさだった』とありますね。 芥川もはげしく渡りあったようですが、二人とも「下町人」ですね。 谷崎は『細雪』=関西のイメージが強い作家でした。 谷崎は歌舞伎にも精通していたようですね。 落語もからっとした「粋」があるのが楽しいですね。(あまり詳しくないですが) *********************************** 前回紹介してくださった 『瘋癲老人日記』、『鍵』、『グリーブ家のバーバラの話』を 読みました。 『瘋癲老人日記』はあそこまで極めると滑稽さを感じてしまいました。 (実際義父がああだったらとても困ると思うのですが。。。笑) 『鍵』は「ミステリー」ですね。 両作品ともとても際どい内容でしたがテンポよく読めてしまうのは ユーモアが感じられた所為でしょうか。面白かったです。 『グリーブ家のバーバラの話』はバーバラが彫刻をエドモンドと思って 生涯を送っていくのかな(愛を極める)と思ったのですが アプランドタワース卿の策略に取り込まれてしまいましたね。 谷崎の『春琴抄』は女性の方の姿を変えてしまう話に置き換えて、 「永遠の愛」を描いているのだなと思いました。 菊池寛の『半自叙伝』、正宗白鳥の 『文壇的自叙伝』も読んでみますね。 (金曜日にまた投稿します)

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    いつもお世話になっています。。 A.Waleyの源氏物語英訳(桐壺)を読んでいます。 わからないところを教えていただいて 少しずつ読んでいかれればと思っています。 英語の勉強もしたいと思っています。 続きをよろしくお願い致します。 1) With one accord I they agreed that he had acted with great prudence and the Emperor determined not to set the child adrift upon the world as a prince without royal standing or influence upon the mother's side.For he thought ”My own power is very insecure.I had best set him to watch on my behalf over the great Officers of State.” ●一斉に彼らは帝が非常に慎重に行動していたことに同意し、そして帝は途方に暮れて、国王の地位もしくは母親の側の影響なしに若宮を王子として置かないように決めた。というのは彼が、「私自身の力はとても不安定だ。私は国の偉大な役人たちに代わって見るために彼を最もよく置いた。」と考えたからだ・・・・・・? With one accord・・・・一斉に? I theyと主語が続いているのがわかりません。(Iは誰のことですか?) adrift upon the world・・・・・途方に暮れて? royal standing・・・・国王の地位? For he thought・・・・というのは彼が~と考えたからだ? I had best set him・・・・・彼を一番ベストな地位に置いた、ということでしょうか? watch on my behalf over the great Officers of State・・・・on my behalf ofのイディオムはありますがoverになるとどうなるのでしょうか?  2) Thinking that he had thus agreeably settled the child's future,he set seriously to work upon his education,and saw to it that he should be made perfect in every branch of art and knowledge. ●彼はこのように若宮の未来を快く決めたことを思いながら、彼は彼の教育に真面目に働きかけることを置き、そして彼が芸術と知識のすべての部門で完璧を作られるはずであろうということを見た。 Thinking・・・・・思いながら? he set seriously to work upon his education・・・・・ここの訳がよくわかりません。set to workで仕事を始める? work uponで・・・に働きかける? saw to it・・・・toが入るのはなぜですか? he should be made・・・・・受動態になっているのはなぜですか?若宮が周りの人から作られるという意味が入っているのでしょうか? should・・・・・・はずであろう? 3) He showed such aptitude in all his studies that it seemed a pity he should remain a commoner and as it had been decided that it would arouse suspicion if he were made a prince,the Emperor consulted with certain doctors wise in the lore of the planets and phases of the moon. ●彼は才能をすべての彼の勉強の中にとても表したので彼が庶民にとどまっているべきことは残念に思われ、そしてもし彼が王子に作られていたなら、それは不審を買うだろうということが決められていたので、帝は占星術と月の相の学問に賢い医者たちに相談した。・・・・? it seemed a pity he should remain a commoner・・・・・強調構文ですか? as it had been~のasは「ので」? *非の打ちどころがないような人の幸せに満ちた物語では人の心を惹きつけないという気がしました。* よろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.Waleyの『TALE OF GENJI 』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『 ”The Weaving-lady and the Herd boy,” said, To no Chujo, ”enjoy a love that is eternal. Had she but resembled the Divine Seamstress in this, you would not, I think, have minded her being a little less skilful with her needle. I wonder that with this rare creature in mind you pronounce the world to be so blank a place.” 』 ●「織姫と牽牛は」頭中将は言いました。「永遠である恋人を持っています。もし彼女がこれに対してただの神のお針子にすぎないようであったとしたら、あなた(馬頭)は、私(頭中将)は思います、彼女の針仕事に関して、彼女が少しより少なく上手であることをいやに思わなかったであろう、ということを。私は心の中にこの稀な創造物を持って、あなたが世間はとても空虚な場所であるということを宣言するのを不思議に思います。」・・・・・? in this・・・・・「this」は 「a love that is eternal」ですか? a little less skilful・・・・ここがうまく言葉にできませんでした。 「Had she but resembled the Divine Seamstress in this, you would not have minded her being a little less skilful with her needle.」 ここの全体的な意味がよくわかりません。神のお針子にすぎないようであったら、いやに思わなかった??条件節の「神のお針子」が帰結節にどういう意味でつながっているのかわかりません。(お針子では気に留めることはない、という意味合いでしょうか?) I wonder that with this rare creature in mind~・・・・ここは馬頭の心に類い稀な彼女がいるなら世間は空虚な場所ではないでしょう?と頭中将が言いたかったのでしょうか? 2) 『 ”Listen,”replied Uma no Kami. ”About the same time there was another lady whom I used to visit. She was of higher birth than the first; her skill in poetry, cursive writing, and lute-playing, her readiness of hand and tongue were all marked enough to show that she was not a woman of trivial nature; and this indeed was allowed by those who knew her.』 ●「聞いてください」と馬頭が答えました。「ほぼ同じ頃、私が以前よく訪れていたもう一人の女性がいました。彼女は最初の女性より高い生まれの女性でした。彼女の詩歌の技術、草書、そして琴を演奏すること、彼女の技量と話の用意のできていることは、すべて彼女が些細な人ではなかったということを示すのに十分に特色づけられていました。そしてこれは実に彼女を知っていたそれらの人たちによって認められました。・・・? tongue・・・・話? this indeed was・・・「this」はher skill in poetry, cursive writi~woman of trivial natureですか? allow・・・認める?「allow」と「admit」との違いは何かありますか? この時代の人も「織姫と牽牛」のことを話していたのだな、と親近感が湧きました。 よろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.Waleyの『TALE OF GENJI』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『He was dressed in a suit of soft white silk, with a rough cloak carelessly slung over his shoulders, with belt and fastenings untied. In the light of the lamp against which he was leaning he looked so lovely that one might have wished he were a girl; 』 ●彼は柔らかい白い絹のお召物で、粗い覆い隠すもの(cloak)をぞんざいに彼の肩にひっかけて、帯と留め具と一緒に身支度を整えさせられていました。彼がもたれている燈火の光の中で、彼はとても愛らしく見えたので、人は彼は女の子であればいいのにと思ったかもしれません・・・・・・? In the light of the lamp against which he was leaning・・・・ここは「In the light of the lamp which he was leaning against」ですか? lean against~・・・「~にもたれる」?「もたれている燈火」というのが訳してみてよくわかりませんでした。 2) 『and they thought that even Uma no Kami's ”perfect woman,” whom he had placed in category of her own, would not be worthy of such a prince as Genji. The conversation went on. Many persons and things were discussed. Uma no Kami contended that perfection is equally difficult to find in other spheres. 』 ●そして彼らは馬頭がその1人だけのカテゴリーに置いていた「完璧な女性」さえ、源氏のような皇子にはふさわしくないだろうと思いました。会話は続きました。たくさんの人たちと物たちが議論されました。馬頭は、完璧は他の領域の中に見出すことが等しく難しいということを論争しました。・・・? 完璧な女性さえ源氏にはふさわしくない、と表現しているのがすごいと思いますが、そんな源氏が思いを寄せているのは藤壷なので、藤壷が矢張り究極にすばらしいのかなと思いました。 perfection is equally difficult to find in other spheres.・・・・「other spheres」(他の領域)は具体的にどんな領域のことでしょうか? 3) 『The sovereign is hard put to it to choose his ministers. But he at least has an easier task than the husband, for he does not entrust the affairs of his kingdom to one, two or three persons alone, but sets up a whole system of superiors and subordinates.』 ●君主は彼の大臣たちを選ぶのに完璧を置くのが困難です。しかし彼は少なくとも夫より易しい務めを持っています。というのは彼は、彼の王国の仕事を一人、二人、三人の人たちだけに任せるのではなく、優れた人と劣った人のすべての制度を設立するからです。・・・・・・・? The sovereign is hard put to it to choose his ministers・・・「it」は「perfection」ですか? The sovereign is hard put to it ・・・「put to 」の訳を「置く」にしましたが、よくわかりませんでした。 for he does not entrust the affairs ~・・・・ここの文は「notAbutB」の構文ですか? 夫を引き合いに出してきていますが、夫の務めというのはとても大変だということでしょうか? よろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.WaleyのTALE OF GENJI(KIRITSUBO)から わからないところを教えていただければと思います。 1) 『 Duly crowned, Genji went to his chamber and changing into man's dress went down into the courtyard and performed the Dance of Homage, which he did with such grace that tears stood in every eye. And now the Emperor, whose grief had of late grown somewhat less insistent, was again overwhelmed by memories of the past. 』 ●正式に冠をいただかされ、源氏は彼の部屋に行き、そして成人の男性の服に着替えて中庭に降りた。そしてすべての目に涙がたまるそんな優雅さをもって行なったDance of Homage(尊敬の踊り?)を演じた。そして今帝は、彼の深い悲しみは近頃はいくらかより小さい固執に次第になっていたが、再び過去の思い出によって圧倒された。・・・・・・? Duly crowned・・・・・出だしがこのように始まっているのは何か意味があるのでしょうか?crowned・・・・受動態ですか? which he did with such・・・・ここのwithは(様態)のwithで、「・・・・をもって」、「・・・を示して」、ですか? the Dance of Homage, which he did with ~・・・whichの前のカンマで区切られているので、ここは「~を演じた。」 「彼は・・・・優雅さをもって行なった。」と切る方がいいのでしょうか? And・・・・・そして? 2) 『 It had been feared that his delicate features would show to less advantage when he had put aside his childish dress; but on the contrary he looked handsomer than ever. 』 ●彼が子供の服をしまいこんでしまった時、彼の繊細な顔つきがより少ない利点を示すだろうということが危ぶまれていた。しかしこれとは反対に、彼は以前よりもより立派に見えた。・・・・・・? It had been feared that his delicate features would show to less advantage・・・・・ここの訳が変な感じです。 より少ない利点=より大きな欠点の意味でしょうか? It had been feared that his delicate features~・・・仮主語構文ですか? 源氏のDance of Homageを見てみたい気がします。 よろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.Waleyの『 TALE OF GENJI 』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『 ”At once this man (whom I now knew to be that other lover whose existence I had guessed) went and sat unconcernedly on the bamboo skirting of the portico and began to gaze at the moon. The chrysanthemums were just in full bloom, the bright fallen leaves were tumbling and tussling in the wind. 』 ●ただちに(私(馬頭)が(それまでに)その存在を推測していたその他の恋人である、ということを今やわかっていた)この男は行って、そして柱廊式玄簡の竹の幅木の上に何食わぬ顔で座り、そして月をじっと見つめ始めました。菊の花はちょうど満開で、鮮やかな落ち葉は風の中に舞い落ちているところでした。・・・・? this man whom I now knew to be that other lover whose existence I had guessed・・・うまく訳せませんでした。「that other lover」は「その他の恋人」ですか? the bright fallen leaves were 【tumbling and tussling 】 in the wind・・・・・葉っぱに対する動詞の訳で適当なのがなかったので風の中ということで「舞い落ちている」としました。 2) 『 It was indeed a scene of wonderful beauty that met our eyes. Presently he took a flute out of the folds of his dress and began to play upon it. Then putting the flute asaide, he began to murmur ’sweet is the shade’ (From the saibara ballad, The Will of Asuka) and other catches. Soon a pleasant-sounding native zithern began to tune up somewhere within the house and an ingenious accompaniment was fitted to his careless warblings. 』 ●それは私たちの目に出会った実にすばらしい美しさの景色でした。やがて彼は彼の服のひだから横笛を取りました。そしてそれを演奏し始めました。それからその横笛をわきに置きながら、彼は「陰もよし」(催馬楽民謡から、飛鳥の願い)と他の断片を小声で言い始めました。まもなく気持ちの良い響きのある固有の和琴はその家の中のどこかで演奏を始めました。そして巧妙な伴奏は彼の気取らない、声を震わせて歌うことに合わされました。・・・・・? ’sweet is the shade’(陰もよし)・・・・ここは「催馬楽 飛鳥」をインターネットで調べました。(「陰もよし」は「the shade is sweet」(倒置)ですか?) 【native】 zithern・・・・「native」の意味の取り方がよくわかりませんでした。「固有の」? 【within】 the house・・・わざわざ「within」を使っているのは理由があるのでしょうか?(「in」ではだめですか?) his 【careless】 warblings・・・・「careless」気取らない? 3) 『 Her zithern was tuned to the autumnmode, and she played with so much tenderness and feeling that though the music came from behind closed shutters it sounded quite modern and passionate, and well accorded with the soft beauty of the moonlight. 』 ●彼女の和琴は秋の音階に調和させられ、そして彼女はとてもたくさんの優しさと思いやりを持って演奏したので、音楽は閉じられた雨戸の後ろから生じましたが、それはすっかり現代的で情熱的な音を鳴らしました。そして申し分なく月の光の穏やかな美しさと調和していました。・・・・? 【well】accorded with~・・・「well」は「申し分なく」? 秋の風情に合う趣きのある一場面のように思います。 よろしくお願い致します。