• ベストアンサー

不協和音の定義

不協和音の定義について、 テンションコードは不協和音だという記述を目にしました。 しかしアドナインスなどのコードは聴いた感じ不協和音に感じられません。 具体的にどのような和音が不協和音なのでしょうか? アボイドノートが含まれなければ違うのでしょうか? また、少し違う話ですが、サスフォーやアドナインスなどのコードは基本三和音や基本四和音とは言わないだけで、それぞれ三和音、四和音とはいいますよね?

noname#180307
noname#180307
  • 音楽
  • 回答数4
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • pelorat
  • ベストアンサー率60% (32/53)
回答No.3

私も端折って説明したため、音階(第◯音)と音程(◯度)との使い分けで混乱させてしまったようです。 ■音階 ある音階の中の音を指定するときに、中心となる音(和音の場合根音)からの隔たりを数えて第三音、第五音という風に表します。スケールによって根音と第◯音の音程は変わってきます。 ■音程 長三度、完全五度というのは音と音の隔たりを表していて、和音の中でも特定の音そのものを表すことは有りません。よって「和音の中に長六度を含む」という表現は「和音の中のいずれか二つの音の隔たりが長六度」ということであり、6の和音を示すという事ではありません。 これらのことを踏まえて、 メジャー・トライアドは、長音階の根音、第三音、第五音を含みます。この和音に含まれる音程(転回除く)は、  根音と第三音間 = 長三度(不完全協和音程)  第三音と第五音間 = 短三度(不完全協和音程)  根音と第五音間 = 完全五度(完全協和音程) 全てが協和音程ですので、協和音と呼べます。 実際のところ、四和音は必ず長短二度音程を含むため協和音にはなりません。またディミニッシュ/オーグメントトライアドも根音と第五音間が、それぞれ減五度・増五度となるため協和音程にはならず、協和音はメジャートライアドとマイナートライアドのみになります。

noname#180307
質問者

お礼

ありがとうございます。 ではおさらいすると、和音の構成音の音同士の隔たりで、完全1度・短3度・長3度・完全4度・完全5度・短6度・長6度・完全8度以外の隔たりがあった場合に不協和音であり、結果的に基本的にはメジャートライアドとマイナートライアドくらいしか協和音はないということでよろしいでしょうか? (C7・CM7・Cm7なども不協和音ということでしょうか?) また、同じメジャートライアドでも、ピアノなどのかなり高音部分で弾くと不協和音っぽく聞こえますが、それでも協和音なのでしょうか?

その他の回答 (3)

  • rabbit_cat
  • ベストアンサー率40% (829/2062)
回答No.4

#1の方も言っていますが、少なくとも現代的な意味では、協和音、不協和音というのは、たくさんある和音の分類の仕方のうちの1つというだけであって、心地よいとかハモッて聞こえるかどうか、とかいう話とは全く関係ありません。 #1の方の通り、 完全協和音  和音から任意の2音をとりだしたとき、その音程が、ユニゾン(1度)、4度、5度、8度(オクターブ)のみのもの 不完全協和音  和音から任意の2音をとりだしたとき、その音程が、完全協和音の音程 + 長短3度 + 長短6度 のみのもの というのがその定義です。 これに当てはまる和音を協和音、当てはまらない和音を不協和音、と便宜上、分けることにしたというだけです。 もちろん、歴史的には、心地よく響く・響かないという分類から来ていました。 それが、意味をなさなくなってしまった(不協和音でも心地よいという感覚ができてきた)、最大の転機は、ルネサンス時代に、それまで「悪魔の音程」と呼ばれて不協和音(というか不協和な音程)の中でも最も忌み嫌われていた三全音(全音3つ分の音程)を、積極的に使いだしたことでしょう。 それが、つまり、セブンス(属七)の和音です。メジャーセブンスの3度と7度の音の間は三全音になっています。 で、セブンスの和音(というか、つまり三全音の関係にある、2音)は、単独では不安定なんで、両側から半音ずつ狭まって長三度に解決する or 両側に半音ずつ広がって短6度に解決する、のどちらかになります。 例えば、C7で三全音の関係にある音はミとシ♭ですが、両側から半音狭まるとファとラになってFメジャーに解決しますし、両側に半音広がるとレ♯とシになってBメジャーに解決します(こちらはいわゆる裏コードというやつです) というわけで、ルネサンス時代に、不協和音の中でも最も不協和である属七の和音を一瞬使うと(一瞬、不安定な感じを与えて聞き手を緊張させると)、その直後の協和音の解決感がより強調されて、単純に協和音だけしか使わない曲よりも、全体として、聞き手により強い印象を残せる、ということが分かりました。 その後、バロック時代になると、属七→解決というパターンだけではなくて、いろいろな不協和音を使って、不協和音→協和音→不協和音→協和音→ といった感じで交互に使うという手法が出てきます。(バッハなんかもよくやっています) さらに進んで、古典派の時代になると、もはや、協和音・不協和音は、単なる和音の分類の一種くらいの意味しかなくなってしまいます。(この時代には、既に、現在のいわゆるジャズで使われるテンションコードみたいなものは全て開発され尽くされています)

  • pelorat
  • ベストアンサー率60% (32/53)
回答No.2

>ということは、現在の定義では1度、4度、5度、8度のみ含まれている和音ということでよろしかったですか? いいえ、不完全協和音程(not不協和音程)である三度と六度も含まれます。 >昔は長短三度でさえ…~とはありますが、現在も長三度や短三度が含まれていれば不協和音ということでしょうか? >sus4より基本のメジャートライアドの方が聴いた感じはきれいに聞こえるのに、sus4は協和音でメジャートライアドは不協和音というのもあまり納得し難いですね。 ですので、メジャートライアドは協和音に含まれます。また、「"和音に含まれるすべての音程間"に不協和音程がないこと」が条件ですので、sus4は第4音と第5音との間が長二度となり、不協和音となります。 >あくまで聴いた感じでは、メジャートライアド、マイナートライアド、メジャーセブンス、マイナーセブンス、アドナインス、くらいまでは協和音な気がしますけどね(笑) 私もです^^; >サスフォーやディミニッシュやオーグメントは何トライアドというのでしょう? 三和音を明示したい場合、それぞれ最後にトライアドをつければOKです。 サスフォートライアド・ディミニッシュトライアド・オーグメントトライアド

noname#180307
質問者

お礼

あれ?すいません。再度ご回答を頂いてますますわけがわからなくなってしまったのですが、 まず短三度が含まれているマイナートライアドは不協和音なのでしょうか? その他に協和音なものは何があるでしょう? 6度があっても不協和音ではないとありますが、C6などのコードの場合5度も含まれていて5度と6度の間は2度だからC6は不協和音ですよね? あとやっぱりアドナインスは9度が含まれているから不協和音なのでしょうか?

  • pelorat
  • ベストアンサー率60% (32/53)
回答No.1

ご質問1つ目: 協和音の定義は音楽のジャンルによっても多少異なるかもしれませんが、決して「不快な和音」ではありません。不快な和音(音程)はその人がそれまで聞いてきた音楽の環境によるところが多く、昨今の音楽に聞き慣れた人であれば、11thコードでも快適でしょうし、昔の西洋音楽では長短三度でさえ響きが濁っているとされた時代も有りました。 一般的には協和音とは「協和音程(※)のみを含む和音」とされ、その他は全て不協和音とされるため、属七の和音(ドミナントセブン)でさえ不協和音に分類されます。しかし前述のとおりこれは「不快な和音」ではなく、昔から音楽の構成には積極的に使用されてきました、というよりクラシック・ジャズ・ポップスを含めた現在の西洋音楽体系の根幹として無くてはならない和音です。 というわけで、不協和音が聞いた感じ不快に感じられないということは「そういった音程(今回は長二度)に慣れている」、「その和音が適切に使われている」ということであり、なんの問題もありません。 ※…ここでの協和音程とは、完全協和音程(完全一度・四度・五度・八度)と不完全協和音程(長短三度・六度)です。 ご質問2つ目: 単に三和音・四和音といった場合は「和音中の音の種類が幾つか」を表すものですから、sus4は三和音、add9は4和音で問題ありません。

noname#180307
質問者

お礼

ありがとうございます。 ということは、現在の定義では1度、4度、5度、8度のみ含まれている和音ということでよろしかったですか? 昔は長短三度でさえ…~とはありますが、現在も長三度や短三度が含まれていれば不協和音ということでしょうか? sus4より基本のメジャートライアドの方が聴いた感じはきれいに聞こえるのに、sus4は協和音でメジャートライアドは不協和音というのもあまり納得し難いですね。 あくまで聴いた感じでは、メジャートライアド、マイナートライアド、メジャーセブンス、マイナーセブンス、アドナインス、くらいまでは協和音な気がしますけどね(笑) というか、もう一つ疑問なのですが、ただのメジャーコードはメジャートライアド、マイナーコードはマイナートライアドというと思いますが、サスフォーやディミニッシュやオーグメントは何トライアドというのでしょう?

関連するQ&A

  • 2つの音楽を同時再生して不協和音に聞こえないには

    同時に再生して不協和音に聞こえない2つの曲があるとします。そのとき、この2つの曲の間にどんな関係があると思いますか? 私の考えでは、コード進行が似た曲は合わせても不協和音に聞こえないのではないかと。皆様のご意見お待ちしております。

  • エレキギターの不協和音について

    エレキギターでディストーションを効かせて、 適度に歪ませた状態で「シ、ファ」を弾くと、 音がブルブル言って物凄く濁った音が出ますが、 これってこういうものなのでしょうか? ちなみに打ち込みでやってます。 ネットで調べたらこれらは不協和音に属するそうですが、 例えば「ド、ソ」ならキレイに和音(パワーコード)が鳴るのに、 「シ、ファ」だとウワンウワン鳴ります。 また実物のエレキギターで「シ、ファ」を弾いても 同じように音が濁ってしまうのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 不協和音が嫌い

    私は音に敏感な人間です でも、音量より音質が気になる人間です 例えば、人の悪口をいう声のトーンとか、喧嘩している時の人間の声とか、鬱陶しい暗いドラマのセリフとか、がとにかく耳障りで CMとか、バラエティーとか、音楽、ニュースとか、アイドルのライブとか、花火とかなら何でも大音量で平気です でも、赤ちゃんの鳴き声とか、犬の鳴き声とか、クラクションの音とか、まわりの音からズレてたりすると、イライラします 多分、まわりの生活音を一つのBGMだと認識していて、その中に不協和音が混ざると、頭に来るんだと思います 似たような気持ちの方は、沢山いると思いますが、私は不協和音が聞こえると、そこを攻撃もしくは、回避したくなります 一秒ごとに物凄いストレスを感じるので、長い間そこにいたら、多分、何かやらかします それを回避するために、私はそういう場からすぐ立ち去る癖があります 例えばそれが大事な話でも もう、本能的に耐えられないので、どうしようもないです だから、他人と喧嘩が出来ません 自分の声すら、イライラします でも、喧嘩しないといけない時も必ずあります 耳栓したんじゃ喧嘩にならないし、どうしたら良いですか?

  • 和音を聞き取れません

    ジャズやポップス曲の耳コピをしているのですが、ピアノの和音が聞き取れなくて困っています。 構成音の一番高い音は何とか聞き取れるので、そこからどういう和音構成かを探るのですが、和音が鳴っているのはほんの一瞬なので、例えコードが分かったとしても、音の配置(転回形)までは、なかなか再現できません。 (楽譜があれば)楽譜に書いてあるコードネームを、またコード理論を参考にしていますが、演奏によってテンションが入ったり、代理コードを用いたり、理論を破っていること(9thが入っているのになぜかルート音を省かないなど)などしょっちゅうあるので、結局は自分の耳を頼りにすべての音を完璧に聞き取るしかないのだと思いました。特に僕の場合、ジャズピアノを勉強しているので、和音の積み重ね方、テンションの入れ方、リハーモナイズ等を学ぶ上でも、正確に和音を聞き取る必要があります。 そこで和音が聞き取れるようになるためのトレーニングをしたいのですが、何か良い方法はありませんか? 僕は現在、月1ペースで聴音について先生にアドバイスしていただく環境にはあるのですが、普段の聴音の練習は一人ですることになります。一つ思いついたのは、楽譜の出版されているピアノ曲(クラシック曲中心になるとは思いますが…)をまず音源から音を採譜し、あとで楽譜で答え合わせをするやり方です。 他に良いと思われるトレーニング法がありましたら教えてください、お願いします。

  • ソロベースでの、メロディーから和音へのアレンジ

    自分の中のマンネリを解消するために、ソロベースをはじめたいと思っています。 メロディーにその曲のコードを足して、アルペジオのようなアレンジにしたいのですが、全くうまくいかなくて困っています。 参考にhttp://www.rittormusic.co.jp/hp/score/guitar_data/02331001.htm この本を購入したのですが、肝心のアレンジの仕方については触れていませんでした。 感じとしては、この本のサンプルのようにしたいのですが…。 単純にメロディーにコードを足して弾くとただの不協和音のようにになってしまうんです。 どなたか知恵をお貸しいただけませんでしょうか。 お願いします、このアレンジをどうしてもできるようになりたいんです。 どうかよろしくお願いします。

  • 『♪不協和音です』

    《不協和音とは、簡単に言えば「ハモっていない和音」である。転じて、「聞こえの悪い音」という意味で使われることもある。 しかし、厳密には定義の違いによって、若干の意味の違いが生ずる》 これを踏まえて、生活感あふれる不協和音を奏でてみたら どうなりますか? 《つまり 噛み合わない会話です》

  • ピアノの和音の成り立ち

    ピアノで和音をひく場合、左手はだいたい3和音(ドミソ ソシレ)などになっていることがおおいですが、難しくなるにつれ、左手が4和音がでてきたりしますよね。 そもそも和音の成り立ちのはおおもとは4和音なのですか? それをひきやすくするために3和音に1つ指をへらしているのでしょうか? 和音とはこの音とこの音はあわせるときれいというのが研究されてつくられていてかならずしも一個おきにあけて鍵盤をひけばいいというものでもないですね? 一曲のなかにはハ長調ならハ長調の和音、ト長調にはト長調の和音以外のコードははいってはいけないのですか? 基本がはいっていればところどころちがうコードがはいっても調はかわらないのですか? たくさんきいてすみません。宜しくお願いします。

  • 和音の確認するツール

    私は作曲初心者です。 メインDAWには「Cubase Elements 7」を使用しています。 まだコードのことが理解不足なので、 勉強を頑張っている最中なのですが、 私は楽器が弾けないので、 コードの音を確認するのが困難です。 特にコード進行になると訳がわからなくなります。 一応、自分なりに調べて、 「chordman」というソフトを見つけました。 でもこのソフトは分数コードやテンションコードに対応していません。 私は「Singer Song Writer Lite 7」も持っているので、 その中にある「和音入力」という機能を使って、 和音を確認することができるのですが、 Cubaseと同時起動ができないのと、 分数コードに対応していません。 何か和音を確認できるサイトかツールのようなものを ご存知ではないでしょうか? 分数コードについては、 自分で楽譜入力しないといけないのかなとは思っています。 よろしくお願いします。

  • 何故CM7のシはアボイドノートにならないの?

    題名の通りです。 Cコードのテンションにおいて11th(ファ)はミと半音でぶつかるからアボイドノートだと知りました。 それならCM7のシもドと半音でぶつかりアボイドノートになりませんかね? CM7を基本形で弾くと爽やかな響きに聞こえますが、 第2転回形で弾くと半音のぶつかりが強調され響きが悪いように感じます。

  • コードの和音構成を教えてください

    ギター譜で、Cといえば「ドミソ」だと思うのですが、 そういう感じで全部のコードについて、「ドレミファソラシド」で和音構成を教えてください。 自分なりに探してみてはいるのですが、TAB譜というものや、ギターの指を押さえる図のようなものばかりが見つかります。 歌詞にコードだけが書いてあるものを見て、ピアノで和音を弾こうと思っています。 よろしくおねがいします