源氏物語の翻訳について

このQ&Aのポイント
  • 『Locked away in an utterly blank and uninteresting bedroom, she will be subject to odd flights of fancy, so that in her hands the arts that others learn as trivial accomplishments will seem strangely full of meaning and importance; or perhaps in some particular art she will thrill us by her delightful and unexpected mastery.』
  • 『Such a one may perhaps be beneath the attention of those of you who are of flawless lineage. But for my part I find it hard to banish her....” and here he looked at Shikibu no Jo, who wondered whether the description had been meant to apply to his own sisters, but said nothing. ”If it is difficult to choose even out of the top class.....” thought Genji, and began to doze.』
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源氏物語の翻訳について

いつもお世話になっています。 A.Waleyの『TALE OF GENJI 』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『Locked away in an utterly blank and uninteresting bedroom, she will be subject to odd flights of fancy, so that in her hands the arts that others learn as trivial accomplishments will seem strangely full of meaning and importance; or perhaps in some particular art she will thrill us by her delightful and unexpected mastery.』 ●もし万一全く空虚な、退屈な寝室に閉じ込められている女性がいるとしたら、彼女は空想の普通でない高まりに従属させられるでしょう。そのため彼女の手の中で、他の人たちが取るに足らない成果として習う芸術は、不思議に目的と重要性で一杯であると思われるでしょう。もしくはことによると、ある独特な芸術の中で、彼女はとても喜ばしい予期もしない熟達によって、私たちをわくわくさせるでしょう。・・・・・・? Locked away in an utterly blank and uninteresting bedroom・・・・ 「Locked away」を、動詞が最初に来ているので命令文で訳してみたところ、「閉じ込められなさい」になってしまい訳がおかしかったのと、 「 she will be subject to odd flights of fancy」が未来形になっているので帰結節なのかと思い、 「Locked away in an utterly blank~」を条件節で訳しました。 (前回の文の中で「suppose that」 ~「there should be locked away some creature of unimagined beauty」というのが出てきましたが、 同じ「locked away」が使われているということで、ここは「文脈の力による省エネ」のため「suppose that there should be」が先頭から省略されたと考えたのですが・・・) 「bedroom」・・・わざわざ「寝室」に閉じ込められているという状況がよくわかりません。ここは普通の「room」ではいけなかったのでしょうか? so that in her hands・・・・「so that」は「そのため」? in her hands・・・・彼女の手の中で?手の中の芸術というと書くことですか?描くことも入りますか?琴を弾くことなど? ここは退屈な寝室に閉じ込められているので、空想が高まり、芸術の方面に優れたものが表れる、ということですか? 2) 『Such a one may perhaps be beneath the attention of those of you who are of flawless lineage. But for my part I find it hard to banish her....” and here he looked at Shikibu no Jo, who wondered whether the description had been meant to apply to his own sisters, but said nothing. ”If it is difficult to choose even out of the top class.....” thought Genji, and began to doze.』 ●そんな人は多分、完全な血統であるあなたたちの、それらについての注意の価値がない可能性があります。しかし私としては、彼女を追い出すことは難しいと思います。」そしてここで彼(馬頭)は式部の丞を見ました。彼(式部の丞)はその説明が彼自身の姉妹たちに当てはまることを意味していたかどうかと思いました。しかし何も言いませんでした。「もし最高の階級からさえ選ぶことが難しいなら・・・」源氏は思いました。そしてうたた寝を始めました。・・・・・? the attention of those of you・・・・・ここのthoseは何を指しているのでしょうか?「those 【arts】」ですか? I find it hard to banish her..・・・・ここの「her」は1)に出てくるような女性のことでしょうか? 追い出すのは難しい?なぜ難しいのでしょうか?源氏たちほど身分の高くない馬頭にとっては価値を見出すことができる女性だからですか? If it is difficult to choose even out of the top class....・・・・ここの言っている意味がよくわかりません。 最高の階級からさえ選ぶことが難しい・・・?この後源氏は何と思ったのでしょうか? 女性の品定めにおいて、現代では「芸術」については左程話題にならない気がするのですが、当時はそうでもなかった感じですね。 よろしくお願い致します。

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  • go_urn
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回答No.1

今晩は。いつも大変丁寧なお礼をありがとうございます。私の独りよがりの説明ではよく分からないことも多々あろうかと思います。ご遠慮なくお聞きください。(分からないことは分からないと申し上げますので、遠慮はご無用です。) 前回のご質問で2つ補足いたします。 1)>the upsetting of all our wise theories and classifications・・・ ここは【the upsetting of】【all our wise theories and classifications 】というくくりになるということでしょうか?  ● of は普通は所属の意味ですね。the cover of the book(その本の表紙)とか。でも、the publication of the book というと、publicationとthe bookの関係は、動詞と目的語の関係ですね。つまり publish the book という動詞句を名詞化していることになります。  同様に、upset all our wise theories を名詞化する1つの方法として、the upsetting of our wise theories があるということです。 2)with what excitement should we discover her !のところで should の説明を忘れていました。普通のわれわれの感覚では、would を使うべきところですが、イギリス英語だと、1人称の単純未来形は、I shall / We shall を使う場合があります。例)I shall be 50 years old next year. のようにです。それでここでも、we shall の仮定法で、should を使っているわけです。 ************************************ 1)『Locked away in an utterly blank and uninteresting bedroom, she will be subject to odd flights of fancy, so that in her hands the arts that others learn as trivial accomplishments will seem strangely full of meaning and importance; or perhaps in some particular art she will thrill us by her delightful and unexpected mastery.』 >もし万一全く空虚な、退屈な寝室に閉じ込められている女性がいるとしたら、彼女は空想の普通でない高まりに従属させられるでしょう。そのため彼女の手の中で、他の人たちが取るに足らない成果として習う芸術は、不思議に目的と重要性で一杯であると思われるでしょう。もしくはことによると、ある独特な芸術の中で、彼女はとても喜ばしい予期もしない熟達によって、私たちをわくわくさせるでしょう。・・・・・・? ●Locked away… の処理以外、完璧です。 >「Locked away」を、動詞が最初に来ているので命令文で訳してみたところ、「閉じ込められなさい」になってしまい訳がおかしかったのと、「 she will be subject to odd flights of fancy」が未来形になっているので帰結節なのかと思い、「Locked away in an utterly blank~」を条件節で訳しました。 ●命令文ですと、動詞の原形であるはずです。このように過去分詞で始まり、後にS + V が来る場合は、100% 分詞構文です。過去分詞の前に Being が省略されていると思えば理解しやすいでしょう。  分詞構文が主節とどのような意味関係で結ばれているのかは、千差万別です。しかし主要なものは以下の通りです。(これも丸暗記です。)1)時、2)同時進行、3)結果、4)理由、5)譲歩、6)条件、7)手段、8)付帯状況・・・(だんだん丸暗記の囚人たる自分の馬鹿さ加減がいやになってきました)。この場合は、前の部分との関係で、「理由」が近いかもしれませんね。節で書き換えると、As she is locked away in an utterly blank and uninteresting bedroom,とでもなるのでしょうか。  訳としては、「まったく空虚で変哲もない閨に閉じ込められているので、彼女は空想の奇妙な飛翔に見舞われます」が学校文法的な訳になります。しかし分詞構文はいわば連用形ですので、日本語でも連用形にして、「彼女は、まったく空虚で変哲もない閨に閉じ込められており、空想の奇妙な飛翔に見舞われます」とか、主節の主語(she)に引っ掛けて「まったく空虚で変哲もない閨に閉じ込められているそうした女性は、空想の奇妙な飛翔に見舞われます」としたりすることがよくあります。  なお be subject to ~は、重要イディオムですが、訳しにくいことが往々にしてあります。これも丸覚えですが、subject の「臣下、家来」という意味をイメージしながら、suffer from/experience という英語の定義を覚えておくと応用が利くと思います。  The schedule is subject to change. というと、the schedule が臣下で、change が主人様です。changeのほうでこう変えるよと言ったら、the scheduleは「はい、わかりました」という上下関係なのです。そこで「予定は変更されることがあります」という訳が出てくるというわけです。 >(前回の文の中で「suppose that」 ~「there should be locked away some creature of unimagined beauty」というのが出てきましたが、同じ「locked away」が使われているということで、ここは「文脈の力による省エネ」のため「suppose that there should be」が先頭から省略されたと考えたのですが・・・) ●「文脈の力による省エネ」は高級文法で、もっぱら時制や冠詞の問題に関わってくるものです。日本語のように、適当にはしょるわけにはいきません。 >「bedroom」・・・わざわざ「寝室」に閉じ込められているという状況がよくわかりません。ここは普通の「room」ではいけなかったのでしょうか? ●もちろん「room」で結構です。原文に「閨」とあるのでそれを訳したのでしょう。西洋人が読むと、sex slave としての日本女性というイメージが浮かぶでしょうが、またそれは、昔の日本の貴族社会の真実の一片を言い当てていますね。 >so that in her hands・・・・「so that」は「そのため」? ●その通りです。so that の後に、can や may や will といった助動詞が出てくると、目的構文になる確率が高いですのでご注意下さい。 >in her hands・・・・彼女の手の中で?手の中の芸術というと書くことですか?描くことも入りますか?琴を弾くことなど? ●手をつかうたしなみですと、書、琴が主だと思います。和歌を作ってそれを美しい文字で書けることがコミュニケーションでは必須だった時代です。私など、その時代に生まれなくてよかったと思います。 >ここは退屈な寝室に閉じ込められているので、空想が高まり、芸術の方面に優れたものが表れる、ということですか? ●その通りだと思います。目を潰された鶯に似ていなくもないですね。 (字数制限が来たので別に投稿します。)

sweetapplechoco
質問者

お礼

今晩は。たくさんお答えいただいている上にありがとうございます。私の理解力の問題だと思います。 いつも大変丁寧に回答をしてくださってありがとうございます。 前回のところの説明を再度してくださってありがとうございます。 元々「upset all our wise theories 」(動詞+目的語)という考えから、これを名詞化するにあたって 「the upsetting of all our wise theories」という(動名詞+of+O)の形をとっているというのがわかりました。 イギリス英語だと、1人称の「単純未来形」は、I shall / We shall を使う場合があるということですが、 桐壺のところで、この時代のイギリスの1人称の「意志未来形」は「I shall」が使われるというのを教えていただいていたのを思い出しました。 (he should henceforward look upon her as though she were one of the Lady Princesses, his daughters.・・・こちらは時制の一致でshallがshouldになっていました) shouldが出てきたらwouldなのかもしれないと考えてみなくてはいけないですね。 「Locked away」については回答がとても知りたかった部分でした。 『過去分詞で始まり後にS + V が来る場合は、100% 分詞構文』という回答をいただいて そうだったのか!と思いました。 (「文脈の力による省エネ」ではないですね) 分詞構文についてですが、日本語訳を入れてみると1)時(~のとき)、2)同時進行(~しながら)、3)結果(そして)、4)理由(ので)、5)譲歩(だけれども)、6)条件(もし~ならば)、7)手段(~で)、8)付帯状況(~と共に、一緒に)という訳し方におよそなりますか? Locked away ~の文で分詞構文の「条件」の意味になる可能性は0%ですか?もしそうだとしたら根拠はどういうところにあるのでしょうか?(分詞構文ということがわかっても「もし~ならば」で訳してしまいそうです)(If she is locked away~) be subject to ~の捉え方の説明を詳しくしてくださってありがとうございます。 「臣下、家来」のイメージと「suffer from/experience」の英語の定義ですね。 The schedule(:臣下) 【is subject to】 change(:主人様). で (予定は変更されることがあります)になるのですね。訳がすっきりしていますね。 「bedroom」は原文の「閨」(ねや)から来ているのがわかりました。 Waleyは日本文化をよく知っていますね。 手をつかうたしなみを「in her hands」という英語で表しているのですね。 (その時代に生まれていたら必要に迫られるかもしれませんね) 目を潰された鶯の鳴く声は悲しげだと思います。

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  • go_urn
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回答No.2

# 1です。続きを書きます。 2)『Such a one may perhaps be beneath the attention of those of you who are of flawless lineage. But for my part I find it hard to banish her....” and here he looked at Shikibu no Jo, who wondered whether the description had been meant to apply to his own sisters, but said nothing. ”If it is difficult to choose even out of the top class.....” thought Genji, and began to doze.』 >そんな人は多分、完全な血統であるあなたたちの、それらについての注意の価値がない可能性があります。しかし私としては、彼女を追い出すことは難しいと思います。」そしてここで彼(馬頭)は式部の丞を見ました。彼(式部の丞)はその説明が彼自身の姉妹たちに当てはまることを意味していたかどうかと思いました。しかし何も言いませんでした。「もし最高の階級からさえ選ぶことが難しいなら・・・」源氏は思いました。そしてうたた寝を始めました。・・・・・? ●完璧です。 >the attention of those of you・・・・・ここのthoseは何を指しているのでしょうか?「those 【arts】」ですか? ●those は、 those who ~となると、「~の人々」という意味です。この場合は of you が挟まっていますので、構造が見えにくくなっています。「あなたがた(のような)、~の人々」ということです。 >I find it hard to banish her..・・・・ここの「her」は1)に出てくるような女性のことでしょうか?追い出すのは難しい?なぜ難しいのでしょうか?源氏たちほど身分の高くない馬頭にとっては価値を見出すことができる女性だからですか? ●そうだと思います。源氏たちのように身分が高ければ、身分の高い女性たちの中に理想の女性を見いだす可能性が開かれているだけに、下々の世界にまで注意を払う必要もないが、源氏たちほど身分の高くない馬頭にとっては、こうした世界にもテリトリーを広げなければやっていられない、という心理でしょう。 >If it is difficult to choose even out of the top class....・・・・ここの言っている意味がよくわかりません。最高の階級からさえ選ぶことが難しい・・・?この後源氏は何と思ったのでしょうか? ●原文は、「いでや、上の品と思ふにだに難げなる世を」(まあまあ、上の階層と思われる女性たちでさへ、理想の女性を見つけるのは難しい世の中であるというのに)ですから、後には(私の下品な英語で言うと)how can you expect to find a paragon of a woman in the lower classes? のような言葉が続くと思われます。こういうざっかけないことを言わないところにこそ源氏の品位が感じられるわけですね。 >女性の品定めにおいて、現代では「芸術」については左程話題にならない気がするのですが、当時はそうでもなかった感じですね。 ●「芸術」概念は、19世紀のロマン主義革命で高尚化され、それが大衆レベルに降りてくると気持ちの悪い(weird)ものになりました。ですので、私の伴侶は芸術を解する人であってほしいなどと言うと、男も女も「ひいて」しまいます。でもそれまでは、芸術は生活の中の一部でしたから、ごく自然なことで、貴族階級にあっては、芸術を解さない人=下品な人だったことでしょう。恋人たちの高次のコミュニケーションは、芸術を介するよりなかったと思います。美しい文字で書かれた奥ゆかしい文面の恋文などは、今は絶えてないのでしょうが、もらったとしたら、現代人も案外喜ぶかもしれませんね。また奥さんが、琴やお茶や生け花を嗜むのも、ご主人にとっては悪くないかもしれません。伝統的な心は、まだわれわれの心の奥底に、少しは生きているのではないでしょうか。 ************************* 《余談》 日本でも19世紀後半から社会主義の運動が起こって来ました。ブルジョワの横暴は日本でも同じことですので、人道主義を掲げたり、社会的良心ということを真面目に考えたりすると、どうしても社会主義に向きあわざるを得ません。  白樺派についてはすでによくご存知だと思いますが、学習院出身者(当時は今と違って貴族の子弟が多かった)を中心に、人道主義に基づく文学や芸術を創造しようとしたグループですね。1910年頃にグループが結成されます。志賀直哉、武者小路実篤、長与善郎、有島武郎、柳宗悦、里見弴などが中心人物です。彼らは日本の文学者の中で例外的な上流の出身者で、(働かなくてもいい身分で)当然裕福です。古河鉱業に肩入れして足尾銅山の開発にあたった祖父を持つ志賀直哉も、家を買った時、2000坪しかないとどこかで書いていたのをうろ覚えに覚えていますので、庶民とはかけ離れた意識を持っていたと思います。社会主義信奉者から見れば、なんと言う奴らだということになるでしょう。白樺派の面々は、人道主義は掲げても、社会主義運動家にはなりませんでしたが、武者小路実篤の「新しき村」は、無階級のコミューンを目指している点で、やはり社会主義的と言える試みです。  また有島武郎は、自分がもっている北海道の広大な土地を農民たちに無償開放しています。それがちょうど1922年のことでした。このように、社会主義思想は、日本の知識人層に同調圧力として重くのしかかってきていたのです。白樺派のような上流階級の子弟をすら動かしているところに、その圧力の大きさが窺えますね。  ちなみに、本論から脱線しますが、有島武郎は、波多野秋子という美人と心中を行ったことでも有名です。渡辺淳一『失楽園』にはこの事件が迫真的に描かれており、山岸外史 『人間太宰治』とともに心中の生々しさ、凄まじさを私に教えてくれました。(つづく)

sweetapplechoco
質問者

お礼

こちらにも続けて大変丁寧に回答してくださってありがとうございます。 「those of you~」は「 those who ~」なのですね。ちょっと難しかったです。 身分に応じたテリトリーの範囲があるのですね。 how can you expect to find a paragon of a woman in the lower classes? (どうやってあなたはより下層の階級の中に、女性の手本を見つけることを期待することができるのでしょうか? (期待できないでしょう))ということですね。 口に出さずに思っていたということになるでしょうか? 口数を少なくしていると品よく見えるでしょうか?! 「私の伴侶は芸術を解する人であってほしい」というのはあまり聞かれませんね。 美しい文字を書く人はそれだけで何か徳のある人のように感じられます。 (その文面が恋文だとしたら効果はかなりあるのではないでしょうか?) 「琴やお茶や生け花」は古風な感じでそれもまた美しさを感じますね。 今日振袖を着ている人とすれ違いましたが、着物は本当にびっくりするぐらいきれいだと あらためて感じました。日本の伝統に触れる機会がもっとあるといいと思いました。 ************************** 社会主義運動が起こるのは歴史の必然かもしれませんね。 白樺派・・・(すぐに国語便覧を開きます) 「自然主義の文学」は彼らを抑圧する社会と本質的に対決できず、 中下層庶民の暗い生活を描く方に傾き、その下降性に反発したのが「白樺派の文学」だとありました。 文学者というとあまり裕福なイメージはないのですが、白樺派の人たちは相当生活には恵まれていたようですね。 「新しき村」は大正7年に宮崎県に建設されて、共同生活をして反響を呼んだようですね。 有島武郎は『白樺派の中でもっとも社会主義的傾向が強く、第一次大戦後の社会主義台頭の風潮に知識人の役割を苦悩』とありましたが、農民たちに土地を無償開放するなど気持ちを実行に移していた人なのですね。 得てして自分さえよければ、となりがちですが、社会の波は大きく動いていたのですね。 有島武郎は『本質的解決はできず人妻と情死』とありました。 何か破たんをきたしてしまった感じですね。 『失楽園』は有名な小説ですが読んだことがありませんでした。『人間太宰治』と合わせて読んでみます。 (月曜日にまた投稿します)

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    いつもお世話になっています。 A.Waleyの『TALE OF GENJI』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『He paused, seeming to be slightly ashamed of the cynical tone which he had adopted, and added, ”I know my experience is not large, but that is the conclusion I have come to so far.” ●彼(頭中将)はちょっと休止した。彼が選んだ皮肉な口調をわずかに恥じているように見えて、そして付け加えた。「私は私の経験は多いのではなく、それは私がこれまでに至ってきた結果だと理解しています。」・・・・・? I have come to so far・・・・ここのcomeの意味がよくわかりませんでした。 come to~で「~に至る」というのがあったのでそれを使いました。 not large, but~・・・not A but Bの構文ですか? but that is the~・・・thatは「my experience」ですか? 2) 『Then Genji, smiling: ”And are there any who lack even one accomplishment?” ”No doubt, but in such a case it is unlikely that anyone would be successfully decoyed. The number of those who have nothing to recommend them and of those in whom nothing but good can be found is probably equal. 』 ●それから源氏は笑って、「それで一つの教養さえ欠いている誰かがいるのですか?」「疑いもなく、しかしそんな場合誰もが首尾よくおびきよせられるであろう事はありそうもないことです。彼らを魅力的にすることが何もないそれらの人の数と、長所の他は何も見出されることができないそれらの人の数は多分同じです。・・・・・・? Andは意味がたくさんあって、はまる訳がよくわかりませんでしたが(当然の帰結・成り行きを示す)「それで」にしました。 but in such a case it is~・・・such a caseは「 it is a case that there are some who lack even one accomplishment.」ですか? recommend them・・・・彼らを魅力的にする? good・・・・長所? The number of those who have nothing to recommend them and of those in whom nothing but~・・・最初は「who」で後ろが「whom」を使っている理由は何ですか?「in」が入っているのもよくわかりません。 3) 『 I divide women into three classes. Those of high rank and birth are made such a fuss of and their weak points are so completely concealed that we are certain to be told that they are paragons.』 ●私は女性たちを三つの階級に分けます。高い階級と生まれのそれらの人たちはとても大騒ぎをされ、そして彼らの弱点はすっかり隠されているので私たちが彼らが非常に優秀な人だということを話されることになっているのは確かです。・・・・・? Those of high rank and birth are made such a fuss of ・・・・・ここは「of」の後に何か省略されているのでしょうか?such a fuss of high rank and birth? suchは「大変な」、「とても」でしょうか? we are certain to be told that they are paragons・・・・・be+to不定詞で「予定」の用法と考え、「~ということになっている」、としました。 ランク付けをするのは昔も今も変わらないようですが。 よろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.Waleyの『 TALE OF GENJI 』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『”But suppose that behind some gateway overgrown with vine-weed, in a place where no one knows there is a house at all, there should be locked away some creature of unimagined beauty--with what excitement should we discover her ! 』 ●「しかし蔓の雑草で茂り過ぎたある門の後ろに、家があることを全く誰も知らない場所の中に、想像できない美しさの、ある女性がしまいこまれているはずだということを想像してください。万一私たちが彼女を見つけるなら、なんという興奮なんだろう!・・・・・・? 「suppose」の後の「that」以下は「behind some gateway~unimagined beauty」までですか? there should be locked away~・・・・ここのshouldは「はず」ですか? creature・・・・・「女性」と訳しました。「生き物」でもいいのでしょうか? with what excitement should we discover her!・・・・感嘆文だと思うのですが、ここは「if」が省略されている文でしょうか? if we should discover her, what excitement it is!・・・・・・?     そうするとwhatは「疑問形容詞」になるでしょうか?前に「with」がついているのが?です。  「with excitement」で「興奮して」となると思いますが、それに「what」が入ってきて・・・・?よくわからない構造です。 2) 『The complete surprise of it, the upsetting of all our wise theories and classifications, would be likely, I think, to lay a strange and sudden enchantment upon us. I imagine her father rather large and gruff; her brother, a surly, ill-looking fellow. 』 ●それについての非の打ちどころのない驚きは、すべての私たちの賢明な理論と分類についてかき乱すことは、ありうるでしょう。私は思い描きます、不思議な突然の魅せられた状態を私たちに置くことを。私は彼女の父がかなり大きく荒々しいのを想像します。彼女の兄(弟)、ぶっきらぼうな、醜い男。・・・・? The complete surprise of it・・・「it」は原則として前出の単数名詞を受けるとすると、「creature」ですか? the upsetting of all our wise theories and classifications・・・「the upsetting of all our wise」が 「theories and classifications」にかかっているのでしょうか? この場合「the upsetting of all our wise theories」 and 「classifications」もありうるのでしょうか?区切り方がよくわかりません。 to layの意味がよくわかりませんでした。layはたくさん意味があるのでどれがはまるのか悩みましたが「置く」にしました。 to lay a strange and sudden enchantment upon us・・・・「a strange and sudden enchantment」を主語にして訳した方がいいのでしょうか? 「不思議な突然の魅せられた状態が私たちに置かれることを」・・・? 理論と分類をかき乱す・・・・それほど驚きがある、と言いたいのでしょうか? まさかというような意外性があると人の心理として惹かれるような感じですね。 よろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.Waleyの『 TALE OF GENJI 』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『 ”It is, I fear, as sorrowful a tale as that which Uma no Kami has told you. I, unfaithful, thought that I was not missed; and she, still loved, was in no better case than one whose love is not returned. 』 ●「それは、恐らく、馬頭があなたに話してきたものと同じくらい悲しい話です。私は、不実で、気がつかなかったことを思いました。そして彼女は、あいかわらず愛していて、愛が報いられない人と同然の境遇の中にいました。・・・・? as sorrowful a tale as 【that which】 Uma no Kami has told you・・・・「that which」=「what」ですか? was 【in】 no better case・・・・ここの「in」は「~の中にいました」という訳になりますか? 2) I indeed am fast forgetting her; but she, it may be, cannot put me out of her mind and I fear there may be nights when thoughts that she would gladly banish burn fiercely in her breast; for now I fancy she must be living a comfortless and unprotected life.” ●私は実に急速に彼女を忘れていっています。しかし彼女は、もしかしたら、彼女の心の外へ私を置くことができず、そして私は、彼女が喜んで遠ざけるであろう考えが、彼女の胸の中で激しく燃える夜があるかもしれないことを心配します。さしあたり、私は彼女がわびしい、保護者のいない人生を送っているに違いないということを想像します。」・・・・? I fear there may be nights 【when】 thoughts・・・・・「when」は関係副詞ですか? 【thoughts that she would gladly banish】 burn fiercely in her breast・・・・・ここの意味がよくわかりません。喜んで遠ざけるであろう考え?? 3) 『 ”When all is said and done,” said Uma no Kami, ”my friend, though, pine for her now that she is gone, was a sad plague to me while I had her and we must own that such a one will in the end be sure to make us wish ourselves well rid of her. The zithern-player had much talent to her credit, but was a great deal too light-headed. 』 ●「結局のところ」馬頭は言いました。「私の友人は、彼女が去ってしまった今私は彼女に思いこがれますが、私に彼女がいた間は、私にとってひどい厄介な人でした。そして、私たちは、そのような人は最終的には間違いなく、私たちが私たち自身、彼女から解放されたら幸せだろうと願うようにする、ということを認めなければなりません。弦楽器奏者は彼女の称賛に対して多くの才能を持っていました。しかしかなり思慮が足りなさすぎました・・・・? my friend was a sad plague to me while I had her~とつながると思うのですが、my friend=herですか??   そうなると「pine for her now that she is gone」の主語は「I(馬頭)」ですか?   a 【sad】 plague・・・「sad」は「ひどい」? such a one will in the end be sure to make us wish ourselves well rid of her.について   make us wish ourselves well 【rid of her】・・・「 rid of her」の部分の構造がよくわかりませんでした。   make(使役動詞)+us(O)+「wish well rid of her」(C)の構造だと思うのですが。   (wish A well=Aの幸運を望む、の構文も合わさっているでしょうか)。   ここは仮定法で、「rid」は過去形ですか?(we wish ourselves well we rid of her.ですか??) light-headed・・・思慮の足りない? 一緒にいる間は厄介な人だと思えたり、去ってみると気がかりになったり、でも別れてよかったのだと納得してみたり、人の心の動きがよくとらえられていると感じました。 よろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.Waleyの『 TALE OF GENJI 』 (帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『 When she decided on this step she was perfectly sincere and had not the slightest intention of ever returning to the world. Then some female friend hears of it and ”Poor thing,” she cries; ”in what an agony of mind must she have been to do this !” and visits her in her cell. 』 ●彼女がこの道のりを決心するとき、彼女は完璧に見せかけでなく、そして決して世の中に戻る意向は少しも持ちませんでした。そしてある女性の友達はそれを関知します。そして「かわいそうに」と彼女は叫びます、「彼女は大変な心の苦悩の中で、こうしなければならなかったに違いありません!」そして彼女の独居房の中に彼女を訪ねます。・・・・・? ”in what an agony of mind must she have been to do this !”・・・・・ ここは she must have been to do this in what an agony of mind.ですか? (she must have been to do this in a 【great】 agony of mind.)・・・・? must have been ・・・・ここの「must be」は「~に違いない」? been to do~・・・ここの「be+to不定詞」は「予定」ですか? 「~to do this」は前回の「尼僧院に入ること」ですか?「She becomes more lugubrious than ever, and finally enters a nunnery.」(前回の文より) 2) 『 When the husband, who has never ceased to mourn for her, hears what she has become, he bursts into tears, and some servant or old nurse, seeing this, bustles off to the nunnery with tales of the husband's despair, and ”Oh Madam, what a shame, what a shame !”』 ●夫は(彼は彼女に対して決して嘆くことをやめていませんでした)彼女が何になってしまったか聞く時、彼は泣き出し、そしてある従者もしくは年をとった乳母はこれを見て、夫の絶望の話と共に修道院へせわしく動き回ります。そして「おお、奥様、あんまりです、あんまりです!」・・・・・? who has never ceased to mourn for her・・・・彼女が家を出て行ったことを嘆き続けていたということですか? bustles off・・・・せわしく動き回る?夫の絶望の話を持って修道院へ急き立てられるように向かうということですか? what a shame・・・・辞書に「あんまりだ」と載っていたのですが、「なんて恥ずかしい事!」という直訳になるのでしょうか? 3) 『 Then the nun, forgetting wherer and what she is, raises her hand to her head to straighten her hair, and finds that it has been shorn away. In helpless misery she sinks to the floor, and do what she will, the tears begin to flow. 』 ●その時尼僧は彼女がどこにいて何であるかを忘れて、彼女の髪をまっすぐにするために彼女の頭に手を上げ、そしてそれが刈り取られてしまったことを見出します。助けのない惨めさの中で、彼女は床にくずれるように倒れ、どうしても、涙は流れ始めます・・・・・・? Then・・・・その時? raises her hand to her head to straighten her hair,・・・・「raises」は手を頭に触れてみる感じですか? do what she will・・・・・どうしても?(どんなことをしても?) what she will doが元の形ですか?(彼女がしようとすること?) 「do」を前に出して「彼女が何をしても」という強調的な意味にしたのでしょうか? 夫も妻も取り返しがつかない事態になって、初めて真の気持ちに気付けたのでしょうか。 よろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.WaleyのTALE OF GENJI(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『 But if we discover in her some small defect, it shall not be too closely scrutinized. And we may be sure that if she is strong in the virtues of tolerance and amiability her outward appearance will not be beyond measure harsh. 』 ●しかしもし私たちが彼女の中に小さな欠点を発見するなら、それは過度に念入りに精細に調べられないでしょう。そして私たちはもし彼女が寛容と穏和の美徳に有能なら、彼女の表面上の外観は法外に不快ではないだろうということを確信しています。・・・・・・? if we discover in her some small defect, it shall not be too closely scrutinized・・・・小さな欠点があっても気にされず見逃されるということですか? if she is strong in・・・・「strong」の訳し方がよくわかりませんでした。(ある点・分野で)有能な、というのが辞書にあったのでそれを使いました。 2) 『 ”There are those who carry forbearance too far, and affecting not to notice wrongs which cry out for redress seem to be paragons of misused fidelity. 』 ●「しんぼうの度が過ぎる人たちがいます。それでいながら矯正に対して大声で文句を言う不正行為に気付かないふりをすることは、誤用された忠誠(忠義)の模範になるように思われます。・・・・・? and・・・《対照的な内容を導いて》の意味で、「それでいながら」? affecting・・・・動名詞ですか? wrongs・・・加算名詞になっていますが、辞書を引くと「不正」という訳は不加算名詞になってしまうので、「不正行為」(加算名詞の訳)にしました。でも「不正」と訳しても間違いではないのでしょうか? cry out・・・大声で文句を言う? paragons of misused fidelity・・・「誤用された忠誠の模範」の解釈がよくわかりません。 3) 『 But suddenly a time comes when such a one can restrain herself no longer, and leaving behind her a poem couched in pitiful language and calculated to rouse the most painful sentiments of remorse, she flies to some remote village in the mountains or some desolate seashore, and for a long while all trace of her is lost.』 ●しかしそのような人がもはや彼女自身自制することができない時、突然時は来ます。哀れさをもよおす言葉で述べられ、最も良心の呵責の感情を奮起させることを計算した彼女の詩歌を後に残して、彼女はどこか山岳の遠い村、もしくはどこかの荒れ果てた海岸に逃げます。そして長い間彼女の痕跡は失せます。・・・・・・・? such a one・・・しんぼうの度がすぎる人ですか? 【her a poem】(which)〈(1)couched in pitiful language〉 and 〈(2)calculated to rouse the most painful sentiments of remorse〉というように(1)と(2)がher a poemにかかるように訳したのですが・・・・・ いきなりなぜ逃げてしまうのかよくわかりませんが・・・・?? つまるところ、意表をついた行動に出るのも男性の気を引く手の一つなのでしょうか? 長くなってしまいましたがよろしくお願い致します。

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    いつもお世話になっています。 A.Waleyの『 TALE OF GENJI 』(帚木 The Broom-Tree)から わからないところと訳の間違っているところを教えていただければと思います。 1) 『 And she, all of a sudden bursting into tears...’ If still in your heart only you look for pains to count, then were our hands best employed in parting.’ After a few more words I left her, not for moment thinking that all was over.』 ●すると彼女は不意に泣き出し、「もしまだあなたの心の中だけで、あなたが数えるための苦しみを探すなら、別れることに対して最高に用いられるわが手になるでしょう。」もう少し話した後、私は彼女を置いていきました。すべてが終わったことを少しも考えないで。・・・・・? 【If still in your heart only you look for pains to count, then were our hands best employed in parting】について thenは「それならば」の意味ですか?(if節に続けて用いて、もしそうなら(・・・・)となる)ですか? ここの後半は「were」が先頭に出ていますが、何か主語が省略されているのでしょうか?倒置ですか?(our hands were~) この仮定法の仕組みがよくわかりません。   「If節」は現在形を用いて帰結を必然的に導くような条件を表しているのでしょうか?  (「If節」に現在形の動詞、帰結節に過去形の動詞という形はあるのでしょうか??「were」が使われている意味がわかりません。) our hands・・・「our」は「わが」?それとも「例の」「話題になっている」の意味ですか? 複数形(hands)になっているのは馬頭が苦しみを数えるために折った指の数の事を指しているのでしょうか? After a few more words・・・うまく訳せず、「もう少し話した後」と訳してしまいました。 2) 『 ”Days went by, and no news. I began to be restless. One night when I had been at the Palace for the rehearsal of the Festival music, heavy sleet was falling ; and I stood at the spot where those of us who came from the Palace had dispersed, unable to make up my mind which way to go. 』 ●日は過ぎ去りました。それでいながら知らせはありませんでした。私は落ち着かなくなり始めました。ある夜、私が祭の音楽を復唱するために宮殿にいた時、激しい霙が落ちてきました。そして私は宮殿から来た我々が分散した場所に立っていました。どの道を行くか決心できずに。・・・・? Days went by, and no news・・・「and」は「それでいながら」?ここの「and」にふさわしいニュアンスの訳は何になるでしょうか? 3) 『 For in no direction had I anything which could properly be called a home. I might of course take a room in the Palace precincts ; but I shivered to think of the cheerless grandeur that would surround me. 』 ●というのは、私は正当に我が家と呼ばれることができたであろうものは(私が正当に我が家と呼ぶことができたであろうものは)何も方向において持っていなかったからです。私は言うまでもなく宮殿附近に部屋をとったかもしれません。しかし私は私をとりまくであろうやる瀬ない壮大さについて考えることに震えました。・・・・・? For in no direction had I anything which could properly be called a home・・・ここの意味は I did not have anything about direction which could properly be called a home.ですか? 別れた後やっぱり彼女の事が気になっているようですね。他の女性にすぐ気を移さないで未練を残しているところが丁寧に書かれていると思いました。 よろしくお願い致します。