セキセイインコ♀の産卵について教えて下さい

質問

2012年5月生まれの、たぶん♀の子のセキセイインコを飼っています。

セキセイインコの♀の子って、つがいじゃなくてもみんな卵を産むようになるんですか？
だとすれば生後いつ頃からですか？また目で見てわかる、産む兆候はありますか？
季節は関係あるんでしょうか？

昔カナリアを飼った時、初めに家に来た子が♀の子で卵を産むようになったんで、セキセイインコも時期がきたら産むようになるのかな？と思いまして。

今までセキセイインコは♂の子しか飼った事がなくて分かりません(^_^;)
♂の子は発情が分かりやすいですよね(笑)
うちの子はそういう兆候はないので、たぶん♀の子だと思うんですが…

※ カナリアの時はその後♂の子も一緒に飼い、ヒナが孵りました(^ ^)
でもインコは1羽飼いでとても人懐っこい子なので、つがいにすると懐かなくなるかと心配で今のところはそういうのは考えていません。

なので発情というか、産む気!?にさせないようにするのは可能でしょうか？
卵詰まりなども心配なので、出来れば産まなくてもいいと思っています(^_^;)

色々書いてしまいすみません。
詳しい方がいらっしゃったら、ぜひ教えて下さい。

よろしくお願いします(^ ^)

回答No.1

pseudos · ベストアンサー

● ＞ セキセイインコの♀の子って、つがいじゃなくてもみんな卵を産むようになるんですか？　

「みんな」 とは申しません （個体差があります） が、健康な成鳥メスであれば、つがいでなくとも産卵することは 少なからずあります。^ ^；　１羽飼いであっても 発情・産卵してしまうのは、飼育環境が快適 （暖かく・餌も充分 など） で・飼い主さんとの関係も良好 （飼い主さんを求愛対象と見なしていることもあり） ・ストレスのない生活を送っているような場合に、起こりやすいといわれます。

● ＞ だとすれば生後いつ頃からですか？

セキセイインコの性成熟は 生後６ヶ月頃からです。ですので、この時期以降は、産卵の可能性はあります。ですが、産卵の身体的負担の意味から、繁殖 （産卵） 自体は、生後１年頃からが奨励されます。

若齢・高齢での産卵は、卵詰まり （卵秘・卵塞） の発症の確率が増しますので、要注意です。

● ＞ また目で見てわかる、産む兆候はありますか？　

発情 → 産卵 は一連の過程ですので、発情の兆候も含めて書かせて頂きます。外見・行動上の特徴としては、

￭ 交尾姿勢を取る （俗にいう "しゃちほこ" 姿勢）

￭ やたらと甘えてくる

￭ 営巣を思わせるような行動を取る （例えば、ケージの敷紙を噛んで細かくする、放鳥中 〔手乗りの場合〕 に巣を思わせるような場所 〔本棚の隙間・カーテンを束ねてある所 など〕 を覗き込む・潜り込む など）　

￭ 攻撃性が増す （例えば、ケージに手を入れると、〔普段はそうでもないのに〕 噛むようになる など）　

￭ フンの巨大化・軟便化・ためフン化 （悪臭を放つことも） … この場合は、産卵間際です。

￭ 鼻のろう膜の茶褐色化

￭ 総排泄孔 （鳥の肛門に当たる部位） の腫れ （赤くなったり、ピクピクと開閉していたりも） … （オスの自慰行為を思わせるような） 総排泄孔を止まり木 などに擦り付ける行動 が見られることも。

とかでしょうか。「♂の子は発情が分かりやすいですよね(笑)」 とのことですが、慣れれば、メスもなかなかに分かりやすいですよ。^ ^；　

● ＞ 季節は関係あるんでしょうか？　

はい。季節は関係します。セキセイインコは、長日条件 （昼間の長さ ＞ 夜間の長さ） に繁殖期があり、通常は、春・秋 が一般的です。ですが、飼育環境下では、例え 冬でも室温が高く・明るい時間帯が （暗い時間帯よりも） 長い環境 （これは、人間との共同生活では、とてもよくある状況です） であれば、年中でも発情・産卵しかねません。

● ＞ でもインコは1羽飼いでとても人懐っこい子なので、つがいにすると懐かなくなるかと心配で今のところはそういうのは考えていません。　

「つがいにすると懐かなくなるかと心配で」 については、相方にベッタリになってしまう場合～本鳥も相方も飼い主さんが好きで、２羽でライバル関係になってしまうような場合まで、様々 （個体差が大） ですので、一概には何とも申し上げられません。また、一度に２羽飼いではなく、１羽飼いから時間差での２羽飼い （後からの新入りさんのお迎え） となると、２羽間の扱い方に配慮 （何事にも先住さんを優先する） が必要 などの問題も、出て来ますね。

ですが、つがいにすると繁殖する可能性は大きいですので、ヒナが産まれた場合に、親子共に飼うことができるのか （無理な場合には、里親さんのメドはあるのか） などを、事前に考えておかれる必要があると思います。

● ＞ なので発情というか、産む気!?にさせないようにするのは可能でしょうか？　
＞ 卵詰まりなども心配なので、出来れば産まなくてもいいと思っています(^_^;)　

前述のように、発情に至るには、一定の条件が揃うことが必要となりますので、「発情というか、産む気!?にさせないようにする」 には、その条件が揃わないように 崩してやればいいわけです。

一般的に、発情抑制の対策としては、

￭ 鳥の求愛対象 （ケージ内のおもちゃ など。１つとは限りません） を特定し、それを鳥から遠ざける （その後、別のおもちゃ などが新たな求愛対象となることもあるが、その場合も、同様に繰り返す）。

￭ 鳥の求愛対象が質問者さま （ご家族の方も含む） の場合には、（手乗りの） 放鳥の時間・回数を減らす、放鳥自体を一切しない などをして、質問者さま （同上） との接触機会を制限する。

￭ 日長を長日条件 （昼間の長さ ＞ 夜間の長さ） にしない。早寝・遅起きにさせる。セキセイインコの場合では、明期を１０時間以内にするようにいわれます。

￭ 室温 （鳥のそばの温度） を少し下げる （後述致します）。

￭ 粗食にする （後述致します）。

￭ 環境にある程度のストレスをかける （ケージの置き場所・内装を頻繁に変える、ケージ周辺をやかましくする など）。

￭ 巣箱を用いない （巣箱が必要なのは、繁殖目的の場合のみ）。放鳥時にも、巣を連想させるような場所 （薄暗く・ほこら状のところ。カーテンを束ねてあるところ、本棚のすき間、その辺の箱 など） に行かせない・見せない。

￭ ケージ底の新聞紙 などを噛んで営巣行動をする場合は、紙を除去して噛ませないようにする。

￭ メスの場合、背中に触らない （場合によっては、頭を掻く などの身体に触ること自体を、一切控えるべき）。

「室温を下げる」 については、質問者さまのセキセイさんにとっては、今冬は初めての冬ですので、あまり極端な低温にはしない方が、健康管理の意味からは無難に思います （次の冬からは、ともかくも）。

「粗食にする」 は、発情抑制としては一つの手ですが、産卵・抱卵中には 行ってはいけません。産卵中は、メスの身体的負担を減らすため、逆に、バランスの良い餌を充分に与えることが求められます。「粗食にする」 タイミングをよく計って下さい。

長文失礼致しました。

お礼

pseudos様

ご回答下さりありがとうございます。
丁寧なご説明で、とても参考になりました(*^^*)

ご説明を読ませて頂くと、確かに♀の子の兆候も気をつけて見ていると分かりそうですね。
それっぽい仕草や様子がないかチェックします。

それに質問にも書きましたが、早く卵を産んで欲しいとか繁殖などは今は考えていませんので、インコの体調や栄養状態を最優先にしつつ、教えて頂いた「産みやすい環境」にならないように気を付けようと思っています。

とはいえ初めての♀の子でまだ色々があまり分かりませんので、今後もし何かありましたら、またぜひ教えて下さい(^ ^)

今回は早々のご回答、本当にありがとうございました!!