Dirac方程式から水素エネルギー準位

このQ&Aのポイント
  • Dirac方程式の導出方法や式の意味についての質問
  • Dirac方程式の式の代入や計算についての質問
  • 特定の式や項目についての質問
回答を見る
  • ベストアンサー

Dirac方程式から水素エネルギー準位

なんどもなんどもごめんなさい。 まだ解決できていないです。 http://starfall.ddo.jp/~superstring/physics/Dirac.pdf についてわからないことが多々あります。 1.(3)式の導出方法 μ=0,1,2,3と代入しようと思ったのですが、代入して1つの式にp0とp1とp2とp3がいっきには出てきません。たとえばμ=0だったらその式にはp0しか出てこないと思うのです。 4つあるうちの1つだけ説明いただければ後は理解しますのでどうしたら(3)式が出てくるのか解説お願いします。 2.(1)式 (3)を出すにあたり代入しようと考えました。 しかし、ベクトルとベクトルではないものが混ざっている気がします。 γは4×4のベクトル (pμ+eAμ)はγの係数 mは正の整数 という認識なのですが間違っていると思います。 [ ]の部分がベクトルー整数となり計算できずに困っています。 Aμはベクトルだったきもしますが、どっちにしろ計算できません。 間違いの指摘をお願いします。 3.(7)と(8)について この式はクラインゴルドン方程式と似たと書いてありますが、まったくもって何の話をしているのかが分かりません。(クラインゴルドン方程式については少し参考書をあさってよみました) 4.(24)微細構造定数について (24)ではe^2となっていますが、私は微細構造定数はe^2/(4πε0hバーc)と習いました。 自然単位系で、hバーとcが1だとしても分母がまだあります。 これはなぜでしょうか? 5.(28)と(29)について これは何を根拠に書いているのかまったく分かりません。 6.(31)の分数の等式について この分数の式は間違っていると思うのですが、私の勘違いでしょうか? どう計算しても合いません。 7.(32)と(33)について (30)の2番目の式にはsが入っていないのに突然出てきて理解できません。 また2つをそれぞれA、Bで割って足したら2sが残ると思うのですが、なぜsは現れたり消えたりするのでしょうか? 8.(37)と(38)と(39)と(42)について この4式はなぜこうなるのか式で追えなかったので説明お願いします。 9.(43)と(46) 理解できてないからかもしれませんが、特に(46)が適当だろと思わず言いたくなるような感じを受けたのですが、2つについての説明をお願いします。 回答宜しくお願いします。

noname#161541
noname#161541

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • heboiboro
  • ベストアンサー率66% (60/90)
回答No.5

1. 前の方が説明してくださっていますが、(1)式はアインシュタインの縮約規則を使っています。 どういうことかというと、(1)式は次の意味です。 [γ^0(p_0+ eA_0) + γ^1(p_1+eA1_) + γ^2(p_2+eA_2) + γ^3(p_3+eA_3) - m]ψ(x,t) = 0 各γは4×4行列で、ψは4成分量ですので、この式はまた同時に四つの式を表していることにもなります。 それを書き表したのが(3)式です。 2. ψが4成分量であることを思い出してください。 γは4×4ですので、γψは4成分量です。mψも4成分量です。ですのでこの二つの引き算は可能です。 別の考え方をすれば(同じことですけど)mには暗黙の内に単位行列が掛かっていると思ってもいいです。 3. ちゃんと計算していませんが、(7)式はおそらく(1)式に左から [γµ(pµ+ eAµ) + m]を掛けて整理したものではないかと思います。 (計算する際には、p と A が交換しないことに注意してください) (ちょっと符合がおかしい気がするので、誤植だと思います)。 (8)式で、クーロンポテンシャルの部分や電場Eの部分を0と置くと、自由粒子のクライン・ゴルドン方程式と同じ形になります(符合がおかしいのを除いて)。 あるいはクーロンポテンシャルや電場の部分を除かなくてそのままの形でも、「電磁場中のクライン・ゴルドン方程式」とよく形が似ています(α・Eの項がくっついているだけです)。 4. そうなるような単位系をとっているだけです。 おそらく、cgsガウス単位系(1/4πε0=1となる)を元に、さらにc=hbar=1としているのでしょう。 5. 色々な説明ができますが、単純な説明としては、水素原子のシュレーディンガー方程式のときにこんな感じに置けたら解けたから多分こんな感じに置けば解けるだろう、という感じでしょうか。 あるいは、単にexp(λr)F(r)をべき級数で展開しただけですので、方程式を解くためのテクニックという以上の説明は難しいかと思います。 丁寧な(?)文献だと、(25)(26)の無限遠での振舞いがあるλを使ってexp(-λr)と書けることを先に調べて、そのうえで、その無限遠からの振る舞いとのずれをべき級数で表す、という手順をとっていたりします(結局は同じことなんですが)。 詳しいことは、水素原子のシュレーディンガー方程式の解法を復習してみてはどうでしょうか。 6. 確かにこれは間違っているようですね。正しくは a0/b0=B/A だと思います。 ただ、すぐ次の行でa0=B, b0=Aとすると言っているので、(31)式は単なる書き間違いでしょう。 7. これも単なるミスでしょう。s=0と置き換えればいいかと思います。 8. (36)については、おそらくその根拠となる(30)式にそもそもミスがある気がします(どこかにsが入る気がする) ですので、(30)式を自分で正しく導いてからもう一度やってみてください。 (37)(38)については、(37)式をc_sの定義と思って(36)式に代入すれば(38)式が出ます。 (39)は、(37)(38)を(正しく計算した)(30)に代入すれば出るのではないかと思います。 (42)式は、(41)式を順次適用していっただけです。漸化式を解く常套手段です。 9. もし、全てのcsが非零だと、この解は無限遠で指数関数的に増大します。 無限遠で零にするには、あるs以上のcsが零になる必要があります。 (43)式が満たされていると、s>=n'+1 のとき、cs=0になるので、この条件が満たされます。 (46)に関しては、何が「適当だろ」なのか分かりませんが、ただ文字の置き換えをしただけです。 こういうふうな置き換えをしたら解の形が綺麗になるということでしょう。 Web上のテキストで学習するのは、誤植も多いので、自信がなければお勧めしません。 なにか本で勉強してみてください(ただし、本にも誤植は必ずあるので、それは覚えておいてください)

その他の回答 (4)

回答No.4

4番は、cgs単位系で電磁気の式の至るところにcが現れるのと一緒で、単位を決める基本方程式から追っていかないとわかりませんよ。 以前に、単位系が違うと言いましたが?

回答No.3

ランダウ=リフシッツを読み進めるには数学力が必要です。数学ができれば理解できると言ったコンセプトなんで。 質問者の過去の質問を見ても、途中式が書いてないから非常に難しく感じるかも。

回答No.2

親切な回答がたくさん来て心強い限りですね。 アインシュタインの規約「テンソルの縮約する添え字については総和記号を省略する」 γμAμ はμ=0,1,2,3と代入するのではありません。 mは整数ではありません。mは電子質量なので0.51Mev(を自然単位系に直したもの)です。 ミンコフスキー空間とスピノールの空間を区別する必要がある。Aμはミンコフスキー空間ではベクトルだが、スピノールの空間ではスカラー。 インターネットで勉強するのは無理。  西島和彦「相対論的量子力学」  ランダウ=リフシッツ「相対論的量子力学」 その他何でもいいですが、教科書を読んだほうがよさそうです

回答No.1

確率密度関数の行列表示の量子力学を勉強してください。

関連するQ&A

  • dirac方程式 水素エネルギー

    水素原子のエネルギー準位についてです。 Diracの方程式から水素原子のエネルギー準位を求める過程を理解したく、式をひとつひとつ追いたいです。 調べたのですが、記述方法がいっぱいあり頭が混乱しています。さすがに逐一説明が書いているものはありませんし、そもそも始まりのDirac方程式が色々出てきて困っています。 一番分かり安いとおもったのが下のURLのやつです。 どなたかこの式の過程を教えていただけないでしょうか? http://www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp/gakubu/P1/P1-10/P1report.2010.pdf の2章のことです。 恥ずかしながら最初から書いてあることが良く分かりません。 全部解説するのはたいへんだと 思うので、 徐々に質問していきたいと思います。 もちろんいっぺんに解説していただけるとありがたいですが。。。。 (1)(2.2) Dirac方程式の式がwikiで出てくるものと異なります。どうして+ieAμがついたり-mにiがついていないのでしょうか? (2) Aは電子が感じるポテンシャルとかいてありますが、eAμ=(-α/r,0,0,0)になることが良く分かりません。αは微細構造定数だと思うのですが、なんでここに急にでてきたのかも教えていただけると助かります。ちなみに自然単位系を使っていてることは分かったのですが、(t,x,y,z)と書いてあるものがありました。私が今まで使った事があるのは(x,y,z,t)です。どちらを使っているのでしょうか? (2.4)(2.5)・・・ 以下なんでこうなるのかがさっぱりです。 色々調べたのですが、どれもこんな感じです。 とぜんぜん分かっていないので、本とか読んでも良く分かりません。 分かりやすいHPや本があれば同時に紹介していただけると助かります。 が、多分こんな感じでまた質問するのかなとも思います。 回答宜しくお願いします。

  • Dirac方程式から水素原子のエネルギー準位

    derac方程式から水素エネルギー準位をもとめることをしたいです。 klein-gorden方程式の意味は理解できました。 しかしdirac方程式になるとさっぱりです。いろいろ本やネットで調べましたが、 大体計算過程が省略されており、難しいです。 多分やり方と記述方法が何通りかあるようで、いくつか印刷して比較しても共通点がなく、困っています。 かなり計算の過程が詳しく書いてあるものを知っていたら教えていただきたいです。 または、ネット上にあるものを詳しく説明していただきたいです。いくつかあげました。 http://www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp/gakubu/P1/P1-10/P1report.2010.pdf(2章から) http://starfall.ddo.jp/~superstring/physics/Dirac.pdf http://members3.jcom.home.ne.jp/nososnd/qu/dirac.pdf http://www.th.phys.titech.ac.jp/~muto/lectures/QMII10/QMII10_chap16.pdf http://www.th.phys.titech.ac.jp/~muto/lectures/QMII11/QMII11_chap17.pdf よろしくおねがいします。

  • Dirac方程式について

    質問1. Dirac方程式を量子化する前の式 ε/c=α1p1+α2p2+α2p3+βmc は、古典力学の式として、何か利用価値は無いのでしょうか? α1、α2、α2、β:行列 質問2. また、この式を量子化せずに形を波動方程式にすることができるように思われるのですが、 そのようにしても、古典力学の式として何か、利用価値は無いのでしょうか? 質問3. この場合、4つの式になりますので、波動関数を掛けないと答えは、出ないのでしょうか?とすると、やはり量子化しないと意味は無いのでしょうか? 質問4. 一般に波動方程式を解く際、微分方程式の本を見ると、変数分離とか何やらで、 しんきくさい解き方をしていますが、例えばDirac方程式の平面波の計算では、 波動関数を掛けて、固有値・固有ベクトルを一気に計算して求めます。 古典力学的な波動方程式や熱伝導微分方程式で、Dirac方程式のように 波動関数に近いものを掛けて、固有値・固有ベクトルを求めている 例はあるのでしょうか? 質問5. 微分方程式の本に載っている古典力学の計算「例えば変数分離を使って波動方程式を解いた例」を、時間がかかり非効率的になるかもしれませんが、Dirac方程式の平面波の計算のように、波動関数(あるいはそれに近いもの)を掛けて、固有値・固有ベクトルを計算して求めることは可能でしょうか。

  • Dirac方程式から水素原子のエネルギー

    derac方程式から水素エネルギー準位をもとめることをしたいです。 以前同じ内容で質問しましたが、分かっていると書いたにも関わらず なぜか自然単位系とはhバー=1ということしか回答をいただけなかったため再度質問します。 klein-gorden方程式の意味は理解できました。 しかしdirac方程式になるとさっぱりです。いろいろ本やネットで調べましたが、 大体計算過程が省略されており、難しいです。 多分やり方と記述方法が何通りかあるようで、いくつか印刷して比較しても共通点がなく、困っています。 かなり計算の過程が詳しく書いてあるものを知っていたら教えていただきたいです。 または、ネット上にあるものを詳しく説明していただきたいです。いくつかあげました。 http://www-he.scphys.kyoto-u.ac.jp/gakubu/P1/P1- …(2章から) http://starfall.ddo.jp/~superstring/physics/Dira … http://members3.jcom.home.ne.jp/nososnd/qu/dirac … http://www.th.phys.titech.ac.jp/~muto/lectures/Q … http://www.th.phys.titech.ac.jp/~muto/lectures/Q … よろしくおねがいします。

  • 有理数解方程式

    4x^3-(a-2)x-(a+4)=0 (a 整数)が整数でない有理数の解をもつとき、 この方程式の解をすべて求めよ。 次のようにかんがえましたが、挫折しました。アドバイスをお願いします。 解をq/p 既約分数とおく。(pは1でない。)これを与式に代入して、4q^3-(a-2)p^2-(a+4)p^3=0 。 4q^3のpは約数であるが、pとqは互いに素だから、pは4の約数。 よって、p=2,4である。 ア、p=2のとき、 代入して、q^2-(a-2)q-2(a+4)=0,qはa+4の約数であるから、 qk=a+4とおくと、q^2-kq+6-2k=0 このあとの解答が続きません。よろしくお願いします。

  • 小数や分数を含む一次方程式

    小数や分数を含む一次方程式について教えて下さい。 xはエックスです。 -2/3x-2=-0.5x-7/6 を整数に直すと、 -20x-60=-15x-35 になるみたいなのですが、どうしてこのような数字になるのかがいまいちわかりません… 式に小数や分数がある場合、整数に直すのは分かっていますが、上の式の場合、かけてある数字は30ですか? どうして上のような式になるのでしょうか? どなたか解説をお願いします。

  • 連立方程式について

    連立方程式について 連立方程式を解く際、式に番号をつけたり、(1)×2とか、(2)を(1)に代入とか説明を書いた形で習いました。 テストではなるべく効率よく速く解きたいのですが、そういった説明を省いては減点されるでしょうか。 加減法・代入法のやり方は理解できていて、答えもたいていは合っているのですが・・・。

  • この方程式の解き方を教えてください

    転職にあたり、WEBテスティング対策をしているのですが、恥ずかしいことに方程式が解けません… ぜひ教えてください。 連立方程式です。 P-Q=15 P+5=(Q+5)×1.6 これが、Q=P-15 代入して、 P+5=((P-15)+5)×1.6 解答がP=35なのですが、 この式がさっぱり解けません… 途中式含め、教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。

  • 二次方程式

    xについての2次方程式x^2-2px+p^2-2p-1=0の二つの解をα、βとする。1/2*((α-β)^2-2)/((α+β)^2+2)が整数となる実数pをすべて求めよ。 途中式もお願いしたいです。 よろしくおねがいします

  • 2次方程式

    xの2次方程式 x^2-2px+p=0 (pは実数の定数) 2α-1,2β-1を解にもつxの2次方程式のうち、x^2の係数が1であるものをf(x)=0とする。 ()、 f(x)をpを用いて表せ。 ()、 g(x)=x^2-2px+pとするとき、xの4次方程式f(x)*g(x)=0の異なる解の個数がちょうど3になるようなpの値を求めよ。 この二つの問題ができません。 途中計算も含め教えてくださる方、お願いします。