- ベストアンサー
ネイピア数 e が導入された、そもそもの理由は?
数学でネイピア数、もしくは自然対数の底といわれている数学定数 e がありますが、これが導入された背景は何なのでしょうか? この定数を導出する定義式とか、e^xは微分しても元と同じになるなどの、定義や性質に関してではなく、 何のために”当初”導入されたのかを知りたいです。 どうか教えてください!
- shure-neko
- お礼率82% (299/362)
- 数学・算数
- 回答数4
- ありがとう数4
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
「ジョン・ネイピア」は対数を考案した人で、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%94%E3%82%A2 に補足してみます。 そこに10^7云々が出てきますが、(1ー10^(-7))^(10^7)は、e^x=lim[n→∞](1+x/n)^nで、∞に至る前、n=10^7とx=-1としたものです。10^7が大きな数なので、e^(-1)=1/eに近い数です。それゆえ、ネイピアの底はeの逆数とされたりします。 そこまで求めていながら、ネイピア自身はeを基本定数(自然対数の底)として認識することはありませんでした。それを基本定数と認識したのがオイラーで(1736年)、eという命名は、自分の名前Eulerの頭文字を使ったようです。 その後、eが無理数、さらには超越数と証明されていったことは、ご承知の通りです。e^xの扱いやすさはもちろんのことです。複素数にまで拡張して、非常に便利で強力なことも、ご承知の通りです。
その他の回答 (3)
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%94%E3%82%A2%E6%95%B0 ↑には、A No.1 とは、少し趣の違うことが書いてある。 e という文字を使って普及させたのはオイラーだが、 それ以前に lim[n→∞](1+x/n)^n に着目した研究はあり、 これを基本定数として記号を割り当てた例もあったとの事。 ネイピア以降の研究として、彼の対数をより整然としたものに しようという動きがあり、その中で lim[n→∞](1+x/n)^n が 注目されていた…ということらしい。 ベルヌーイやライプニッツが、どのような興味からこの定数に 着目したかは、寡聞にして私は知らない。
お礼
すでにこのリンクは見ましたが、何故導入されたかは書かれていないようでした。 回答ありがとうございました。
- bougainvillea
- ベストアンサー率21% (185/853)
No.1さんが回答してる通りですが この本にいろいろと詳しく書いてあるので 一読してみてください オイラー入門 (シュプリンガー数学リーディングス) W. ダンハム http://www.amazon.co.jp/dp/4431710795
お礼
実はまだ大学生1年生なので読めるのかは分からないのですが、一回読んでみようと思います。 回答ありがとうございました。
関連するQ&A
- 自然対数の底e ネイピア数の定義と性質
自然対数の底eですが、e = lim(n→∞) (1+1/n)^n とあります(定義でしょうか?)。 一方、lim(x→ -∞)(1+1/x)^x = e とするものもあります。これは定義から誘導されるでしょうか。簡単だと思ったのですが。1よりちょっと大きいものの∞乗であり、下は1よりちょっと小さいものの-∞乗ってことですから等価だって示されそうなのですが。 付随しておたずねしますが、lnとか、微分とか、複素関数とかとにかくeはあちこちに出てきてゆるぎない関係式を示すのですが、どれが定義で、どれがその定義から誘導される性質なのか混乱する面があります。あるいは定義が複数あって等価であるとかです。すくなとも冒頭に示したものは簡単にいけるかと思ったのですが、ちょっとてこずりました。 あとちょっと不思議なのですが、自然対数の底eのことをネイピア数といいますが、そういう風に明示的に書かないテキストもいっぱいあるように思います。呼称についてあんまり統一されていない理由が何かあるでしょうか。 よろしくお願いします。
- 締切済み
- 数学・算数
- ネイピア数:e って何ですか?
「自然対数の底」であったり,「複利計算で使用する」というのはわかりました。 「円周率:πは,円の直径と外周の比率である」というような,ネイピア数を算出するにあたって元になった物って何ですか?
- ベストアンサー
- 数学・算数
- eってなんの役にたつの?
いま高校2年生の理系です。ところで、 数学でeというのを習いましたが、教科書をみると lim[x→∞]{1+(1/t)}^t=2.718...=eと書いてあります。 しかし、なんでeは↑のような数になっているのでしょうか。 これから数学を習っていくうちに、いつかに役に立つのだと思いますが、微分の単元でいきなりでてきて、いまのところグラフが書きにくいというだけの数です。微分して同じ値になるというのは、確かに美しい性質です。が 役には立ちません。πのほうがよっぽど便利です 対数にしても、なんでeを底にして自然対数と呼んでいるのか全くわかりません。常用対数は便利ですが・・・ せめて教科書でなにに使うかくらい書いておいてほしかったですが一通りみても書いてないようなので質問させていただきました。
- 締切済み
- 数学・算数
- 『常用対数』が計算を楽にするものであるなら、『自然対数』、『e』の意義は?
よろしくお願いします。 対数は近似値を表にした対数表を用いることにより、積の計算を、 より簡単な和の計算に置き換えることができるもの。 十進法に即した常用対数の登場によりさらに使いやすくなった。 これによりケプラーによる天体の軌道計算をはじめとして、 その後の科学の急激な発展を支えた。 との事ですが、であれば自然対数はどんな意義があるものでしょうか? また、ネイピア数を作り出した意義はなんでしょうか? 授業では、eを底とする指数関数は微分しても変わらない数字を 人工的に作ったという話も聞きましたし、 解析学では自然対数を使うとも聞いたことがあります。 数学は初級者ですので、噛み砕いたご教授いただけたら幸いです。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 超越数について(π,e)
円周率πおよび自然対数の底eが超越数であることはどのように証明すればよいでしょうか? とても難しいらしいのですが,それが乗っているURLでも教えていただけたら助かります. よろしくお願いします.
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 自然対数の底って・・・
自然対数の底e=2.718...は、 e=(1+x)^(1/x) でx->0の極限で定義されますよね。 何故このような式で定義するのでしょうか? どなたかご存知の方、ご教授下さい。
- 締切済み
- 数学・算数
- 自然対数eは何に使えるのですか?eが含まれている関数を微分することはで
自然対数eは何に使えるのですか?eが含まれている関数を微分することはできても、これが何に使えるのかわかりません、何に使えるのか教えてください。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 数学3の微分積分の問題がわかりません。
数学3の微分積分の問題がわかりません。 kを1/(e^2)<=k<1を満たす実数とし、 f(k)=∫[0→-logk] {(x-1)•e^(-x)-2kx-k}dk とする。 ただし、eは自然対数の底、対数は自然対数とする。 (1)f(k)を求めよ。 (2)f(k)の最小値とそのときのkの値を求めよ。 (1)はおそらく解けたかと思いますが(2)からわかりません。 お願いします!
- ベストアンサー
- 数学・算数
お礼
どのように考えだされたのではなく、何故考えだされたのかを知りたいのです。 e を数学定数だと初めて明言した人はオイラーということは、オイラーが何故 e を導入したのかを知ればいいということでしょうか。 回答ありがとうございました。