ハウスキーピング遺伝子の選び方と内在性コントロールについて

このQ&Aのポイント
  • 小腸の組織からmRNAを取ってきて、消化管ホルモンの発現量を調べる際には、ハウスキーピング遺伝子を選ぶ必要があります。しかし、従来のハウスキーピング遺伝子であるβ-アクチンやGAPDHは適切ではないとされています。そのため、他の適切な内在性コントロールを探す必要があります。そこで、内在性コントロールの選び方や見つけ方について説明します。
  • ハウスキーピング遺伝子は、特定の条件下で発現が安定しており、さまざまな実験で結果の正確性を確保するために使用されます。従来のハウスキーピング遺伝子であるβ-アクチンやGAPDHは、その発現が安定ではないため、信頼性のある結果を得るのは難しいです。
  • 代わりに、リボソームRNAや転写因子の遺伝子など、発現が安定しているとされる遺伝子を選ぶことが重要です。これらの遺伝子は、実験の際に内在性コントロールとして使用されることがあります。実験初心者の場合、公開されているデータベースや研究論文を参考にしながら、信頼性のある内在性コントロールを見つけることができます。
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  • ベストアンサー

代表的なハウスキーピング遺伝子を教えてください。

小腸の組織からmRNAを取ってきて、消化管ホルモンの発現量を調べようと思っています。 そこで内在性コントロールのために、ハウスキーピング遺伝子を選ばなければいけないのですが、何を使用したらいいかよくわかりません。 以前に違う実験でβ-アクチンを使用しましたが、最近β-アクチンはハウスキーピング遺伝子としては不十分であるという報告があるようです。 GAPDHも同様に使いにくいようなので、どうしたらいいか困っています。 他にどういったものが内在性コントロールとして用いられているのか、また、自分で内在性コントロールを見つけるためにはどういった方法で実験を行なえばいいか教えて下さい。 実験初心者なので、わかりやすく教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • f7d84xh
  • ベストアンサー率50% (7/14)
回答No.2

内部標準として私が知っているものはElongation factor1 αやユビキチンなどがありますが「最も良い物」はわかりません。 どの内部標準も本当に内部標準足りえるのか疑問がつきまといます。そういうものです。 そんな危険性をはらみつつ、ある程度は信頼出来る指標として今まで実験に用いられてきました。 そのことをよく理解したうえで既存のものを利用されるのがよいのではないでしょうか。 無論、あえて「怪しい」と言われているβ-アクチンを使う必要はないでしょうが。 ところで、最近のトレンドは絶対定量だと少し前に耳にしました。 生鮮重量辺りの発現量をmRNAのモル濃度として算出する方法です。 特別や装置や試薬を使うわけではないので、興味があれば検討してみてください。

meina0204
質問者

お礼

遅くなりましたが、ありがとうございます。 モル濃度ですか・・・。 検討してみます。

その他の回答 (1)

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.1

このような実験の方針に関することは、 まずは指導教官、上司、先輩に聞くべきです。 実験初心者であるのならば、なおさらです。 ここでの話が、そのまま質問者さんの実験になるのかと思うと 怖くて簡単に意見することはできません。

meina0204
質問者

お礼

遅くなりましたが、ありがとうございます。 詳しい人がいないので、参考程度と考え、そのまま教わったものを使うつもりはありませんでした。 説明不足でした。

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