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星の王子様って結局どういう話しだったの?
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星の王子様の献辞をみてください。 レオン・ウェルトへ と書いてあります。 作者サン=テグジュペリは、子供向けの本を出版しましたが、じつは親友のレオン・ウェルトに向けてこの本を書いたのではないでしょうか。 祖国フランスからアメリカに亡命してきたサン=テグジュペリが心配していたのは、フランスに残してきた親友のこと。ユダヤ人ジャーナリストであるレオン・ウェルトは、フランスに残ってナチス・ドイツの暴圧を書き綴ることを選びました。 「こんなひどい状況だから、理想を思い浮かべよう」というサン=テグジュペリと、「このひどい状況を、どこまでも書いてやろう」というふたりには物を書く姿勢でのちがいはありましたが、互いをおもう気持ちは一緒でした。 しかし、当時のフランスに手紙を出してもレオン・ウェルトに届く可能性は低い、本を出しても、ナチスの検閲にひかかって自分の言いたいことは伝わらないだろう。 そこで、サン=テグジュペリは子供向けの本という体裁をとって、本を出したのです。 戦争について、妻とのこと、自分のこと、そんなことどもを、伝えるために書いた本だそうです。 参考 http://homepage2.nifty.com/atugi/kennji.htm http://www.lepetitprince.net/shohyou.html レオン・ウェルトに わたしは、この本を、あるおとなの人にささげたが、子どもたちには、すまないと思う。でも、それには、ちゃんとした言いわけがある。そのおとなの人は、わたしにとって、第一の親友だからである。もう一つ、言いわけがある。そのおとなの人は、子どもの本でも、なんでも、わかる人だからである。いや、もう一つ言いわけがある。そのおとなの人は、いまフランスに住んでいて、ひもじい思いや、寒い思いをしている人だからである。どうしてもなぐさめなければならない人だからである。こんな言いわけをしても、まだ、たりないなら、そのおとなの人は、むかし、いちどは子どもだったのだから、わたしは、その子どもに、この本をささげたいと思う。おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)そこで、わたしは、わたしの献辞を、こう書きあらためる。 子どもだったころのレオン・ウェルトに
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