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絶対に読んでおきたい本

booterの回答

  • booter
  • ベストアンサー率34% (269/769)
回答No.3

私自身は本を年10冊程度しか読まない(読めない)ですし、文芸は全く読まないので、ご参考にならないかもしれませんが回答します。 小説などの文芸作品を読書する、という行為は、人が考えている集団意識や、その背景を読み取るという点において、ある種一定の効果が得られます。 社会人同士での話しの合わせのほかに、その時代のその社会においては何を大切にするのか、何を元に行動するのかというのが読み取れるからです。 また、上記の他に、現在という社会を判断する為のスタンダードな基準とは何か? と言った感覚を自己に吸収する際に読書するのも有効ですが、これらの書籍は、殆ど岩波文庫などで出版されている古典に集約されると見て間違いありません。 あるいは、新書にもそうした書籍はありますが、ある種一定のガイドが必要でしょう。 「文明の衝突」フランシス・フクヤマは出版年数が比較的近年ですが、古典的なクラシカルスタンダードに属すものだと思います。と言いながら、私はこの文明の衝突を購入してはいるものの、まだ未読の状態でして・・・。 ただ、上記のロジックに従った場合、読むべきものは下記のものだと思います。 私が未読であるのも含めご紹介しておきます。 ・学問のすゝめ(福澤諭吉/伊藤正雄校注) http://www.amazon.co.jp/dp/4061597590 一万円冊でおなじみ福澤諭吉の書籍。私自身は生涯の読書はこれ一冊でいいと思っているくらいです。ちなみに出版されている形態は全部で五種類くらいあるのですが、伊藤正雄さんの校注版を薦めています(心に沁みるので)。昔の文体が苦手なら、齋藤孝さんの全訳版を。 ・ファウスト ゲーテ http://www.amazon.co.jp/dp/4003240626 文芸における古典中の古典。必読。 また、人の意識やあるいは共通認識、判断基準となるものを吸収したい場合には、その根源の書籍を読了するのをオススメしています。 ・古事記 ・聖書 ・コーラン なお、私はまだ上記の書籍を読んでいません。日本書紀に手をつけているのですが、文体や表現がまどろっこしくて投げている状態です・・・(古事記から行けば良かったか)。 <私が読んで面白いと思ったもの> 繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史-マット・リドレー http://www.amazon.co.jp/dp/4152091649 http://www.amazon.co.jp/dp/4152091657 100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図-ジョージ-フリードマン http://www.amazon.co.jp/dp/415209074X 激動予測-「影のCIA」が明かす近未来パワーバランス-ジョージ・フリードマン/ http://www.amazon.co.jp/dp/415209219X 上記他、古典に突き進めるのであれば、下記を参考にしてみて下さい。 ↓ちなみに2chでこんなんが貼られていますが・・・絶句。 http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51333361.html 10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 プラトン『国家』 アリストテレス『形而上学』 ショーペンハウアー『意志と表象としての世界』  ヘーゲル『精神現象学』 デカルト『省察』 パスカル『パンセ』 ライプニッツ『単子論』  カント『純粋理性批判』 キェルケゴール『死に至る病』 バーク『フランス革命の省察』  ジェイムズ『宗教的経験の諸相』 ニーチェ『道徳の系譜』 ベーコン『ノヴム・オルガヌム』  フッサール『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』 メルロ=ポンティ『知覚の現象学』  ハイデッガー『存在と時間』 アーレント『精神の生活』 ヨナス『責任という原理』  サルトル『存在と無』 ベルグソン『時間と自由』 レヴィナス『全体性と無限』  フロイト『快感原則の彼岸』 ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』  フォーダー『精神のモジュール形式』 ヤスパース『精神病理学総論』 エレンベルガー『無意識の発見』  ラカン『精神分析の四基本概念』 フーコー『言葉と物』 ソシュール『一般言語学講義』   ヴェイユ『重力と恩寵』 ディルタイ『精神科学序説』 ブーバー『我と汝・対話』 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』  ミンスキー『心の社会』 ライル『心の概念』 バタイユ『エロティシズム』 アガンベン『ホモ・サケル』  ラッセル『西洋哲学史』 ルソー『社会契約論』 スピノザ『エチカ』 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』   リップマン『世論』 オルテガ『大衆の反逆』 マンハイム『イデオロギーとユートピア』 フロム『自由からの逃走』  ミルズ『パワーエリート』 リースマン『孤独な群衆』 パーソンズ『社会的行為の構造』 デュルケム『自殺論』  イリイチ『シャドウ・ワーク』 M・ポランニー『暗黙知の次元』 バレーラ、マトゥラーナ『知恵の樹』  ルーマン『社会システム理論』 ブルーム『アメリカン・マインドの終焉』 シオラン『歴史とユートピア』  ハバーマス『晩期資本主義における正統化の諸問題』 ロールズ『正義論』 ブルデュー『ディスタンクシオン』  オング『声の文化と文字の文化』 アドルノ&ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』 フランシス・フクヤマ『歴史の終わり』  サイード『オリエンタリズム』 ジジェク『イデオロギーの崇高な対象』 アンダーソン『想像の共同体』  シンガー『実践の倫理』 マッキンタイア『美徳なき時代』 ホイジンガ『ホモ・ルーデンス』 カイヨワ『遊びと人間』  フレイザー『金枝篇』 モース『社会学と人類学』 レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』 ギアツ『文化の解釈学』  キャンベル『千の顔をもつ英雄』 ブローデル『地中海』 ウォーラーステイン『近代世界システム』  クラウゼヴィッツ『戦争論』 アダム・スミス『国富論』 ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』  ベンタム『道徳と立法の原理序説』 ミル『自由論』 マルクス『資本論』 アルチュセール『資本論を読む』  シュンペーター『経済発展の理論』 フリードマン『資本主義と自由』 ハイエク『法・立法・自由』  ケインズ『雇用・利子および貨幣の一般理論』 ヴェブレン『有閑階級の理論』 ポランニー『大転換』  ボードリヤール『消費社会の神話と構造』 セン『貧困と飢饉』 ベル『資本主義の文化的矛盾』  ドラッカー『「経済人」の終わり』 サイモン『経営行動』  --------------- 恐らく、上記の書籍は人生の中で全て読みきる事はできないでしょう。 ですので、一定のガイドが必要となります。 現在、文藝春秋で連載されている佐藤優氏の「古典でしか世界は読めない」というコラムがガイドを果たしてくれると思います(元々中立的な立場での古典紹介だったのですが、昨今はイラン情勢の悪化に伴い、思いっきり親イスラエルの意見を書いていますね)。 また文芸作品のガイドで言えば、下記の書籍が大変面白く、参考になります。 文学賞メッタ斬り! http://www.amazon.co.jp/dp/4891946822 --------------- あとは事実関係の確認でしょうか。 最近は韓国からの歴史認識による攻勢が続いているのですが、強制連行などの有無が新聞などのメディア媒体による印象操作によりほぼ「ある」という一般認識になっていると思います。あるいは東京裁判のA級戦犯がいけないんだ! という中国側の主張への反論もきちんとしておかなければなりません。 共同研究 パル判決書(上) http://www.amazon.co.jp/dp/4061586238 お恥ずかしい話しながら、自分は上記を購入してまだ未読です・・・(ですがいつかきっと読む)。 韓国関連については残念ながら基準とすべきスタンダードな書籍が見つかっていません。 日本ではコリアンによる言論と、日本の旧来保守の言論が共通の認識点を見つける事ができずに、事実は別として基準の認識が固まらない状態にあります。 コリアンの主張としてはテレビ・ラジオメディアと新聞・あるいは週刊朝日などの大衆雑誌や最近ではインターネットでの主張が、保守としては主に新潮などの保守大衆雑誌や、最近ではインターネットでの主張があり、ほぼフェアに議論を戦わせて同じ土俵に載っているのが一般的にはインターネットだけになっている状態ですね。 ただ、インターネットには一次情報の保証が存在しないケースが多く、あってもテレビや新聞などの既存メディアに頼っているので、こちらも何が真実なのかを注意深く探って行く必要があります。 それでも面白い情報があるのは確かなので、こちらも紹介しておきます。 http://mirror.jijisama.org/page1.htm

emlleisman
質問者

お礼

ものすごいですね・・。このリストを全部チェックするだけでも大変です。 どれも、サルトルやドゥルーズ以外は50年代以降の作家のものではないですけれど・・。 ハイデッガーの「存在と時間」なんて難しくて、哲学科の人しか読まないんじゃ? これ全部読まれたのですか? 年齢はいくつくらいの方か知りませんが、最近こういう本に興味をもたれるようになったのでは? 私も、こういう本を読まなければ・・と書店にいって勇を越して手に取ってみようとしたのですが、 しょっぱなからヘーゲルの「精神現象学」とかいう本を見つけてしまって、脱力感を感じました。 それ以来、なんだか書店から足が遠のいています。 フロイトは「精神分析学入門」ではなく「快感原則の彼岸」なのですね。しかも、ユングではなく いきなりラカン。ラカンってちょっと怖くないですか? 経済学はフリードマンが入っていますが フリードマン派ですか?(なんかずれたこと言ってます?) 現代哲学ではデリダなんかも入ってるといいな・・と思ったのですが・・。歴史学でブローデルはちょっと古い感じですね。

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