• 締切済み

アンモニアとアンモニウム(語尾変化)

NH3をアンモニアといい、NH4+をアンモニウムイオンといいますが この語尾の変化はラテン語の格変化とかと関係あるのでしょうか? 考えてみれば、陽イオンは金属イオンをはじめとして オキソニウムイオン(ヒドロニウムイオン)など-iumイオンが多いようにも思えますが 何か慣例のようなものでもあるのでしょうか? お教えください。

  • 化学
  • 回答数2
  • ありがとう数0

みんなの回答

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

命名法を調べるのは簡単だけど, 「どうしてそう命名するのか」は難しい.... すみません, (1) は何を言わんとしているのかがわかりません. というのは, 「母体となる水素化物の命名」に「元素名と同じ『-ium』をつける」ということはしていないからです. 母体水素化物の命名に使うのは, あくまでも (炭化水素と同様) -ane, -ene などです. ちと調べてみると, これらはホフマンという化学者が提唱したものが現在まで使われている模様. 母音の順序として a→e だから, それぞれ単結合及び二重結合を表すものとして使われているのかもしれません. ane, ene などの使い方は有機/無機ともに同じです. -ium という語尾はギリシャ語の -ion が変化したもののようで, 指小辞 (「小さい」「少し」などを表す) として使われています. ラテン語由来の学術語ではしばしば使われているので, あまり考えずにつけたら被っちゃったとかじゃないでしょうかねぇ. ただし, 母体水素化物の名称はかなり苦労して付けているので, H^+ を付けて 1価の陽イオンにしても (「金属としての名称」を含む) その他の名称と重複することはありません. 例えばアルミニウムでは Al: aluminium AlH3: alumane AlH4^+: alumanium となり, ぎりぎりかわしています. インジウムにいたってはどうにもならなかったため, 名前の由来であるインディゴを使って indigane としています. あと, H3O なり NH4 なりですが, これらは H^+ または H^- を付けたイオンか, そうでなければ H 原子を付けたラジカルになります. でラジカルとすると, 無機命名法では (「H の除去」しかないので) それぞれ λ^4-oxidanyl 及び λ^5-azanyl と呼ぶことになるでしょう (λ を付けて指定した数の水素を持つ分子をつくっておき, そこから H を除去する). 一方現在策定中の有機命名法では「H の付加」を表す語尾 -hydryl を使って oxidanehydryl, azanehydryl と呼ぶこともできそうです.

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.1

直接的には IUPAC (や IUPAP) の命名法. 陽イオンの命名法にもいくつか種類があるんだけど, 1種類の原子 (の集合) が陽イオンになる場合は「原子数+元素名」という形を使う. たとえば Na^+ なら「sodium」だし, O_2^+ なら「dioxygen(1+)」とする (後者の例の「(1+)」は全体の電荷). で, 金属元素では -ium で終わるものが多い (現在の IUPAC/IUPAP 命名法では「元素の名前は -ium で終わる」ことになっているので, この規則に従えば今後命名されるすべての元素が -ium という語尾を持つ: Uuq=floverium, Uuh=livermorium など) ので, この形を使えば陽イオンは必然的に -ium で終わることになる. 一方「オキソニウム」の方はこれとは違って, まず「母体となる水素化物」を考え, それに対しいろいろな操作をして得られたという考え方をする. たとえば oxonium H_3O^+ はその母体水素化物 H_2O に対しヒドロン H^+ を追加したと考え, H_2O oxidane に「H^+ の追加」を意味する語尾 ium をつけて oxidanium が現在の無機命名法における系統名. oxonium は慣用名. ammonium NH_4^+ も慣用名で, 系統名としては NH_3 azane から azanium とする. ちなみに「H^- の除去」は ylium で表すので OH^+ なら oxidanylium. やるやつはほとんどいないだろうけど H_2O は形式的に「酸素に 2個の水素が配位した」と考えることもできるので, 配位化合物だと思えば ・OH^+ = [OH]^+: hydridooxygen(1+) ・H_2O = [O(H)_2)]: dihydridooxygen ・H_3O^+ = [O(H)_3]^+: trihydridooxygen(1+) と呼ぶ.

sak_sak
質問者

補足

回答ありがとうございます。 「何故そういう命名法なのか」という奥底に流れるものを知りたいので 次の補足にできたらお答えいただけると幸いです。 (1) 母体となる水素化物の命名に元素名と同じ「-ium」をつけることのメリットは何でしょうか?  元素名と化合物名に同じ語尾を付けるとわかりにくくなりそうな気もしますが…。 (2) 水素化物の名ということは、イオンでないH3OやNH4という物質(極めて不安定とは思いますが、  命名することはありますよね?)の名前は「オキソニウム(ヒドロニウム,オキシダニウム)」や  「アンモニウム」になるのでしょうか? (3) そういえば水やアンモニアの正式名はoxidaneやazaneでしたね。「ane」の語尾は何か法則性があるのでしょうか?

関連するQ&A

  • 塩の加水分解は無限ループ?

    変なタイトルになってしまいましたが・・・(汗 NH4Clの水溶液は酸性を示すって本に書いてあるのですが・・・。 それはなぜでしょうか? 本では塩の加水分解で説明ができます。って書いてあるので実際に書いてみました。 NH4Cl→NH4+ + Cl- とアンモニウムイオンを生じ そのアンモニウムイオンは NH4+ + H2O⇔NH3 + H3O+ オキソニウムイオンを生じた。 あぁ、オキソニウムイオン=酸性ってことだったんだなぁ~って思いました。 けど、NH3アンモニアも生じていて・・・ そのアンモニアの加水分解、 NH3+H2O⇔NH4+ + OH- ・・・あれ?塩基ができた?? けど、またアンモニウムイオンができた・・・ NH4+ + H2O⇔NH3 + H3O+ ・・・オキソニウムイオンができた またアンモニアができた・・・・・・・・・・ とエンドレスな気がしてしまいました。この式とか考え方、まちがってますよね・・・?実際どうなっているのでしょうか? オキソニウムイオン、OH- 酸も塩基も生じているような気がして、なのになぜ酸なのか? アンモニアの加水分解までは考えるなってことなのか?けど、アンモニアが生じた以上、加水分解が起こる可能性だってあるのに・・・。 って思ってしまいました。 回答よろしくお願いします。

  • アンモニア水について

    アンモニアが水に溶解してアンモニア水が生成されるわけですが、このとき なぜ NH4+(アンモニウムイオン) OH-が少ししかできないのでしょうか?(なぜ電離度が低いのでしょうか?)教えてください

  • NH4VO3はなぜアンモニア水に溶けやすいのか?

    NH4VO3は水には溶けにくいようですが、アンモニア水には溶けやすいようです。 なぜですか? NH4VO3が溶けるということはアンモニウムイオンを生成することになるので逆にアンモニア水には溶けにくいような気がするのですが。 教えてください。

  • アンモニウムイオンの電子式は?

    アンモニアの化学式はNH3なのに、アンモニウムイオンはNH4+と1個増えていますが、どんなふうに水素がもうひとつくっついているのかよく分かりません。教えてください。 構造がわからないので電子式も教えてください。

  • 塩化アンモニウムを入れる理由

    第3属陽イオン(Al3+、Fe3+)の定性分析で まずこの2つのイオンが入っている試料溶液に塩化アンモニウムを入れ、そしてアンモニア水で塩基性にした後煮沸し、ろ過しました。そしてここで、ろ紙上の沈殿に温水5mlにアンモニア水と塩化アンモニウム2~3滴加えた混合溶液で洗浄するのですが、なぜこの洗浄液に塩化アンモニウムを用いるのでしょうか? 実験書を読んでいてふと疑問に思ったので質問してみました。

  • アンモニア態窒素と遊離アンモニア(NH3)の違いとメタン発酵に対する影響度合

    メタン発酵の実験において、文献などでは、アンモニア態窒素が発酵阻害の原因となるとの記述があります。また、アンモニア態窒素(アンモニウムイオン)よりも遊離アンモニア(NH3)の方がその影響力があると外国の文献などに見られます。 アンモニウムイオンと、アンモニアを区別して測定でき廉価な測定装置はありますか? アンモニア態窒素については、イオンクロマトでカチオンの中のひとつとして測定してますが、アンモニアを測定するにはどうしたら良いか?素人の質問で申し訳ありませんが、よろしくです。また、その発酵阻害への影響力についても言及くださると幸いです。

  • 塩化アンモニウムとアンモニウムを混合したときのpHの求め方

    100mMの塩化アンモニウムと200mMのアンモニウム水溶液を体積比2:1で混合したときのpHを求めろ、という問題があるのですがよく分からないところがあります。 とき方は質量作用の法則をたて、それに電気的中性則と物質不滅則(アンモニアとアンモニウムイオンの和が一定)を変形して代入すれば出るわけなのですがこうすると3次方程式となってしまいとくのが難しくなってしまいます。そのためこの混合溶液が酸性、あるいは塩基性なのかを利用して2次方程式にして解こうとしています。 電気的中性則より [NH4+]+[H+]=[Cl-]+[OH-]であるので酸性であれば近似的に[OH-]の項、塩基性であれば[H+]の項を無視して考えれば2次方程式になります。 NH4Cl→NH4+ + Cl- NH4+ ⇔ NH3 + H+ H2O ⇔ H+ + OH- という平衡反応が起きているのは分かるのですが液性まではどうなるかよく分かりません。 結果は塩基性となり、[H+]の項を無視できるらしいのですが・・・。 なぜ塩基性となるのかがお分かりになる方、ご教授お願いいたします。

  • 硝酸イオン、アンモニウムイオンの任意の濃度の溶液の作り方

    イオンクロマトグラフで検量線を作るため、硝酸、アンモニアの試薬を用いて硝酸イオン(NO3-)、 アンモニウムイオン(NH4+)の任意の濃度の溶液を作りたいと思っています。 硝酸、アンモニアそれぞれ1~100mMのイオン溶液を作りたいと思っています。 硝酸、アンモニアをそれぞれ何モラー水に添加したら任意のイオン濃度の水溶液が作れますか? ようするに任意の濃度の電離度が何%か求めることができれば求めることができると思います。 例えば水であれば ka=[H+][OH-]/[H2O]=15.74で[OH-]濃度がわかりたければ[H+]の濃度、 つまりpHをもとめることができれば電離度を求めることができます。 つまり、硝酸とアンモニアの1~100mMの濃度のpHの求め方を求めることが できれば電離度が求められると思います。 また、アンモニウムイオンを作るときには水中の炭酸イオンと中和してしまうとおもうのですが、それは考慮しなくてもいいのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 化学I「アンモニウムイオンをふくむ中和反応」

    最近授業で酸と塩基について習いました。 おおよそ理解できてるつもりだったのですが、テスト前に問題を解いていて分からないところを発見しました。教えてください。 問 次の塩はどのような酸と塩基の中和で生じたものか。    (NH4)2SO4 答えは H2SO4とNH3ですよね!? ここまではわかるんです。で、この問題では特に問われてはいないのですが、この中和反応を化学式にするとどうなるのでしょう。 (1)H2SO4+2(NH3)→(NH4)2SO4 でしょうか?  単純に硫酸とアンモニアを足してみました。 それとも… (2)H2SO4+2NH4(OH)→(NH4)2SO4+H2O でしょうか?  アンモニウムイオンは、水溶液中で水酸化物イオンをうけとるのですよね。 (1)(2)どちらでもOKでしょうか? あと、(1)の反応の説明ができません。アンモニウムイオンでない中和反応の場合、普通はH+やOH-を手放して塩になるじゃないですか。混乱状態です。 こんなアホにでも理解できる、易しい解説をどなたかお願いします!!

  • 遷移金属イオン+アンモニア

    先日、化学の関係の本を読んでいたところ疑問に思ったのですが、 遷移金属イオンにアンモニア水を加えると 色が変化するのはなぜでしょうか? 遷移金属イオンについてもあまり詳しく知らないので わかりやすくお願いします。