• ベストアンサー

アンモニア水について

アンモニアが水に溶解してアンモニア水が生成されるわけですが、このとき なぜ NH4+(アンモニウムイオン) OH-が少ししかできないのでしょうか?(なぜ電離度が低いのでしょうか?)教えてください

  • FCSGJ
  • お礼率6% (6/91)
  • 化学
  • 回答数3
  • ありがとう数6

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#160321
noname#160321
回答No.3

>>「フェノールフタレイン入りアンモニア水を加熱すると、色が薄くなり、元の温度に戻すと色が戻る」 もし、加熱するときフラスコなど口の細い容器を用いていたりして、水から追い出されたアンモニアが容器内の気相に充分残っていたりすると、冷却したとき再度溶け込んできますので、当然溶液中のアンモニア濃度は上がりフェノールフタレインの色は濃くなります。 加熱したとき充分気相のアンモニアを追い払っていたとすると、冷却したとき色が濃くなるのは不思議。 アンモニア以外の「ガス化しない」アルカリでも同じ事を試してみると、もしかして「温度が高いとフェノールフタレインの色が薄くなる」効果があるのかも知れません。 pHによるフェノールフタレインの構造変化は温度依存性があってもおかしくないので、もしかしたら、それかも、だったら面白い。^^

その他の回答 (2)

noname#160321
noname#160321
回答No.2

まず最初に、こいつから。 >>電離度(酸解離定数Ka)が低いということの決定要因が構造に関係があるとかそういうことが聞きたいんです。 pKaが小さい要因は窒素の置換基の性質によります。まず非結合電子対(Lone Pair)がベンゼン環とπ共役できるアニリンの塩基性が最も小さく、共役酸のpKaが小さくなります。 次にピリジン、ピリジンの窒素はsp2混成ですのでLone Pairもsp2、sp2はsp3より電子雲の広がりが短めで(s性が高い)、塩基として不利です。 アンモニアは置換基効果無し。 アルキル置換されるとσ性の電子押し込みや時にhyper conjugation(最近は使わないかも)の効果によりN上の電子密度が上がり、より強い塩基になります。 さて、フェノールフタレインなんですが、あんまり簡単じゃないんです。 キリヤ化学様のURLを添付しました。 滴定で使うのは色の薄い方、色が濃くなるまでアルカリ(今回はアンモニア)を入れると「アンモニアが濃すぎます」。 アンモニア水の加熱ですが、多少加熱した程度ではアンモニアは残っていますので、色は消えません。沸騰させると「多分」かなり追い払われると思います。実際には加熱しながら純窒素などを泡にして吹き込んでアンモニアを追い出さないと、なかなか全部は出て行って呉れません。 一回混じったらなかなか分かれない。これも「エントロピー増大の法則(経験則)」=「熱力学の第二法則」の一例です。

参考URL:
http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/shijiyaku.html
FCSGJ
質問者

補足

すみません ちょっと高校生の私には理解が難しいレベルです.... フェノールフタレインは調べたんですけど、アンモニアが少し薄くなったようじゃぁ色があまり変わらないようですね。 ということは「フェノールフタレイン入りアンモニア水を加熱すると、色が薄くなり、元の温度に戻すと色が戻る」というのはどういうことでしょうか?色が戻る点で矛盾が生じているような気がしますが....

noname#160321
noname#160321
回答No.1

言い換えにしか過ぎませんが、アンモニウムイオンの酸解離定数Ka(NH4(+))の値が小さいからです。ちなみに値は9.42。 ピリジンはもっと弱くC5H5NH(+)のpKaは5.24、アニリンなどだとC6H5-NH3(+)が4.65で既に「酸!」 では少しは強い塩基ではと探してみるとリン酸水素塩HPO4(2-)が水素イオンを「出して」PO4(3-)になる解離定数が12.35、とアンモニアよりも強い塩基です。 アルカリ金属水酸化物などですと完全解離してしまいますので比較になりません。比較になる良い塩基がないですねー。 なおどの値も理科年表(丸善)からの引用です。 pKaの定義分かりますよね…。分からなかったらご返事下さい。

FCSGJ
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます 書く欄が違うような気がしますが、もうひとつ補足です。 そもそもなぜこのようなことを聞いたのかと言うと、「フェノールフタレイン溶液をいれたアンモニア水を加熱し、観察、その後もとの温度に放冷する」という実験を行った際、放冷すると、アンモニアが蒸発した分、水溶液の色が薄くなるはずなのに、あまり変わらない。(目で見てもわからない)ということから調べその中の疑問点を聞いたのです。

FCSGJ
質問者

補足

えっとつまり電離度(酸解離定数Ka)が低いということの決定要因が構造に関係があるとかそういうことが聞きたいんです。

関連するQ&A

  • NH4VO3はなぜアンモニア水に溶けやすいのか?

    NH4VO3は水には溶けにくいようですが、アンモニア水には溶けやすいようです。 なぜですか? NH4VO3が溶けるということはアンモニウムイオンを生成することになるので逆にアンモニア水には溶けにくいような気がするのですが。 教えてください。

  • アンモニアの電離について

    アンモニアを水に溶かすと、 NH3 + H2O → NH4+ + OH- と電離すると習いましたが、 NaOH → Na+ + OH- のように、イオン(Na+ + OH-)の+-をとった化学式(Na OH)のように、 元の分子(Na OH)と同じになる  訳ではないのが疑問です。 NaOH → Na+ + OH- のように逆に考えると、NH4OH → NH4+ + OH- になると思います。 どうして、NH3 + H2O が NH4+ + OH- になるのか教えてください。  化学は苦手でよく分からない用語をつかっているところがありますがすみません。

  • 硝酸イオン、アンモニウムイオンの任意の濃度の溶液の作り方

    イオンクロマトグラフで検量線を作るため、硝酸、アンモニアの試薬を用いて硝酸イオン(NO3-)、 アンモニウムイオン(NH4+)の任意の濃度の溶液を作りたいと思っています。 硝酸、アンモニアそれぞれ1~100mMのイオン溶液を作りたいと思っています。 硝酸、アンモニアをそれぞれ何モラー水に添加したら任意のイオン濃度の水溶液が作れますか? ようするに任意の濃度の電離度が何%か求めることができれば求めることができると思います。 例えば水であれば ka=[H+][OH-]/[H2O]=15.74で[OH-]濃度がわかりたければ[H+]の濃度、 つまりpHをもとめることができれば電離度を求めることができます。 つまり、硝酸とアンモニアの1~100mMの濃度のpHの求め方を求めることが できれば電離度が求められると思います。 また、アンモニウムイオンを作るときには水中の炭酸イオンと中和してしまうとおもうのですが、それは考慮しなくてもいいのでしょうか? よろしくお願いします。

  • どうしてアンモニア(NH3)は水に溶けやすいのか?

    気体の水に対する溶解度に関する質問です。どうしてアンモニアは他の気体に比べ 水に溶けやすいのですか。「極性分子だから」では同じ極性分子であるCOやNOはど うして溶解度が小さいのですか?納得がいきません。参考書などによるとアンモニ アは水と NH3+H2O→NH4+ +OH- という反応が起こると書いてありました。おそ らくこのような反応がおこるためにアンモニアは溶解度が大きいのではないかと考 えています。溶解度の大きい塩酸もHCl+H2O→H3O+ +Cl-の反応が起こりますし…。 では、どうしてアンモニアと水はこのような反応が起こるのですか?(水のHがどう してアンモニアに移動するのか?)

  • アンモニアのpH、電離度の求め方について

    アンモニアを希釈してある決まったpHにしようと思っています。 ピペットマンで使えるようにするためなので、pH10以下ぐらいにしたいです。 [NH3]→[NH4+]+[OH-] pk=[NH4+][OH-]/[NH3]=4.75 [OH-]=4.75×[NH3]/[NH4+] というところまでわかっています。 アンモニアを何モラーにしたら希望のpHになるか計算のしかたを教えてください。 アンモニアの電離度が何%かを求めることができたら計算できると思うのですが、化学便覧に電離度について載っていませんでした。 また、pKaやpKb、pKcの違いがわかりません。 これにはどのような意味の違いがあるのですか?

  • pHが11のアンモニア水のモル濃度を求めよ。ただし、アンモニアの電離度

    pHが11のアンモニア水のモル濃度を求めよ。ただし、アンモニアの電離度を0.010とする。 体積をV(l)としてこの表を埋めるとどうなりますか?埋めた値を使った答えの出し方も教えてください>< --------------NH3+H2O→NH4^+OH^- 電離前---------(mol) 電離したNH3----(mol) 電離後---------(mol)-----(mol)----(mol)

  • アンモニアとアンモニア水

    ちょっと不思議に思ったんですが、アンモニアの化学式は NH3ですよね? ここで、アンモニアと塩酸の反応は NH3 + HCl → ? じゃないんでしょうか?なんか、本見ると、 NH4OH + HCl → NH4Cl + H20 になってます。~水となると、NH3のままではいけないってことでしょうか? あと、石灰水は水酸化カルシウムってことで、 CaCO3 ですよね?炭酸水との反応だと H2CO3 + Ca(OH)2 → CaCO3 + 2H2O でいいですよね。この場合だと、炭酸水や水酸化カルシウムは、H2CO3 、 Ca(OH)2 のままなのに・・・。 なんか、イオンとか関係あるんでしょうか? 非常にややこしいです。

  • 問題の添削2

    下の続きです 問3 25℃、1atmのアンモニア2.45lを水に溶かし500mlのアンモニア水を作った NH3 + H2O <>NH4 + OH 3-1)アンモニア水のモル濃度は幾らか? これはアボガドロの法則の0℃ 1atmで1molの気体は22.4lという事を使うのでしょうか? とすると0+273:25+273=22.4:xより25℃1atm、1molの気体の体積はx=24.45L(=24.5L) つまり問題のアンモニアは0.1mol、これを500mlに溶かす訳だからモル濃度(mol/L)は0.2mol/L となりました 3-2)アンモニアのpHはいくら? 電離度aは1に比え非常に小さい、アンモニアの電離定数を1.7×10^-5mol/lとする  最初のアンモニア濃度が0.2mol/lとする、反応で減る量を0.2amol/l アンモニウムイオンが0.2a、水酸化物イオンも0.2aとなる それよりKa=(0.2a)^2/0.2(1-a) (注:水は無視してよかったですよね? aは1より非常に小さいので1-a=1とするとKa=0.04a^2 これが1.7×10^-5なので計算すると a^2=4.25×10^-4となる さてa=OH-の濃度とすると [OH]=√4.25×10^-2=2.05×10^-2 [H]=1×10^-14/2.05×10^-2=0.488×10^-12 pH=-log[H]=13-log[4.88]=13-0.688=12.3となりました 以上です、考え方でおかしな部分があればご指摘いただけると幸いです

  • アンモニアのモル濃度

    例えば、nモルのアンモニアをある量の水に溶解して、体積vリットルのアンモニア水溶液をつくったとき、この溶液のアンモニアのモル濃度を求めよ、という問題があり電離度も与えられていたら、アンモニアの電離まで考えてアンモニアのモル濃度を求めなければならないのでしょうか????例えば電離度が0.02だったとするとn/vに(1-0.02)をかけなければいけないのでしょうか????

  • アンモニア水について

    0.300mol/Lのアンモニア水200mLと0.500mol/Lの塩化アンモニウム水溶液300mLを混合したときのpHを求めろ。 という問題ですが、 加水分解定数をKh アンモニアの電離定数Kb=1.8×10^(-5)とすると、 Kh=Kw/Kbより、 [NH₃][H⁺]/[NH₄⁺]=10^(-14)/1.8×10^(-5) →0.3×0.2×[H⁺]/0.5×0.3=10^(-14)/1.8×10^(-5) pH≒8.9 でいいのでしょうか。 分かる方ご教授お願いします。