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不等式の証明(別解)

8月につぎの証明を投稿し、ラグランジュの未定乗数法をもちいれば解ける回答を頂きました。 たぶんこの不等式の証明は、ラグランジュの未定乗数法をもちいなくても、解けるタイプの問題ではないかと思います(根拠はないが)。いろいろな組み合わせを考えたり、何故、分子が9なのかとか、 分母のa+b+c+dが消えれば良いのにとか、a+b=x,c+d=yとおいたりとか、・・・。 今も考えていますが、行き詰まっています。お知恵を拝借できればと思います。よろしくお願いします。 a,b,c,dは正の実数で、abcd=1 を満たすとき、1/a+1/b+1/c+1/d+9/(a+b+c+d)>=25/4 を示せ。

みんなの回答

  • hrsmmhr
  • ベストアンサー率36% (173/477)
回答No.2

既に解かれている人がいるのに解けていない解答なのですが 1/a+1/b+1/c+1/d>=a+b+c+dのときは簡単なんですね S=a+b+c+d、T=1/a+1/b+1/c+1/dでT>=Sの場合 与不等式の左辺から右辺を引くと =1/S(ST-25/4S+9)>=1/S{S^2-25/4S+9}=1/S{(S-25/8)^2-49/64} S>=4より{}内は正で不等式は成立する これは別解に使えそうな気がするので、ご報告しときます 逆はちょっと手がかりが思いつかなくて…

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  • FT56F001
  • ベストアンサー率59% (355/599)
回答No.1

あんまりスマートにならないけれど, 変数変換と場合分けにより, ラグランジュ未定乗数を使わない証明ができそうです。 (1) 変数変換 目的不等式左辺 F=1/a+1/b+1/c+1/d+9/(a+b+c+d) とおく。 abcd=1から,d=1/(abc)を代入する。 F=1/a+1/b+1/c+abc+9/(a+b+c+1/(abc)) c=x/√(ab)とおくとx>0 F=1/a+1/b+√(ab)/x+√(ab)x+9/{a+b+x/√(ab)+1/[x*√(ab)]} s=√(ab),y=x+1/xとおく。y≧2 F=(a+b)/s^2+s*y + 9/{a+b+y/s} a+b=t*√(ab)=tsとおく。(a+b)/2≧√(ab)よりt≧2 F= t/s + sy +9/(ts+y/s) の最小点をy≧2,t≧2,s>0の範囲で探し, その値が25/4より大きい事を示す。 (2) yによる最小化 t,sを一定に保ち,yを変数としてFを最小化してみる。 ∂F/∂y=s-9/(ts+y/s)^2*(1/s)= ={(ts^2+y)^2-9}/(s*(ts+y/s)^2) ={ts^2+y+3}{ts^2+y-3}/(s*(ts+y/s)^2) なので,∂F/∂yの符号は{ts^2+y-3}の符号と同じ。 (a) yの不等式制約にかからない場合 ∂F/∂y=0かつy>2より 1>ts^2かつy=3-ts^2のとき最小値F1=t/s+6s-ts^3 (b) yの不等式制限にかかる場合 y=2かつ∂F/∂y≧0より ts^2≧1かつy=2のとき最小値F2=t/s+2s+9/(ts+2/s) (3) tによる最小化 sを一定に保ち,tを変数としてFを最小化する。ただしt≧2 (a) 1>ts^2のとき,t≧2より√(1/2)>s である。 F1=t(1-s^4)/s+6sにおいてtの係数(1-s^4)>0であるから, t=2のときF1は最小となり,最小値F11=2(1-s^4)/s+6sをとる。 (b) ts^2≧1のとき,F2=t/s+2s+9/(ts+2/s)をtにより最小化する。ただしt≧2かつt≧1/(s^2) ∂F2/∂t=1/s-9/(ts+2/s)^2*s ={(ts+2/s)^2-9s^2}/{s(ts+2/s)^2} ={ts+2/s-3s}{ts+2/s+3s}/{s(ts+2/s)^2} ={ts^2+2-3s^2}{ts+2/s+3s}/{s^2(ts+2/s)^2}なので, ∂F2/∂tの符号は(t-3)s^2+2の符号と等しい。 (b1) (t-3)s^2+2≧0かつt=2のとき,すなわち2≧s^2≧1/2のとき t=2でF2は最小値F21=2/s+2s+9/(2s+2/s)をとる。 (b2) ∂F2/∂t=0かつt>2のとき (t-3)s^2+2=0かつt>2のとき t=3-2/s^2かつs^2>2のときF2は最小となって, F22=(3-2/s^2)/s+2s+9/(3s-2/s+2/s)=3/s-2/s^3+2s+3/s =6/s-2/s^3+2sとなる。 (4) sによる最小化 最後にsの変域を考えてFの最小値が25/4より大きい事を示す。 (a) √(1/2)>s のときF11=2(1-s^4)/s+6s ∂F11/∂s=-2/s^2-6s^2+6=(2/s^2)(-1-3s^4+3s^2) =(2/s^2){-3(s^2-1/2)^2+3/4-1}<0 よってF11は,s=√(1/2)における値,F111=9√(2)/2=6.364 よりも大きい。 (b1) 2≧s^2≧1/2のとき F21=2/s+2s+9/(2s+2/s) w=1/s+sとおくと,F21=2w+9/(2w) w≧2なので∂F21/∂w=2-9/(2w^2)=(4w^2-9)/(2w^2)>(16-9)/(2w^2)>0 よってw=2のときF21は最小値F212=4+9/4=25/4=6.25をとる。 (b2) s^2>2のとき F22=6/s-2/s^3+2s ∂F22/∂s=-6/s^2+6/s^4+2=(2/s^4)(3-3s^2+s^4) =(2/s^4)(3+(s^2-3/2)^2-9/4)>0 よって,F22は,s=√(2)における値,F222=9√(2)/2=6.364 よりも大きい。 以上より,F≧25/4が分かった。

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