ε-δ論法とは?なぜ関数の極限で使えないのか疑問に思う

このQ&Aのポイント
  • 大学の教養で学ぶε-δ論法について疑問があります。なぜ関数の極限において(1)の定理を使えないのでしょうか?
  • ε-δ論法では、任意の正数εに対してx<εならx=0を証明し、極限点の一意性を示すことが学ばれます。しかし、関数の極限ではこの定理が使えない理由が気になります。
  • 講義では定数同士の距離に対して(1)が適用できると教わりましたが、関数の極限では適用できない理由がわかりません。なぜ関数の極限では(1)を使えないのでしょうか?
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ε-δ論法のことで

大学の教養でε-δ論法を学んでいるのですが、そのことについて質問です。 講義では、 (1)任意の正数εに対して、0≦x<εならばx=0 と教わり、極限点の一意性を、 2つの極限点pとqの距離が任意のε>0より小さくなることを証明して、p=q と証明したりしています。 しかし、(x,y)→(a,b)とするときの関数f(x,y)の極限がcであることの定義 「任意の正数εに対し、ある正数δが存在して(x,y)と(a,b)の距離がδより小さいならば f(x,y)-cの絶対値がεより小さくなる」 において、(1)を用いて「~ならばf(x,y)-c=0となる」と書かない(書けない?)のはなぜでしょうか? 今までの講義では、定数同士の距離に対しては(1)が適用できて、nや(x,y)による数字が入っているものだと使っていないみたいなのですが、そうなのだとしてもなぜ後者では(1)を使わないのかがわかりません……

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  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.2

証明できたのに、解らないとは、変な話ですね。 定理の意味とは、証明そのもののことですが… 1. 標準実数には、限りなく近いが異なる二数というものは存在しないからです。 「数学的な証明」をしたとき、そのことを示したのだと思います。 無限小を含む超準実数のモデルには、限りなく近いが異なる二数は存在します。 p,q がそのような対であれば、任意の正数 ε について |p-q|<ε だが p-q≠0、 ただし p-q の標準部分は 0 となります。 無限小の取り扱いは、あまり易しくないので、超準解析に手を出すのは、 ある程度 εδ をこなしてからにしたほうがよいです。 2. f(x,y) は、q に近いだけで、= q ではないからです。 (x,y) を定めて f(x,y) を「一つの値」とする場合、f(x,y) は、 δ がどれだけ小さくても、δ=0 でない以上、=q になる義理はありません。 具体的に f(x,y) = (x-a)^2 + (y-b)^2 とかで、実験してみたらどうですか?

tyuji04
質問者

お礼

標準実数と超準実数というものものもあるのですね。 何となくですが、つかめた気がします。 ていねいに答えていただき、ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.1

(1)の結論は、「x→0」ではなく、「x=0」ですね? 極限の定義のεδ式を変形して、「&#65374;ならば、lim[(x,y)→(a,b)]f(x,y)-c=0」 という形にすることなら、(不自然な言い回しになりますが)、できます。 「&#65374;ならば、f(x,y)-c=0」という形には、できようがありません。 実際、f(x,y)=c じゃないんですから。f(a,b)=c ですらないかもしれない。 極限のとは、どんなものか、初歩の雰囲気でかまわないので、 まず、高校のテキストで掴んでから、戻ってきてはどうでしょう。 質問の点は、変数が高次元かどうかとは、関係がありません。 まず、f(x)→c で考えてみるといい。

tyuji04
質問者

お礼

お答えありがとうございます。 高校でも極限の問題はこなしてきたので、一般にはf(x,y)=cとはならないことも理解しているつもりです。 ただ、(1)と極限の定義との間にどのような違いがあるのかがわからないのです。 まだモヤモヤしてるので、 厚かましいですが以下の質問にも答えてくださるとありがたいです。 1、定数p,qがあって任意の正の数εにたいして|p-q|<εならばp-q=0となるのはなぜか? (数学的な証明はできるのですが、極限のように、qがpに限りなく近い数なだけと言えないのはなぜかがわかりません) 2、あるいは逆に、質問文の(1)が成立するとして、(a,b)との距離がδよりも小さい点(x,y)を定めるとf(x,y)は一つの値なのだから、それをp,極限をqとして(1)を適用できないのはなぜか?

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