赤外域フォトダイオードの特性の評価方法

このQ&Aのポイント
  • 赤外域フォトダイオードの特性評価方法とは?詳しく解説します
  • 赤外域フォトダイオードの特性評価に関するJISやISO規格について知りたい
  • 赤外域フォトダイオードの短絡電流-照度特性グラフの評価方法について解説します
回答を見る
  • ベストアンサー

赤外域フォトダイオードの特性の評価方法

前回『赤外域フォトダイオードの短絡電流-照度特性のグラフ』について質問をした者です。 前回の質問で解決しなかった部分をこちらで質問したいと思います。 フォトダイオードの短絡電流-照度特性グラフの評価方法について教えていただきたいです。 前回の質問で、この特性の評価には光源として2856Kタングステン電球を使用している、という事はわかりました。これをもとに自分でいろいろ調べましたが、電球を用いてどのように評価しているのかがどうしてもわからなかったので、この度改めて質問しました。 また、赤外域のフォトダイオードなのに『照度』で記されている(評価されている)点も府に落ちません。(おそらく評価方法に関係しているとは思いますが。) もしJISやISO規格で評価方法が定められているのであれば、その規格についても教えていただきたいです。 フォトダイオードの特性の評価方法についてご存知の方がおられましたら、どうかよろしくお願いします。

  • 科学
  • 回答数2
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • rnakamra
  • ベストアンサー率59% (761/1282)
回答No.2

>フォトダイオードが光を受光した際に、その光の強度に応じた光電流がどれだけ流れるかを示している。短絡電流-照度特性グラフについてはこのような認識でした。 赤外域を扱っているのであれば、放射照度等の放射量で記したほうが良いのではないかと思ったのですが・・・。 その認識は間違っています。 前回の質問でもそこがわかっていなかったために齟齬があったみたいですね。 短絡電流-照度特性グラフはそのためにあるのではありません。 どれくらいの光電流まで出力のリニアリティがあるのか、それを示しているだけです。 その比例係数を示すつもりなら両対数グラフなどという比例係数を求めることが困難なグラフを使うわけがありません。 前回も言いましたが、放射照度-光電流の関係が欲しい場合は分光感度特性を用います。 対象となる光源のスペクトルがわかっている場合、光源の波長に対する放射照度密度をP(λ)、分光感度特性をA(λ)、フォトダイオードの実効面積をSとすると光電流Iは I=∫P(λ)A(λ)Sdλ となりますが、この計算は数値計算で行うほかなく、計算で求めるよりも実測したほうが良いでしょう。 さらに説明しますと、フォトダイオードは放射照度に比例する光電流を出しているのではありません。フォトダイオードの出力は"1秒あたりの光子数"に比例しているのです。 光子1個のエネルギーに波長依存性があるため(波長に反比例します)、同じ放射照度でも1秒あたりの光子の数は波長に比例してしまうため、この数に比例する光電流も当然に波長に比例するのです。(波長に比例していない領域は別の理由、たとえば窓板の透過特性等により変化しています) 放射照度-光電流の関係は波長に依存するため、この二つの比例定数というものを簡単に決定することは出来ないのです。

kazematsur
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 無事に放射照度-光電流の関係を計算で求めることが出来ました。 前回の質問からお付き合いいただきどうもありがとうございます。

その他の回答 (1)

  • rnakamra
  • ベストアンサー率59% (761/1282)
回答No.1

>赤外域のフォトダイオードなのに『照度』で記されている(評価されている)点も府に落ちません。 ではこちらから聞きますが、何が腑に落ちないのでしょうか。 短絡電流-照度特性グラフは何のためにあるものか御存知ですか。

kazematsur
質問者

補足

回答ありがとうございます。 フォトダイオードが光を受光した際に、その光の強度に応じた光電流がどれだけ流れるかを示している。短絡電流-照度特性グラフについてはこのような認識でした。 赤外域を扱っているのであれば、放射照度等の放射量で記したほうが良いのではないかと思ったのですが・・・。

関連するQ&A

  • 赤外域フォトダイオードの短絡電流-照度特性のグラフ

    フォトダイオードのデータシートに記載されている、短絡電流-照度特性のグラフについての質問です。 現在赤外域のフォトダイオードを使用しており、データシートを頻繁に眺めています。 今回は短絡電流-照度特性グラフについて疑問に感じたことを質問したいと思います。 早速質問ですが なぜ赤外域のフォトダイオードなのに"照度"なのでしょうか? 赤外域であれば"放射照度"だと思うのですが、何か理由があるのでしょうか。教えていただければ幸いです。 また、この特性グラフを『短絡電流-放射照度のグラフ』に変換する方法がありましたら、これについても教えて頂きたいです。 よろしくお願いいたします。

  • フォトダイオードの特性について(センサー)

    フォトダイオードのデータシートには、短絡電流を測るとき、どんな光源を使ったか書いてあることが多いですが、短絡電流-照度特性のグラフは、その光源で測った場合だけ有効で、他の光源の場合はグラフの線に乗らないのでしょうか?それとも光源の種類に関係なく満たされるのでしょうか? というのも、市販の照度計でフォトダイオードの近くの照度を測って、テスタで短絡電流を測っても、短絡電流-照度特性の線から大きくはずれるからです。 原因を考えるにあたって、上の質問の答えを知りたいのでよろしくお願いします。

  • フォトダイオード(PD413PI)の特性について

    現在フォトダイオード(PD413PI)を使用し、装置を製作しています。 装置製作の過程で、A/W(フォトダイオードに入射する光のパワーに対する出力電流) の値が必要となりました。 しかし、このフォトダイオードのデータシートにはA/Wについての記載が無く、 現在困っている状況です。 このフォトダイオードのA/Wの特性についてご存じの方がおられましたら教えて下さい。 また、このフォトダイオードの『Shortcircuit Current vs. Illuminance』特性(データシートFig.3より) の横軸を、照度[lx]ではなく放射照度[W/m^2]で与えることはできないでしょうか。 この二点について質問します。よろしくお願いします。 PD413PIのデータシートのURLです http://pdf1.alldatasheet.jp/datasheet-pdf/view/43406/SHARP/PD413PI.html

  • フォトダイオードの特性の利用方法

    こんにちは、フォトダイオードについて勉強している者です。 ええと、フォトダイオードは光照射時には逆方向の電流が流れますよね。でも、順方向電圧を印加した場合、徐々に順方向の電流も流れていって、途中で電流の向きが逆になりますよね。このフォトダイオードの特性は、どういうふうに利用されるかが知りたいです。 それでは、回答よろしくお願いします!

  • ダイオードの静特性についてお願いします。

    ダイオードの静特性についてお願いします。 ダイオードの静特性について ダイオード(1s1588)を使用して実験を行いました。 ショックレーのダイオード方程式で計算した値と、実際にマルチメータを使用し電流を計測した実験値とを比較しました。 グラフを図として添付しておきます。 計算値と実験値は立ち上がって少しの部分(0.6~0.7[V]程度)まではあまり誤差がないのですが、 0.6~0.7[V]で立ち上がった後の電流の上昇具合が計算値と実験値では圧倒的に違いました。 (1[V]での実験値が50[mA]より小さい程度であったので縦軸を50[mA]までとしているが、ショックレーの方程式に代入して計算した値は363[A]と、電流のオーダーが圧倒的に違っていました。) 【質問】 このように、計算値と実験値に誤差が生まれる原因は何だと考えられますか? ショックレーのダイオード方程式を用いた計算値を実験値に近づけるための要素として、ある項をつけたせば、実験値のグラフに近づけられる。というような要素を考えた方程式はありますか?もしあれば、どういう意味をなしてその項をつけたしたのか等おしえていただけるとありがたいです。 長くなりましたがよろしくお願いします。

  • フォトダイオードの使い方

    こんにちは。 既に同じような質問をしたのですが、先の質問で本来尋ねたかったことについて記述をできていなかったので、再度投稿させて頂きます。 規格で強度10mWとなっているレーザーダイオードの光強度を確認するために、浜松ホトニクスのS2281-04というフォトダイオードをSMファイバの直近に持って行って、発生した電流を4.7オームの負荷抵抗に流し、その負荷抵抗にかかっている電圧をロックインアンプ(NF回路の5610B)で測定しています。 測定した電圧と抵抗値から、オームの法則よりフォトダイオードからの電流値を計算し、受光感度より光強度を計算したところ、規格の10mWを大きく下回る5.9mWとなりました。 何故、このように測定値が小さくなってしまうのか。 測定の方法等が間違っているのでしょうが、原因がわかりません。 どうか、ご回答をよろしくお願いします。

  • ダイオードの特性

    ダイオードの電流-電圧特性の立ち上がりはexpだと思うのですが、 途中から抵抗と同じような電流-電圧特性になると思います。(バンド図等で考えて) そこで質問なんですが、指数から線形にかわる電圧というのは 約何ボルトなのでしょうか? 理由も教えてください

  • ダイオードの電圧特性について

    実験でダイオードの特性の測定をする機会があったのですが、そのとき疑問に思ったことを質問させていただきます。順方向特性と逆方向特性においてそれぞれ測定する際に電流計が挿入される位置が異なりました。 順方向特性・・・|――|          ▼  V          |__|          |          mA          | 逆方向特性・・・|――|          ▼  |          |  V          mA  |          |    |          |――|          | といったような配置になっているのです。(わかりにくくてすみません・・・) ちなみに▼:ダイオード、mA:電流計、V:電圧計です。 これにはどういう意味があるのでしょうか? よろしくお願いします。

  • 埋め込み型フォトダイオードについて

    フォトダイオードの構造は基本はpn接合です。別に暗電流を抑える意味で pnp型(あるいはnpn)の埋め込み型フォトダイオードがあります。 同時に、このpnp構造(あるいはnpn)では空乏層の厚さがpn構造と比べて厚くなるので 光感度も向上すると思います。しかし、埋め込み型の光感度はpn型より 低い特性があるらしいのです。特に長波長側の光で。 素人感覚では空乏層が厚いほど感度も高いように思います。なぜ 埋め込み型の光感度はpn型より低くなるのでしょうか?

  • MOSFETのダイオード化

    電源回路にて、ダイオードを使用する部分があるのですが、大電流のため使用可能なダイオードが少なくかつ高価なので、コストと回路設計を考慮してMOSFETを代用できないかと思い質問させていただきます。 トランジスタについてはB-Eの短絡でダイオードの特性を得られることは知っておりますが、動作原理の異なるMOSFETにおいては同様のことができるのか、また、できるのであればそのやり方(どこを短絡するとか、N型orP型の指定だとか)を教えていただければ幸いです。