透磁率と磁気回路の計算方法

このQ&Aのポイント
  • 透磁率が定数として分かっている場合やB-H曲線が分かっている場合は磁気回路の問題を解くことができます。
  • しかし、透磁率が定数になっている部材とB-H曲線が分からない部材が一緒になった磁気回路では、計算がややこしくなります。
  • この場合、未知の変数として考えられる部材の磁束や磁場を連立方程式で表し、解析していく必要があります。
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複数の透磁率が入った磁気回路

こんばんは、現在、独学で電磁気学を勉強している者です。 一応、大学時代に電磁気学の基本的なところは学んだのですが、磁気回路のところで少し困ったことがあります。 教科書などで磁気回路に流れている磁束などを求める場合 「透磁率が定数として全て分かっている場合」や「B-H曲線が分かっており、それ以外に別の磁性体が含まれてない場合」は例題を見かけました。 しかし、現実には今回添付した画像のような 「B-H曲線が分からないと解けない部材と透磁率が定数になっている部材が一緒になった磁気回路」 というのもあるのではないかと思います。 (※もしかしたら画像では抜けてる変数とかあるかもしれません。 なお、B-Hカーブはいい例が手元に無いので載せてません。 すみません…) この場合、計算がややこしくなるかと思うのですが、どこから解けば良いのでしょうか? 質問の丸投げに近いような形になってしまい申し訳ないのですが、何かわかる方いらっしゃいましたら教えて頂けないでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • foobar
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回答No.1

磁気回路としては直列になっているので磁束ψが共通です。 このため、各磁路の磁束密度は部材の断面積に反比例します。 これだけわかると、磁束ψが通過していると仮定したときの、各部材の磁束密度Bがわかってその時のHがわかり、部材の長さをかけると各部材毎の起磁力がわかって、全体の起磁力がわかります。 で、ψを0から変えた時のψ-起磁力のグラフが書ければ、起磁力からψを逆算できます。

f-baysoon
質問者

お礼

foobar様、回答ありがとうございます! 確かに、磁束漏れがないと仮定した場合は直列なら磁束は一定ですよね。 (今回はまず「複数の透磁率があった場合の磁気回路」について知りたかったので、 それ以外の条件はできるだけ簡単なものにしたのですが、もし並列なら場所によって通る磁束が違うのでまた計算がややこしくなるんですよね…きっと) ここで一つ気になったのですが、 >ψを0から変えた時のψ-起磁力のグラフが書ければ、起磁力からψを逆算できます。 とのことですが、これは 「もし磁束がxの時、どれくらいの起磁力が必要か」を、何パターンか手計算を行ってして求めてみてグラフ化 ということを足がかりにして解いていけば良いということですよね?

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