面頬について

質問

海外映画などでは着用しているのを見ますが、日本の時代劇だと着用しているのを見たことがありません。
それに加え、息苦しそうなので飾るときのための飾りだと思っていました。
面頬というものは戦闘の際には着用したものですか？
また、ペーペーも本陣で陣取っている大将も着用していましたか？

回答No.2

Caroms · ベストアンサー

面頬は、戦闘時に顔面を守り、敵を威圧するために付けるものです。
ですから、通常の面とは違い頑丈な金属製で、恐そうな表情のデザインになっています。違った意味では、自分の怯えを隠し、表情を読まれないためのものともいえるでしょう。

用途としては戦闘時か臨戦態勢の時のみ付けるもので、構造上兜を被ってからでは付けられないと思います。まあ、この辺は持っていないので、細かいところは分からないのですが…（汗

ぺーぺーは兜を被らないので通常付けませんが、野武士などが農民を襲うときなどに付けていたら、さぞ恐かったでしょうね。また、顔を隠すと侵入者を判別できないし、重くて苦しいので将士は陣内では付けていなかったと思います。

時代劇では顔を隠したら演技も役者が誰かも観客に判りませんから、普通付けません。大画面を前提とした映画（特に黒澤映画など）ではつけているものもあったように思います。

回答No.3

shizumo

海外の演出家は西洋の甲冑よりも日本の甲冑に強いインパクトを持っています。特に面頬は西洋のものが単に顔を守る機能だけなのにたいして、顔を模した面の工芸的なデザインはとても魅力ですし、ファンタ十区名感じもあります。一方、日本では役者の顔を見せねばならないので映像ではつけません。しかし、実際の戦いにおいては使われました。顔は槍や、矢といったものにとても狙われやすいのです。とくに、面頬は喉を守る垂れがついています。
ペーペーは面頬はつけません。戦国時代初期でははつぶりという額と頬を防御するものを使いました。

回答No.1

tanuki4u

海外の映画だと、重装騎馬によるぶつかり合いが「絵作り」上で重要なので、面頬をつけてぶつかり合わせる。
日本の時代劇だと、帷幄の中での会話が中心になるので、面頬をつけていては「絵作り」ができないので面頬を付けていない。俳優の顔が見えませんから。