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デルタ関数の微分表記はkeyguyさんが書かれている通りで付け加えるならばδ'(x)=-δ’(-x)でしょうか。 δ関数を微分するにはδ関数をFourie変換 δ(x)=(1/2Π)∫[-∞,+∞]exp(ik・x)dk してから微分するというやり方もありますが、δ関数の微分を次のように定義することもできます。 <定義> 任意の関数g(x)について積分区間(a,b)内にyが含まれるとき、次式が成り立ちます。 ∫[a,b]g(x)δ(x-y)dx=g(y) (1) これをyについて微分すれば ∫[a,b]{∂δ(x-y)/∂y}dx=dg(y)/dy (2) ここで寄り道して、z=x-yの関数f(z)を考えますと ∂f/∂x=(∂z/∂x)(df(z)/dz)=df(z)/dz (3) ∂f/∂y=(∂z/∂y)(df(z)/dz)=-df(z)/dz (4) となりますね。(3)(4)の結果を使うと(2)の左辺は ∫[a,b]{∂δ(x-y)/∂y}dx=-∫[a,b]{∂δ(x-y)/∂x}dx (5) となります。ここで x→x-y と積分変数を変換すると d(x+y)=dxより 「δ(x)の微分とは、任意の関数g(x)と(a,b)内のyについて dg(y)/dy=-∫[a,b]g(x+y)(dδ(x)/dx)dxとなるもの」 というように定義することができます。注意すべきはa=-∞、b=+∞の場合であれば無視しても構わないですが、厳密には変数変換により積分区間がずれることに注意が必要です。以上の展開は嘗て小生がμさん(http://favorite.jp/)に教えていただいたものの受け売りです(笑い)。 (P.S) δ関数の微分を具体的にどのようなシーンで使われるのか分かりませんが、例えば荷電粒子の連続の方程式を計算する場合などにはでてきます。その際の具体的計算は http://hb3.seikyou.ne.jp/home/E-Yama/Chap2-1-2.htm に載っています。ご参考まで。
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- grothendieck
- ベストアンサー率62% (328/524)
佐藤超関数立場からいえば、 2iπδ(x) = 1/(x - iε) - 1/(x + iε) の両辺を微分して 2iπd^nδ(x)/dx^n = (-1)^n・n!(1/(x - iε)^(n+1) - 1/(x + iε)^(n+1)) となります
- KENZOU
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grothendieckさんが書かれているとおりデルタ関数の微分の公式として ∫[-∞,+∞]f(x)(d^n/dx^nδ(x))dx=(-1)^n(d^n/dx^nf(0)) があります。これは部分積分の繰り返しで証明されます。ご参考まで。
- grothendieck
- ベストアンサー率62% (328/524)
わたしはデルタ関数の微分はg(x)を急減少関数とするとき、部分積分を使って ∫g(x)δ'(x)dx = - ∫g'(x)δ(x)dx = - g'(0) と定義すると思っていました。(g(x)は急減少関数なので端点でのg(x)は消える)
- keyguy
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δ’(t)やd(δ(t))/dtです。 δ関数の微分はラプラス変換などで重要です。
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