ヨウ素とセシウムの放射能汚染について

このQ&Aのポイント
  • 福島原発の放射能汚染に関連してよく耳にするヨウ素とセシウムについて説明します。
  • ヨウ素は体内の甲状腺に取り込まれるため、特に甲状腺がんのリスクが注目されています。
  • セシウムは半減期が30年と長く、土壌や食物連鎖を通じて人体に長期間影響を与える可能性があります。
回答を見る
  • ベストアンサー

ヨウ素131とセシウム137について

今、福島原発での放射能汚染について、体内被曝についてヨウ素とセシウムについてよく言われていますが、なぜこの2つの放射性同位元素が注目されているのでしょうか?たしかにヨウ素は体内の甲状腺に取り込まれること、セシウムは半減期が30年と長いことが理由の一つだと思いますが。 原子炉の中では、実際、ウラン235およびウラン238の核分裂が行われていることまではわかりました。ということは、核分裂によってできる核種がヨウ素とセシウムが多いので問題になっているのでしょうか?他にもプルトニウムとかストロンチウムとかよく聞きますけど・・・ あと問題となる核種は、全てどのような崩壊のしかたをするのかよくわかりません。分かる方お願いします。少し専門的でもかまいません。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Saturn5
  • ベストアンサー率45% (2270/4952)
回答No.2

235Uは自然崩壊したり、中性子捕獲をしたりすると 安定な質量数90程度の原子と質量数130程度の原子に 分裂するようです。このうち、130~140の原子の方が 不安定で放射能を持つことが多いようです。 (90Srなどの例外もありますが) その代表が137Csとか131Iです。 以下のURLに235Uが崩壊したときに現れる原子同位体と その収率が記載されています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%88%86% … 収率は137Csが6.8%、131Iが2.8%のようです。 131Xeは安定で放射能がなく、逆に135Xeは半減期が9時間と 短いので問題にはならないのでしょう。問題になるのは半減期が数日から 数十年のものだと思います。短すぎるものは待てば消滅するし、長すぎるもの は放射性があるとは言いにくくなってくるからです。これに加えて、ヨウ素の ように低温で昇華するものは影響が大きいと思われます。 生体的にはヨウ素は甲状腺に集中し、幼児に対して甲状腺癌をおこしやすい のに対し、ストロンチウムはカルシウムと類似元素で骨中カルシウムと置換 されやすく白血病をおこしやすくすると言われています。 外部被曝に関するデータはチェルノブイリなどで少しはありますが、内部被曝に 関するデータはあまり無いのが現状です。 ただ、チェルノブイリの時は大きなダメージを受けたのはほとんどが子供でした。

x-rayeurek
質問者

お礼

ヨウ素が昇華するとは知りませんでした。ありがとうございます。

その他の回答 (5)

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.6

放射性ヨウ素は半減期が8日と短いので食物連鎖は問題になりません。直接被曝です。

x-rayeurek
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • hakubaku
  • ベストアンサー率49% (85/172)
回答No.5

α線= 透過力が弱く紙1枚で止めることが可能 外部被ばくを考慮する必要はない 内部被ばくでは強い障害を起こす β線= 数mmのアルミ板、1cm程度のアクリル板で遮へいできる 外部被ばくで障害を起こすことがある 内部被ばくでは障害を起こす γ線= 透過力が強いため遮へいには鉛や鉄の厚い板が必要となる 一般のX線撮影用の鉛エプロンではほとんど遮へいすることが不可能 外部被ばくで障害を起こすことがある 内部被ばくでは障害を起こす 放射性ヨードが甲状腺癌を起こすのは、ほとんどがβ線の作用です。

x-rayeurek
質問者

お礼

分かりました、ありがとうございます。

  • hakubaku
  • ベストアンサー率49% (85/172)
回答No.4

この二つの核種がたくさん出ているからです。また食物連鎖を経て濃縮された汚染物質を口にするリスクがあります。 放射性ヨウ素は甲状腺に取り込まれ、小児の場合甲状腺ガンを発症します。食物連鎖を通じて濃縮されます。例えば汚染された飼料を食べた牛から採れた牛乳などでは高濃度に濃縮されます。セシウムは吸収されるとカリウムとほぼ同じように全身に分布します。食物連鎖を通じて肉類などに濃縮されます。 放射性ヨウ素はガス化しているので放出されやすくまた放出後も拡散しやすくなっています。

x-rayeurek
質問者

お礼

セシウムとヨウ素の危険性が分かりました。ありがとうございます。食物連鎖を考えるとこれから気をつけなくては、と思います。

回答No.3

チェルノブイリのときに、放射性ヨウ素を体内被曝した子供たち4000人が甲状腺がんになりました。 それだけで恐ろしさがわかるでしょう。 半減期がたった8日間だから安全といっている学者がいますが、……。 あなどって近づいたり、食べたりしてはいけません。

x-rayeurek
質問者

お礼

体内被曝はけっこう怖いです、放射線は見えないですから。今後、食べ物に気をつけます。ありがとうございます。

  • kumap2010
  • ベストアンサー率27% (897/3218)
回答No.1

>核分裂によってできる核種がヨウ素とセシウムが多いので問題になっているのでしょうか? そういうことです。 ほとんどはヨウ素、続いて多いのがセシウム、 それ以外にも少ないですがストロンチウムなども飛散しています。 崩壊はβ崩壊が大半です。出る放射線は当然β線です。

x-rayeurek
質問者

お礼

了解です。ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 原発からの放出放射線報道での、ヨウ素131の理由

    福島原発からの放射性物質の拡散の報道が連日されています。 そこではヨウ素131の量だけが対象です。 しかし、ウランやプルトニウムの核分裂では、ヨウ素131以外にもイットリウムやセシウム、ストロンチウムなど発生するはずです。 それらが報道に表れない理由をご存知の方、教えてください。

  • 魚はヨウ素とセシウムしか測定してなかった・・・

    何故国はヨウ素とセシウムしか測定せず、もっと恐ろしいストロンチウムやプルトニウムを測定しないのですか? 原発 緊急情報(53) 海と魚 福島原発の事故レベルが7になり、多くの人がビックリされていますが、3月中旬に起こった最初の2回の水素爆発で、1時間1万テラベクレルの放射性物質がでていましたので、実は3月中旬の時期でレベルは7だったのです。 でも、その頃にはまだ政府は「健康に影響はない」などと言っていたので、レベル7にしませんでした。民主主義の世の中なのに、政府は情報操作をしたのです。 まったく、国民不在の事故対応で、その結果、浪江町をはじめとした近隣町村の人を中心として初期被曝をされたので、実に残念です. また、国際的にも大きな不信感を買いました。 それに加えて、福島原発がこれまでのチェルノブイリと違うのは、「海に直接、放射性物質が放出された」ということす。これは日本の漁業への影響ばかりではなく、「海」は「世界につながっている」という点で、さらに難しいことになっています。 ・・・・・・・ 難しい事が起こりつつあります。 原子炉では、ウランから、ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、バリウム、プルトニウムなどができるのですが、最初には、飛びやすいヨウ素、セシウムがでます。 次に、ストロンチウム、プルトニウムなどやや飛びにくいものがでるのですが、今回は原発から直接、海に流れたので、海には「ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、それにプルトニウム」が流れたと考えられます. ところが、最初の段階で放射性物質の測定間違いがあり、それを怒られたので、(むくれて?(理由不明ですが))今では、ヨウ素とセシウムしか報告されていません. (略) 今、魚からヨウ素とセシウムが検出されて、基準を超えていますが、もしかするとストロンチウムやプルトニウムも基準を超えているかも知れません。 さらに、福島の海岸は沖の黒潮と海岸の間に「南下する沿岸流」があり、少なくとも銚子までいきます。そこで働いてきた漁業の方には大変、申し訳ないのですが、事実は次のように進むでしょう. 1) 海には、ヨウ素とセシウムの他に、ストロンチウム、プルトニウムも含んだ汚染水が流れた。 2) ストロンチウム、プルトニウムはまだ測定されていない。 3) 測定しているヨウ素、セシウムは基準値を上回っていた。 4) ごく一部の海や魚しか測定されていない。 5) だから、福島沖から茨城沖、千葉沖でとれる魚を食べることはできない。 6) 特に、海底に沈むセシウム、ストロンチウム、プルトニウムは魚ばかりではなく、貝、海藻にも取り込まれる. 7) 海外で日本製の魚を拒否しているのは、測定していないからで、理屈にあっている。 8) 放射性物質で被曝しないためには、「測っていないものは食べない」ということが大切だ。 9) 千葉から南の湘南まで海が汚染されるのは1ヶ月ぐらいかかると思うが、測っていないので、判らない。 10) 福島から湘南までの海での釣り、サーフィンを含めて「測定されるまで」は気をつけた方が良いだろう。 11) 現在は小魚、そのうち中型、さらに4ヶ月後から大型の魚に放射性物質が取り込まれる(大型の魚の放射能が増えるのは6ヶ月後). 12) ヨウ素が初期、セシウムも早くて肉に蓄積するが、ストロンチウムやプルトニウムは骨にたまるので、小魚のように「骨ごと食べる」ものはやめておいた方がよい。 13) 北海道、四国沖、九州、日本海の魚はまだ大丈夫.もしこれらの地域が汚染され始めたら、このブログで報告します。 ・・・・・・・・・ 測定値がなければ食べることができないのは、放射性物質の汚染の鉄則ですから、「風評」ではありません。 お魚を買うときには、「どこでとれたか?」を聞くのが、まず第一。もし外国産、北海道、四国沖、九州、日本海の場合は測定値がなくても食べられます. その他の産地のばあい、「ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プロトニウムの測定値が表示されているか?」をチェックしてください。まだ、測定されていないので、現在のところ、表示されたものはないはずです。 http://takedanet.com/2011/04/53_3dac.html

  • 放射性物質はセシウム137だけじゃないでしょう

    原発事故以来セシウム137やストロンチウム90などの放射線が問題になっていますが、放射性物質はそれだけではないでしょう。他の物質は問題にならないのでしょうか。 ウランの核分裂によってセシウム137が出来たと言うことは、それと等量のルビジウムが出来たはずですよね。どうしてそれは問題にならないのでしょうか。 またストロンチウム90が出来たと言うことはそれと等量のキセノンが出来たはずじゃないのかな。 そのほかいろいろな物質が出来たはずなのにどうして問題にならないのかな? いずれも強烈な放射能を持っているのではないかと思うんですが……。 半減期が短いからかな?半減期数秒とか。 どなたか教えてください。

  • 核分裂生成物でヨウ素とセシウムばかり注目されるのは

    福島第一原子力発電所から漏れ出した核分裂生成物が問題となっています。 核分裂では原子核が様々な原子核に分裂し、その他の物質についても問題があるはずですが、 マスコミから話が来るのはヨウ素131とセシウム137についてばかりです。 ヨウ素131とセシウム137ばかり取り上げられるのはなぜでしょうか? 気になって自分でもいくつか理由を考えて見たのですが、ご存知の方は教えていただけないでしょうか? [考えられそうな理由] 1. ヨウ素131とセシウム137の収率(生成率)が比較的高い 2. ヨウ素131とセシウム137の危険性・人体の影響度合いが比較的高い 3. 様々な放射能物質の計測機器がヨウ素とセシウムに対応しており、事実上計測基準の標準となっている 4. 東京電力や原子力機構がヨウ素とセシウムしか言わないので、マスコミがそれらしか知らない 5. その他 (1. 2. については、例えばこのリンクを見ると半減期が中途半端に長いストロンチウム90や気体で拡散しやすそうなキセノン131/133なども気になるところですが、どうなのでしょうか? http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6734/kisogenri/untenbougai.html)

  • 放射性元素の放出する放射線について

    今回、放射性元素について、お聞きしたく思います。 初歩的な質問で、誠にすみません。インターネットのウェブページで調べてみた内容を書いてみます。以下の内容が、正しいのかもお聞きしたく思います。 原発事故では、キセノン131、セシウム137などが生成されやすいと聞きます。 キセノン131、セシウム137は、それぞれβ崩壊して、β線、電子線を出し、セシウム131、バリウム137に変わるとも聞きます。通常の原発運転でも、濃縮ウランの内の、燃えないウラン238の場合は中性子を取り込み、β崩壊してプルトニウム239に変わると聞きます。 また原子炉の中で生まれる主なプルトニウムの同位体は、核分裂を起こすプルトニウム239と241、核分裂を起こさないプルトニウム238と240、242、244の6種類が出来るとも聞きます。さらに、このプルトニウムの同位体は、241は、β線を出し、他の238、239、240、242、そして244はα線を放出するとも聞きます。 前置きが、長くなりました。上に揚げた放射性物質は、β崩壊、α崩壊をしやすい放射性物質ようなのですが、他の崩壊も実際には起こり得る反応のでしょうか? キセノン131、セシウム137の場合を例に出してお聞きします。β崩壊して、それぞれセシウム131、バリウム137に変わる反応だけでなく、α崩壊やγ崩壊も起こしたり、また中性子線を放出したりして、別な元素へと変化する事もあり得ると考えてよろしいのでしょうか? プルトニウムの同位体、238、239、240、241、242、244の場合も、起こしやすい崩壊傾向はあっても、別の崩壊反応も起こり得ると理解したほうがよろしいのでしょうか? この辺がよく分かりません。 一般的には、中性子がβ崩壊して、電子を放出すると、その放射性元素は、一つ上の原子価の元素が変わるようですし、一方、α崩壊すると、α線の本質はヘリウムの原子核ですから、元の放射性元素より原子量が小さい元素へと変わると聞きますが。 初歩的な質問で、大変すみません。

  • 放射性ヨウ素とセシウムの毒性

    放射性ヨウ素は最近、水道水から減ったとかいろいろいわれていますが セシウムとヨウ素は毒素がどうちがうんでしょうか? セシウムって半減期が30年ですよね?セシウムを体内に入れるほうが危険なんですか?

  • 放射性ヨウ素について

    原子炉や臨界事故では放射性ヨウ素が発生するそうですが、どうやって発生するのでしょうか?U(ウラン)が核分裂してできるのでしょうか?できれば、核反応式などを使って教えてください

  • 福島原発でなぜヨウ素131が未だ減らないのか

    私の生活域での水道水中の核種分析でヨウ素131だけが増減を繰り返しています。私の乏しい知識では、ヨウ素131は自然に生成もしますが、ウラン238の核分裂による生成が主なものと認識しています。また、半減期は8日ですからもう40日以上になりますから新たに核分裂していないのなら減少の一途のはずです。 原発が再臨界しているのならわかりますが、保安院等の発表では再臨界はしていないと言います。再臨界していないでヨウ素131が減らない理由をご教示下さい。

  • 放射性ヨウ素のできかた

    放射性ヨウ素は、ウランの核分裂で出来るのですか? ウランからヨウ素まではどの様な変遷で、物質が変化や分裂を してゆくのでしょうか? それとも、 ウランのせいで、水がくっついて、ヨウ素になるのでしょうか? 参考となるURLがありましたら教えてください。

  • ガラパリは年間自然放射線が平均10ミリシーベルト

    あるそうですが、ここにずっと住んでいる住民は、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムなどの「放射性物質」を取り込んで「体内被曝」しているのですか?それとも体内被曝はほとんどないのですか?