温度による平衡定数の計算方法

このQ&Aのポイント
  • 温度による平衡定数の計算方法について解説します。
  • 25℃以外の温度での平衡状態や平衡定数を知りたい場合には、25℃の値を使って他の温度での平衡定数を計算することができます。
  • 具体的な計算方法として、温度T1とT2での平衡定数K1とK2を比較する場合、ln(K1/K2)というファンホッフの式を使用します。
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至急教えてください。

6.熱力学的な数値を表にするときには多くは25℃の値を使う。しかし、時には25℃以外の温度での平衡状態や平衡定数のことを知りたいことがある。そのときには25℃の値を使って他の温度での平衡定数を計算できる。ここで、ΔH0 とΔS0は考えている温度範囲は一定と仮定する。以下の問に答えよ。 (1)ある温度T1T2での平衡定数をK1、K2とすれば、lnK1/K2はどのように表されるか(これがファンホッフの式と呼ばれる)。 (2)アデノシン三リン酸(ATP)のアデノシン二リン酸(ADP)と無機リン酸イオン(Pi)への 加水分解は次の式で書ける。    ATP+H2O→ADP+Pi 25℃、pH7での反応では標準ギブスエネルギー変化-31kJ、標準エンタルピー変化は -24kJと報告されている。25℃と生理的温度37℃での平衡定数の値はどれだけか。

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回答No.1

lnK1=-ΔG1/RT1 lnK2=-ΔG1/RT2 lnK1-lnK2=ln(K1/K2)=-ΔG1/RT1+ΔG2/RT2 ΔG1/RT1=ΔH1/RT1-ΔS1 ΔG2/RT1=ΔH2/RT2-ΔS2 lnK1-lnK2=ln(K1/K2)=-ΔH1/RT1+ΔH2/RT2-ΔS2+ΔS1 --(1) ファントホッフの式 T1とT2の差が小さければ、ほぼ同じ温度範囲であるためにエントロピーは同一で、 エンタルピーも同一。 K2-K1=ΔK T2-T1=ΔTとして、 lnK1-ln(K1+ΔK)=ln(K1/K2)=-ΔH1/RT1+ΔH1/R/(T1+ΔT)=-ΔH1/R*(T1-T1-ΔT)/T1/(T1+ΔT) 両辺をΔTで、割って、極限を取ると d(lnK1)/dT=ΔH1/R/T1/T1 --(2) これが、ファントフォッフの式 問題としては、極限を取る前に、(1)をエントロピーとエンタルピーを同じだとすればOK 次の問題で極限を取ればよい。 アデノシンのやつは (2)を温度で、25°Cから37°Cまでで、両辺を積分してやればよい。 左辺のところでlnK1=-ΔG1/RT1を使って、ギブスを使い、 右辺のところで、エンタルピーを使えばよい。 というヒント。

参考URL:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86
0dma
質問者

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