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エルニーニョ現象について
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エルニーニョ現象やラニーニャ現象が何故起こるのか、原因や発生のメカニズムは科学的には解明されていないので良く分らない。 (ペルー沖の海水温上昇と偏西風の影響で赤道付近に広く高温の海水域が広がる事は分っているが、元々なんでペルー海域の水温が上昇するのかが分っていないから) 小学生向けの分り易い解説のページです。 http://www.ijokishou-kids.net/warming/07elnino.html 難しい気象学や海洋学用語で説明されても、私達のような素人には分り辛いので、このページは大人子供でも理解しやすいやさしい説明になっているので参考になると思います。 地球温暖化が原因かどうかは分らない、温暖化が顕著になる遥か以前からエルニーニョ現象は繰り返し発生していたと推測されています。 ペルーの海域が特に問題になっている訳では無くて、ペルー沖の海水温の上昇基になってエルニーニョ現象が起こるので、ここがエルニーニョ現象の発生源となっていると言うだけです。 地球規模の温暖化で、エルニーニョ現象などよりももっと深刻で重大な問題なのは、両極の氷の減少によって、地球のすべての命の源となっている海洋大循環が停止してしまう事だと思います。 エルニーニョ現象が日本に与える影響は、一言でいうと例年とは異なる異常気象が発生するから、漁業大国であり、米を主食とする農耕民族である日本人としては非常に困る事が多い、という事につながるからだと思います。 エルニーニョ現象は太平洋高気圧(小笠原諸島付近に発生するので、俗に小笠原高気圧とも呼ばれる)の勢力や発生する場所に重大な影響を及ぼす事が日本に直接影響する最も大きな問題ではないかと思います。 夏の暑い太陽の力によって発生するのが太平洋高気圧ですが、エルニーニョ現象によって赤道付近の海水温が異常に上昇すると太平洋高気圧が充分な勢力に発達できなかったり、小笠原付近よりも北東に変位して現れたりします。 ジェット気流がエベレストにぶつかって二つに分断される事によって、気流のよどみが発生して停滞前線が発生します。 アジア全体でおこる現象ですが、日本では特にこの時期の事を「梅雨とか五月雨」と呼んでいて、稲作農業を行うアジアの地域には欠かせない潤沢な水の供給源となっています。 やがて太平洋高気圧が勢力を増して来ることで、分断されていたジェット気流を北に押し上げて梅雨が明けて夏がやってきます。 梅雨が田畑を潤し、やがて梅雨が明けて夏の強い日差しが農作物を育てます。 太平洋高気圧が弱かったり、発生する場所が例年と違う場所に変位したりすると、梅雨の時期に雨が降らなかったり、いつまでも梅雨が明けなかったりします。 近年頻発している渇水や洪水や冷夏といった問題とエルニーニョ現象が密接な関係にあるという事です。 水が無かったり雨が多過ぎたりすれば、作物は育ちませんし、夏の日差しが少なくて冷夏になった場合も作物は育たないので、農耕民族である日本にとっては平年の四季の流れが安定して起こる事が大切な事なのです。 その他にも、海水温の異常な上昇は海洋の生態系にも大きな影響を与えます。 魚の繁殖状況や生息域の変化、海流の変化による漁場の変位などが起こり、漁業にも大きな影響を与えます。 またこの変化は、日本の漁業だけではなく世界の広域に於いても同様の問題を起こしますので、世界中から海産物を輸入している消費国の日本にとっては重要な問題となります。 近年では、過去には少なかった竜巻による被害のニュースを良く耳にするようになりました。 毎年のように何処かの特定の地域では異常な渇水が起こり、別の地域では集中豪雨で河川氾濫するという事が起こっています。 本来なら、台風は太平洋高気圧の影響を受けて、高気圧の辺りを弧を描くように弓なりに曲がって進み、春から初夏に掛けては台風は南方方面に進み、やがて台湾や沖縄から九州方面へと進路を少しずつ東寄りに変えて、高気圧の勢力が衰える秋になると関東や東北方面にも被害を及ぼす事が多くなるのが普通でした。 しかし、太平洋高気圧が弱くて北東に変位して発生すると、赤道付近で発生した強い台風が、弱く北東に変位した太平洋高気圧を更に北に押しのけて、下から上に(南から北に)真っ直ぐに北上する進路をとり、日本を直撃して来る可能性が高くなります。 これもまた、育成中の養殖の海産物や、収穫前の稲などの穀物や果実類などに深刻なダメージを与える事は必至だと考えられます。 エルニーニョ現象が日本に与える影響は様々ですが、主に直接影響が有る問題点としては、太平洋高気圧に対する影響が一番大きく、結果として本来在るべき日本の四季の正常な循環を狂わせてしまうからという事になるのではないかと思います。
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- eroero1919
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「バタフライ効果」という言葉があります。中国で蝶が羽ばたくと、その気流の影響でやがてアメリカで竜巻になるなんていう半分ジョークのような話です。 要するに、ドミノ倒しのように南米ペルーの海温上昇によって気流などに影響して遠く離れた日本で異常気象になるということです。 えっ?そのメカニズムが知りたいって?まあウィキで検索すれば難しい用語を交えながら説明していますが、乱暴に一言で説明すれば「ようわからん」となります。経験的に、エルニーニョ現象が起きると日本で異常気象になることは分かっています。でも、なぜそうなるかは推測の域を出ないんです。 なぜなら、気象というのは様々な現象が複雑に絡んでいるのでその相関関係を解きほぐすのは非常に困難なんです。天気予報が外れるのはそういうことです。例えば雨と予報したのにちっとも雨が降らなかった。大抵テレビの気象予報士が後頭部をかきながら「南から湿った空気が入ると思ったのですが・・・」といいます。しかし、なんで湿った南風が入らなかったのかについては「分からない」なのです。どこかに予想外の出来事が起きているのですね。 明日、明後日の天気予報はかなり当たりますが、週間予報となると途端に命中率は下がります。気象庁は三ヶ月以上先の長期予報を発表しますが、これはもう予報なんだか占いなんだか分からないレベルです。 またエルニーニョ現象つまりペルー近海を中心に海温が上昇する原因については全く分かっていません。とりあえず「温度が上昇しているんだから、地球温暖化が原因だろう」と思っているだけです。
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