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耐震強度値と耐震補強

mokkoshaの回答

  • mokkosha
  • ベストアンサー率63% (46/73)
回答No.1

木造住宅の専門家です。 数百年に一度起こる規模の地震(震度6強~7程度)に対して 倒壊崩壊しない程度を1.00としています。 また1.00未満は建築基準法違反となります。 0.99ならその0.99倍、1.23ならその1.23倍です。 震度では表せません。この倍率の地震力ということです。 これでよいですか? 最低値が出た場所が違う の意味が理解できません。 1階Y方向を改善することによって2階Y方向が結果として最低値となったことですか? 改善前と改善後で数値が変わることは当然ですよね。 目標値をクリアしているのであれば最低値がどの場所であるか の議論は無意味です。 東海地震でどれだけ耐え得るか 根拠となる図面等がないのでお答えできません。 が、評価上では数百年に一度起こる規模(一般的に阪神淡路大震災を差す)の1.2倍程度の地震力に対して倒壊崩壊しない程度(倒壊崩壊しない確立が95%以上)であるといえます。 あくまで設計上の理論値の話です。 しかもこの数値はこの建物に存在する耐力壁(筋違や面材)の量を示しているに過ぎません。 各階各方向に存在する壁量÷建築基準法を満たす1.00以上とするために必要な壁量 現行法や品確法では ・弱点となる部分をつくらないよう耐力壁を釣合良く配置すること ・建物の重さの中心である重芯と建物の強さの中心である剛芯の位置 を各階ごとに求める偏心率計算を行うこと ・地震暴風で建物にかかる力を耐力壁、基礎、地盤に伝達していく為に 水平構面(床構面、火打構面、屋根構面)を剛構造とすること 等のように様々な方法で建物の強度を検討することとされている。 私が設計する住宅では直下壁率計算、直下柱率計算を最初に行う。 建物を倒壊させようとする外力を集中させずに分散させ、早急に 基礎、地盤へと伝達させることが目的だからです。 構造計算やたわみ率計算などを利用して横架材の断面寸法を決定 することも大切な基本事項です。 あらゆる計算から求められた数値によって、建物の耐震について 評価することは可能なのですが、それはあくまでも設計上の数値 であって、実際の現場でその数値の能力を発揮できる施行をしている かが重要になってきます。これが施工者、監理者の仕事です。 取付方法や金物選定に施行不良があれば、能力は発揮できません。 そんなことはあまりないだろうと思ったら、あらゆる現場で頻繁に 見受けられますので、頭に置いて下さい。 今回は9mm厚構造用合板を用いて補強するということですが 基礎は、その耐力壁の両端にある柱に加わる応力に耐え得るのでしょうか?20年前の基礎ですか…何とも言えません。 強度を調査する方法もありますので、良かったら利用して下さい。 寝室の強度を上げる とだけいわれても判断できません。 その位置が釣り合いの良い配置となるかどうかは全体を見ないと 判断できません。剛芯の位置が変わって偏心率も変わるでしょうから。 工事費の適正 床、壁、天井の仕上材にもよりますね。 もっと正確に詳しく説明してもらわないことには回答不能です。 工事内容 基礎から梁の間に通し、基礎とのつなぎにはOC1という鋼板を使用 面材(構造用合板)を土台ではなく基礎に取り付けるのですか? OC1は基礎と柱を緊結するホールダウンですか? 土台と柱を緊結する接合金物のことですか? 基礎に取り付ける例を聞いたことがないので 土台ではないかなと思っています。 これも上階の柱や耐力壁の状況等の記載がないので回答できません。 少し高いように思います 仮に寝室8畳、押入1畳、タンス置場2畳とすると 床工事=12万(坪1万の床材、下地コンパネ再利用) 壁工事=25万(ビニルクロス普及品仕上、耐震補強、断熱材入替え) 天井工事=12万(ビニルクロス普及品仕上、石膏B下地、木下地) 既存撤去処分=8万(手壊し) 諸経費=3万 合計=60万+消費税=63万 76万ですか、確かに少し高いように思えますが 他にも現場の状況によって費用が発生しているのかも分かりません。 前述の通り、仕上材が違うのかもわかりません。 参考にはなると思いますので上記内容と比較して見てください。 リフォーム中に提案しなかった どういう流れかは把握できませんが、当然リフォーム中に提案すべき 事項でしょう。依頼先のレベルが低いとしか表現できません。 心配ないだろうと工事を完成させたが、一応違反建築物でないか 確認して見ることになり、確認したら違反していたので 発覚したら行政処分の対象となったりと面倒だし 一層のこともう一儲けできる提案して試してみるか みたいな感じかもしれません。 最初から意図的だったのかもしれません。 いずれにしても正当な理由は見当たりません。 安心材料として 1階X方向1.55 1階Y方向1.51 2階X方向1.34 2階Y方向1.23 この各数値だけをみると非常に理想的といえます。 志の高い建築士が目指す設計目標値といえます。 しかしながら、耐震というのは前述の通り、この単独要素のみで 決定されるものではありません。 各要素の数値から総合的に判断すべき性能であることをお忘れなく。 以上、参考になりましたか?

bighorn2
質問者

お礼

非常に詳しく丁寧なご説明をありがとうございます。耐震強度の考え方が良く理解でき、大変参考になりました。 私の説明の中で、「基礎とつなぎの金具」は、ご指摘の通り誤りで正しくは「土台との・・」です。このOC1なる金具は、4.5mm鋼板でL字型をして柱と土台を緊結するものだそうです。 現在コストダウンの案を作ってもらっている状態です。後出しの提案について業者の説明はありませんが、なんとなく意図的なものを感じています。 他の業者への依頼も視野に入れて、一応安心できるレベルまでの補強工事を行いたいと考えてえいます。

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