このような場合、分社化は得なのでしょうか？アドバイスお願いします。

質問

法人住民税均等割の軽減だけを目的にした分社化を考えています。
資本金1000万以下の子会社を設立し、店舗（20店舗くらい）を子会社の所有に変更することは
可能ですか？また節税効果はありますか。教えてください。

法人の資本金が1000万円超で、所有する各店舗の所在地に対して支払う法人住民税の均等割りが高いです。
そこで資本金1000万以下の子会社を設立して、店舗をすべて子会社の所有にしようと考えたのですが、

店舗を子会社の所有にするためにはどのような手続きが必要ですか。
多額の資金が必要なのでしょうか。
また格安で子会社に譲渡したら、経済的利益に対して税金がかかってしまいますか。

ちなみに銀行の融資とかがあるので、既存の法人の資本金を下げることはできません。
均等割りについてだけ考えれば、店舗を資本金1000万以下の法人の所有にすることにより、
年200万くらい法人住民税が安くなります。

現状のままでいるのが得なのか、分社化したほうが得なのか教えてください。
よろしくお願いします。

回答No.2

tako2tana

「企業再編税制」や「企業グループ内の適格分割の要件」などをキーワードにしてお調べされる事をお勧め致します。
　親会社が子会社に格安で有利な価格で資産を譲渡しても無税であるならば、賢い経営者はどんどんと子会社を作って行くのではないでしょうか？

　税金を少なくしようとする方法に対しては抜け道をふさぐ手だてが講じられている物だと思います。

お礼

ありがとうございます。検索してみましたが難しい言い回しでよく分かりません…。
いろいろ探してみようと思います。

回答No.1

tako2tana

結論として、あまりお得ではないと考えます。

　１．分社化した各店舗全てが完全に独立採算で、各店舗ごとに経理上の帳簿を全て備え付ける場合の経費はいかほど掛かるか計算してみたのでしょうか？

　２．以下の考えでお考えになったのではないでしょうか？
　法人住民税の均等割で市町村分の金額を資本金１千万円超・社員５０人以下の区分の１３万円から、各店舗を資本金１千万円以下・社員５０人以下の５万円に引き下げられれば、各店舗ごとに年間８万円安くできる。１店舗１０万で２０店舗だから１６０万円の節約になるはずだと。
　しかし、各店舗ごとに会社を設立するための費用や会社ごとの維持費が年間１０万円で済むとは到底考えられません。形式的に分社してだけで実態がなければ、税務調査で脱税と指摘された場合結局は元の税金を納めなければならなくなると思います。

　３．従業員のモチベーションが下がらないようにしなければ、独立採算で倒産する会社は必ず出てくるのではないでしょうか？各店舗で社長になってくれる方々が優秀であるならばべつですけれどね。

補足

tako2tana様、ありがとうございます。

私の説明が悪くてうまく伝わっていない部分がありましたので、補足させてください。

いまは、資本金1000万超である法人Aが、20の店舗を持っており、店舗の経費の計算は法人Aが一括で行っています。

分社化の形としては、各店舗をすべて個別に分社化するのではなく、法人Aの下に一つ、子会社Bを設立し、いま法人Aに属する各店舗を、その子会社Bに属する店舗に変更するという意味です。
子会社Bの資本金が1000万以下なら、それに属する各店舗の均等割りが安くなるのでは？それが狙いです。

つまり設立する法人は子会社Bのみで、店舗は法人Aから子会社Bに譲渡する…というようなことを考えているのですが、店舗の譲渡（およびそれに関する税金）にお金がかかりすぎる場合、子会社Bの設立に意味がなくなる可能性があり、心配です。

店舗の譲渡って、親会社と子会社間であっても、時価で取引しなければ、寄付金課税や受贈益の対象になってしまうんでしょうか…？

もし可能でしたら、もう一度アドバイスをよろしくお願いします。