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格助詞を&に と動詞触るの関係

日比野 暉彦(@bragelonne)の回答

回答No.6

 こんにちは。  ★ 格助詞を&に  ☆ ヲ格もニ格も 話し手がものごとを対象として取り上げるとき 対象(あるいは客体もしくは賓客)として示しますよということを示す格です。賓格と言うとよいと考えます。  ヲ格は 賓格の基本です。第一次賓格であり それは 対象を素直に全体としておのれのいま相い対するものとして捉える場合に用います。対格あるいは目的格などとも言います。  ( a ) 八雲立つ 出雲八重垣      妻籠みに 八重垣つくる      その八重垣‐ヲ  (古事記歌謡・1)  二格は ヲ格の特殊形態に使います。全体に対する特殊。これは 一般に 具体的にしてしばしば一点集中的です。与格と言います。  ( b ) ( a )の内の     妻籠み‐ニ    (=妻をこもらせるために / (別解)妻とともに)  つまり 《妻籠み》という客体を 特殊に具体的にその一点に集中して取り上げますよというしるしが 二格だと考えます。  ( c ) 賓格:《妻籠みなる八重垣》‐ヲ       与格:《妻籠み》‐ニ  一般に ヲ格は他動詞の賓格(対格)として 次の用法があります。  ( d ) 八重垣〔‐ヲ〕つくる  この八重垣を賓客としつつ 具体的な何らかの情況や行為を思い浮かべるときには たとえばそこに誰が住むかという表現として 二格を用います。  ( e ) 八重垣‐ニ 誰が住むか。  けれども このときにも対象(ここでは 八重垣)をやはり全体として相い対するものと――主観的に――捉えるなら こう表現するでしょう。  ( f ) 八重垣‐ヲ つくる。 / 買い取る。 / 奪う。 / 独り占めする。  ( g ) ??? 八重垣‐ヲ 住む。       *  なお  【Q:「は」 と 「が」】   http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa5277320.html  へのわたしの回答(=そのNo.7)を参照してください。以下に引用しておきます。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  (α) A‐ハ B‐ガ C‐ナリ。 / C‐スル。  ☆ これを 基本文型とします。  文は 問答として成ります。問い(主題)と答え(論述= C )です。  問いは 一般に 二つの主題( A および B )によって発します。   A: 第一中心主題   B: 関係第二主題(関係というのは 中心主題 A に関係するとの意)   C: 論述主題(つまり 主題に対する論述)  ○ わたし‐ハ 名‐ガ ヤハウェー‐なり。  ○ われ‐ハ 心‐ガ すがすがし。  ここで 基本文型(α)は さまざまに内発的な展開を起こします。  特に 第二主題 B が 細かく具体的な主題を提示することになります。     B ‐ → B1・B2・・・Bn: 関係第二主題からの派生    B 1‐ノ: B‐ガのガ格にもその用法がある属格    B 2‐ヨ / ヤ: 第一主題を呼び掛けの対象とする呼格    B 3‐ヲ: 論述の述語動詞に対してその賓格を表わす。また対格。    B 4‐ニ: 同じく 賓格のうちの与格を表わす。    B 5‐ヘ: 同じく 方向格。    B 6‐カラ: 同じく 起点を表わす起点格    B 7‐ニテ / デ: 所格    B 8‐ユヱ: 原因格    ・・・  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

seobaba
質問者

お礼

ご丁寧にありがとうございます。 やはり古文が大切だと教えられました。言葉の大切さを知っていた古代の人々が大切に育んだ言葉の重要性を忘れてはいけないと思いました。そしてその言葉を、色々な意味で改善しできた言葉も、大切でいつかは古典になるのでしょうか。 言葉を愛する皆様からの返答に感動しています。

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