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開集合がコンパクトでない理由

コンパクトとは、有限と無限に関するもの(有界閉集合)である ことは何となく分かっているつもりです。 しかし、開集合がコンパクトでない理由がいまいち分かりません。 たとえば、よく教科書に掲載されている例として 開区間(-1,1)を、Xn=(-n/(n+1),n/(n+1)) (n∈N)  ※Nは自然数全体 で覆うというものがあり、これは有限部分被覆を持たないというものです。 でも、Xnの最後は(-1,1)なので、この一つをとりだせば それだけで有限被覆となると思います。 この矛盾はどこから来るのか分かりません。 どなたか、ご教授ねがいます。

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  • kabaokaba
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回答No.2

>(-1,1)にならないといことは、やはり、Xnは(-1,1)の開被覆ではないということになってしまいます。 なりません.質問者はεδや無限に対する理解が かなり怪しいのでしょう. (-1,1)にならなくたって被覆です. たとえば,εを-0.99999 にしましょう. nをものすごーく大きくする,たとえば, n=100000にすると n/(n+1)=0.999990000099... となるので (-n/(n+1),(n/(n+1))にεは含まれるのです. (-1,1)に含まれるどんな数をもってきても このようにその数を含む(-n/(n+1),(n/(n+1))を 必ずとることができます #ε=n/(n+1)をnについてといて #それ以上の整数をとればよい. したがって,{Xn}は(-1,1)の開被覆です. しかし,どんなにがんばっても有限個で覆うことはできません. 有限個でとめたとしたら, n/(n+1)は1にはなれないので,n/(n+1)と1の間の数が こぼれてしまうのです. こういうのを「稠密性」というのでした. ちなみに >コンパクトとは、有限と無限に関するもの(有界閉集合)である >ことは何となく分かっているつもりです。 この理解は明らかな誤りですので 正しく理解しましょう. 有限と無限,有界はそれほどは関係しません. ちなみに,コンパクトと有界閉集合は別の概念であり, ある特定の条件において同値であるということも 理解しましょう.

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  • rnakamra
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回答No.3

#1のものです。 (-1,1)の中の要素1-ε1 (0<ε<1)を考えます。 1-ε1がXnに含まれるためには 1-ε1<n/(n+1) を満たせばよいことになります。 つまり、n>(1/ε1)-1 なるnをとればよい。 もし、nが全ての自然数を取れるのであれば、この不等式を満たすnはε1がどんなに小さくても必ず存在します。 つまり、"((-1,1)の中で)1"の近傍、どれだけ1に近い数でもXnで被覆することが可能です。 しかし、nの個数が有限であるとするとその中の最大の物をNとすると ε2<1/(N+1)となるε2を持ってくると1-ε2はXnで覆うことができなくなります。つまり、有限のXnの組で被覆することはできません。

  • rnakamra
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回答No.1

>でも、Xnの最後は(-1,1)なので、この一つをとりだせば >それだけで有限被覆となると思います。 Xn=(-n/(n+1),n/(n+1)) (n∈N) でnを何にしても(-1,1)にすることはできません。 確かにn→∞の極限X∞は(-1,1)ですが、∞なる自然数が存在するわけではありません。Xnに最後なるものは存在せず、(-1,1)に近づきますが絶対に一致することはありません。

tkajte
質問者

補足

回答ありがとうございます。 >Xnに最後なるものは存在せず、(-1,1)に近づきますが絶対に一致することはありません。 (-1,1)にならないということは、そもそもXnは(-1,1)の開被覆ではないということですか? 開集合とは、その要素に近傍が必ずあるのが定義ですから、 (-1,1)にならないといことは、やはり、Xnは(-1,1)の開被覆ではないということになってしまいます。

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