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死刑の歴史

今晩は、よろしくお願いします 日本の死刑の歴史について教えてもらいたいと おもいます。 教えてもらいたいのは・・・ まず、死刑はいつ頃からあったのでしょうか? (これがものすごく気になるんです!) それから、どんな死刑があったのでしょうか? (江戸時代だと放火には火あぶりの刑だと 聞いたことがあります。) 漠然と日本ではあんまりひどい死刑はなかった のでは・・・という気がしていますが、いろいろと 教えてもらえるとあり難いです。 参考になるサイトも宜しくお願いします。

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質問者が選んだベストアンサー

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  • neil_2112
  • ベストアンサー率73% (196/268)
回答No.4

門外漢なのですが興味があって、昔少し調べたことがあります。 >死刑はいつ頃からあったのでしょうか 死刑をどう捉えるかは難しい問題だと思いますが、国家的な刑罰の体系ができてから、という風に考えればやはり、律令時代からということになるのでしょう。 この時代には中国法の体系が導入されています。いわゆる五刑というもののうち死刑は「絞(こう)」と「斬(ざん)」の2種類でした。斬は首を切り落とすわけで、こちらの方が重い刑です。絞は2本の綱で罪人の首を絞り上げていって窒息死させるものです。 皇族や高位のものは自刃が許されていて、通常は自分で服毒することが多かったとされます。 平安時代の大半の時期(薬子の乱~保元の乱)は、朝廷が死刑執行を停止していたために死刑のない時代として知られています。色々な理由が言われますが、やはり怨霊の祟りが恐れられたことが一番の理由でしょう。平安時代は呪術信仰に溢れた時代ですが、特に御霊(ごりょう)つまり怨みをもって死んだ霊魂への恐怖はこの時代の政治を根本的に規定しているところがあります。 やがて絞のほうは日本の風土に合わずに生滅します。武士の台頭と共に、日本刀で首を落とす斬が一般的な死刑の手法になります。 江戸時代はきっちりとした刑法が整備されています。上級武士は切腹(斬首)が主で、庶民の死刑としては大きく以下のものがあります。 磔(はりつけ):槍で突く 火罪(かざい):火で焼く 斬首(ざんしゅ):首をはねる 火罪はご指摘のとおり、放火犯に対する特別刑です。 斬首には、「打首(うちくび)」にとどめるものと、切った首をさらす「獄門(ごくもん)」とがあり、さらに打首には「死罪」と「下手人」の2種類があります。 死罪は処刑後に死体を刀の試し切りや解剖に供するもので、下手人より重い刑です。下手人というのは首を切ったあと遺体は取捨(とりすて)とされましたし、財産も没収されないという意味で、死刑としては最も軽い、いわば最小限の死刑です。この下手人は普通殺人に適用された刑です。 (普通でない殺人、というのは例えば主人など目上の者を殺したり、毒殺など特殊な殺人の場合のことで、このような場合は鋸挽きのうえ磔とされました) 江戸時代の刑罰体系ははなかなか入り組んだものですが、死刑に限っていうと「結果責任主義」と「被害者感情の慰撫」ということになると思います。要するに、正当防衛を除いて、誰かがひとり死ねばひとりが死刑になることが原則で、それをもって遺族の感情をはらしつつ再発を予防する、というのが基本的な姿勢でしょう。 >日本ではあんまりひどい死刑はなかったのでは 例のギロチンは無用な苦痛を与えない“文化的な処刑方法”として登場したわけで、残酷さというものを単純に比べることはできませんが、確かに相対的にはそうだと思います。和を尊び、厳しく悪を懲らすより、犯人を憐れんで更正させつつ社会秩序の安定を図るという原則はあると言えるでしょう。 火刑(火あぶり)でも、西洋では痕跡を消すために焼いた側面が大きいようですが、江戸幕府の方は一種の象徴として火を用いたようで、罪人が死んだと見れば直ちに火を消すのが通例だったそうです。 ただ戦国時代の前後、抗争の続くなかで刑罰も残虐化した部分はあったようです。逆さ磔、簀巻き(罪人を簀でまいて水に放りこんで水死させる)、釜煎り(石川五右衛門で有名ですが、実際にあったとされます)、車裂きなどが文献で知られています。江戸初期には多少このような処刑もまだ残っていたようです。

spinner25
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 (毎回助かります!) 最初の死刑っていうのはやっぱりわからないんでしょうか('.')? 江戸時代のことが詳しくて勉強になりました。 細かい規則がこの時代にもあったんですね。 下手人って、普通犯人のことですよね、犯罪の名前だったとは驚きです。 結果責任主義ということは、誤って殺してしまった時でもあんまり情状酌量がなかったということでしょうか? ドラマだと名奉行が人情味のある裁判をしますけど… どうもありがとうございました。

その他の回答 (3)

noname#4681
noname#4681
回答No.3

酷い刑は結構ありました。 江戸時代の死刑は その罪の等級によってどの死刑を行うか決まっていましたが、 軽い方から 死罪(首を切られる) 斬首(首を切られた後に死体は試し切りに使われる) 獄門(斬首の後、外に首をさらします) 磔(磔台に縛られて槍で三十回突き刺されます、後に首は晒されます) 鋸引き(首だけ残して体を埋め、希望する者に鋸で少しずつ首を轢かせます。三日間続け、まだ息のあるときは磔か獄門にします) また、キリシタン弾圧時には、男は蓑踊り(手足を縛った状態で蓑を着せて それに火を着けて焼き殺します)、女は水籠もり(水死するまで水牢に入れ 冷たい水につけます)といった刑罰が行われました。 他にも、日本書紀の時代には釜ゆで、車裂き、手足切りと言った刑罰が 行われていたようです。

spinner25
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 鋸びきというのは聞いただけで(-.-)... これだけは見るのも勘弁してほしいって感じです。 キリシタンの弾圧も結構怖いものがありますね、 異教徒に厳しいのはどこも同じなんでしょうか… 日本書記の話はちょっと興味があります(いつからあったのか、っていう意味で)。そういうことが紹介してある参考図書とか参考ページがあったら教えて下さい。 どうもありがとうございました。

  • hozanna
  • ベストアンサー率13% (7/51)
回答No.2

平安時代は数百年死刑がなかったおどろくべき時代です。 ただ、貴族の中は「悪い人を許す=天国に行きやすい」と考えていたようで、 どうしようもない極悪人でさえすぐに釈放されて、 都は無茶苦茶だったらしいです。(うけうりなので自信なし) 一般的に西洋や中国の聞いただけで吐き気がしそうなものはすくないようです。 キリシタン迫害はひどかったようですが。

spinner25
質問者

お礼

早くに回答して頂いたのに遅くなってごめんなさい。 海外のほうがやっぱり死刑はオソロシイですね。 平安時代は不思議な時代だなあと思います。 でもこの時代以外は日本人はずーっと死刑とつきあってきてることになるんですよね。何だかちょっと複雑な気がします。 どうもありがとうございました。

回答No.1

死刑囚第一号 『日本書紀』によれば紀元前660年だそうです。 詳しくは下記ご参考に、色々とでているみたいで・・・

参考URL:
http://www.sipeb.aoyama.ac.jp/~mt-home/students/okuyachi/nihon.html
spinner25
質問者

お礼

早くに回答して頂いてありがとうございました。 何でかしばらくつながらなくて、遅くなってすいません(T_T)。 参考ページはとても勉強になりますね。いいものを教えて頂いてありがとうございました。

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