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「より」が格助詞で、「まで」が副助詞!?

「より」「から」「にて」が格助詞、「まで」が副助詞に分類されていることについて質問です。格助詞は、上の語に何らかの資格を与え下の語に関係づけていくもの、副助詞は、副詞のように下の用言を修飾するものですよね?なぜ、「東京より発つ」の「より」が格助詞で、「東京まで行く」の「まで」が副助詞なんでしょうか。働きは、同じように思いますが。。よろしければ、教えてください。

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回答No.2

 興味深い質問だったので、自分なりに考えてみることにしました。(文献等は調べていません。)  質問に書いていらっしゃる格助詞の「何らかの資格」というのは、具体的には「文中での主語としての資格」や「下の体言(用言)を修飾する、連体(連用)修飾語としての資格」などで、「主格」「連体格」「連用格」などと呼ばれるものですね。  この場合、ひとつの語(文節)が文の中で主格でもあり連体格でもあるということはないでしょう。格助詞に含まれる一般的なものとしては「鬼が戸より出(で)、空(から)の部屋」(を・に・が・と・より・で・から・の・へ・や)がありますが、これらの場合は(基本的に?)他の格助詞と組み合わせて名詞に付け、連用修飾語にして用いることはできないと思います。   9時「から/より」回答する。         ○   9時「に」回答する。             ○   9時「から/より」「に/で」回答する。     ×   9時「に(で)」「から/より」回答する。    ×  これに対し、副助詞の場合は、格助詞と組み合わせて連用修飾が可能です。   9時「まで/ぐらい」「に」回答する。      ○   9時「まで/ぐらい」「で」締め切る。      ○   回答は日本語の変遷「に」「まで」及ぶ。     ○  これと同様に考えれば、「は」「も」が格助詞でなくて副助詞(文語文法では係助詞)とされるのも納得がいくように思います。   コンビニ「に」行く。             ○  コンビニ「に」「は/も」行く。         ○   コンビニ「に」「を・(に)・が・と……」行く。   ×   ……と書いて投稿しようとしたら、簡にして要を得た回答があったようですが、せっかくですので回答させていただきたいと存じます。

ppocket
質問者

お礼

お礼が遅くなってしまって申し訳ないです。 丁寧に説明してくださっているので、文法が大の苦手の私にとって、とてもわかりやすくて納得できました。 どうもありがとうございました☆☆

その他の回答 (1)

回答No.1

意味から考えればその通りで、実際に「まで」を格助詞とする人もいます。 たとえば、大修館書店『明鏡国語辞典』では格助詞としていますし、三省堂『大辞泉』には「格助詞と扱う説もある」と注記されています。 ただ、なぜ多くの辞書や文法書が「まで」を副助詞としているかというと、格助詞の後にも現れることがあるからです。 「子供に『まで』ばかにされる」 「実の親に『まで』見放される」 上の例では副助詞「さえ」と置き換えることができます。 定義上、各名詞について格は一つなので、格助詞が重なることは御法度なので、副助詞に分類されます。 とにかく、意味による分類はどうしても主観的なので、人によって判断が揺れてしまいます。したがって、できるだけ客観的で、誰でもそうだと思えるような根拠に基づいて分類する必要があります。例えば、助詞の後ろに現れるのは副助詞、とかね。 個人的には、「まで」には格助詞用法と、それが拡張した副助詞(とりたて詞)用法がある、というのがいいと思いますけど。

ppocket
質問者

お礼

お礼が遅くなってしま スッパリと分類できるものではないんですね。 とても参考になりました。 貴重なご意見、どうもありがとうございました!

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