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可視光ってどんな光ですか?

rphnn150の回答

  • rphnn150
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回答No.7

蛇足です。 みなさんの記述にあるように、星やその集団である銀河は様々な波長の光を放射しています。星や銀河の種類にもよりますが、これらは可視光を強く放射しています。 そのため、初期に作られた(せいぜい観測できるのは宇宙年齢の約半分の年齢の星や銀河らしいが。)星や銀河の光はドップラー効果(=赤方偏移)により、可視光より長い波長帯である"赤外線領域で主に"観測されるのです。 正確な記述ではないですが、質問者さんの言葉を借りれば、「星や銀河が放射する光のうち、可視光が特に多い」ので、”可視光が基準”といったニュアンスが生じたのかもしれません。 (余談) すでに述べられていましたが、赤方偏移の観測は可視光がメイン、というわけでもなく、例えば赤外線より長い波長、つまり「電波領域」でもおこなわれています。ここで観測するのは、過去の星や銀河(の周囲)が放射した電波です。電波は波長領域が長いので、過去の星や銀河が放射した電波は偏移で波長が伸びても、我々は「電波」を観測します。 最後はちょっとややこしいですかね。意味不明瞭なら無視してください。(電波天文学の本だったら、ちゃんと解説していると思います) *望遠鏡の解像度、つまり「目の良さ」があまりよくなせいで、今のところ初めに作られた星は観測できていない。実際に観測できているのは、星などが集まった銀河である。

kamikita
質問者

お礼

回答ありがとうございます。大変興味深く読ませていただきました。 ところで一つ気になるところがあります。 >*望遠鏡の解像度、つまり「目の良さ」があまりよくなせいで、今のところ初めに作られた星は観測できていない。実際に観測できているのは、星などが集まった銀河である。 遠方の星が観測しにくい理由にはもちろんそれもあると思いますが、僕はそれよりも別の要因の方が強いんじゃないかと思います。 一番は観測波長を可視光領域からずらしているから、じゃないですかね? 遠方だと波長が長くなるから、もっとも多く放射されている可視光領域より長波長側を観測するのですが、黒体放射で考えると波長によってはそのピークが恒星が見えなくなるくらいの低温にあるから、というのが一番の理由で、銀河だとダストからの星形成など低温現象がたくさん起きてるから見える、と思ってたんですがどうでしょう? 読みにくい文章ですいません。皆さんのおかげでこの数日、自分が勉強していることの理解がだいぶ深まりました。 ありがとうございます。

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