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脂肪酸の分析について

脂肪酸の分析でよくガスクロマトグラフィーを用いているようなのですが、その理由がわかりません、液体クロマトグラフィーなどで分析している例が圧倒的に少ないのは何故なのでしょうか??誰か教えて下さい。

  • BJC1
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  • 化学
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  • Kemi33
  • ベストアンサー率58% (243/417)
回答No.3

#1さん,#2さんがお書きの理由もあるとは思いますが,一番の理由は『ガスクロマトグラフィーにおける成分の分離能が液体クロマトグラフィーよりも勝れている』という点にあります。  GCで得られる高分離能が,類似構造(同一炭素数で飽和,不飽和,シス,トランスなど)を持つ脂肪酸混合物の分離分析に必要だったからです。  その他にも,GC分析の方が短時間で分析できるとか,GC-MSだとフラグメントイオンが多いので構造推定がし易いとかの利点もあります。  下記のページにGCとLCの利点や欠点が出ています。脂肪酸についてではないですが,脂肪酸の分析にも当てはまる内容です。  ・http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/ippan12/4/4-3-2.htm   環境測定技術  ・http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/contents/5-2.html   「液体クロマトグラフ-質量分析計(LC-MS)による水道水中の農薬類の検査」

参考URL:
http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/map/ippan12/4/4-3-2.htm, http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/contents/5-2.html
BJC1
質問者

補足

回答有難うございます、『ガスクロマトグラフィーにおける成分の分離能が液体クロマトグラフィーよりも勝れている』とありますが、GCは誘導体化する必要がありますよね?個人的な意見として、それって分析に影響はないのでしょうか??LCMSなどは誘導体化しなくても分析が大抵可能かと思うのですが・・・。素人な質問だったらごめんなさい。

その他の回答 (2)

noname#160321
noname#160321
回答No.2

1.ガスクロと液クロの「コスト」を考えると、移動相に純溶媒を必要とする液クロより高純度ヘリウムを使用するガスクロの方が、圧倒的に「安価」です。水-メタノール系でもかなり高価につきます。 2.同じく排溶媒が莫大に出来、消防法のしばりも結構キツイです。 3.質量分析器との結合はガスクロの方が圧倒的に有利でかつ条件設定も簡単、帰属のためのデータベースも整っています。 4.前処理もジアゾメタンによるメチル化などの方法が確立しており簡単です。 ですので現在進歩中の「ナノカラム」液クロが普及するまでガスクロの方が当分優位だと思います。

BJC1
質問者

補足

回答有難うございます。確かにコスト面を考えるとGCのほうがいいようですね。私はGCを正直扱ったことがないのです。doc_sundayのおっしゃるデータベースというのは例えば奇数の脂肪酸や環状の脂肪酸などのデータベースもあるのでしょうか??

  • 4500rpm
  • ベストアンサー率51% (2897/5647)
回答No.1

推測です。 ・ガスクロの方が装置が簡易で、実用化が早く、普及していた。 ・メチルエステル化で沸点を下げることができ、変質しないで気化させ易い。 ・ガスクロで測定できる分子量である。 ・脂肪酸は、官能基としてカルボニルしか持たず、特に飽和脂肪酸はUV吸収が小さいため、液クロでは高感度分析がしにくい。 などが考えられます。 現在では、液クロも普及しており、分析内容によっては、液クロ分析が増えてくると思います。

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