• ベストアンサー

オゾンホールはどうして南極に?

オゾンホールが重要な環境問題の一つですが、どうして南極に出て、北極にはほとんど出来ないのでしょうか?  自転が関係? 磁気のNSの違い? 海洋・大陸の分布が影響している? オゾン層破壊物質は、主に大陸から発せられるのでしょうが、オゾン層にまで上昇するときは全地球上空で均一化されるのでしょうね? 北半球の方が人口が圧倒的に多いので北極にもホールがあれば影響も大でしょうが。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • kiyi727
  • ベストアンサー率66% (100/150)
回答No.3

オゾンホールが南極に顕著で北極で現れにくいのは、成層圏の温度と深く関係しています。  >(オゾンホールは)どうして南極に出て、北極にはほとんど出来ないのでしょうか? この問いに対しては、「南極の冬の成層圏の方が北極の冬の成層圏よりも、より低温である」 ……というのがその答えになるでしょう。 オゾンホールは塩素酸化物の触媒反応が原因で発生しますが、 これには極成層圏雲(PSC)の存在が重要な役割を果たします。 硝酸の氷滴(固体)からなる雲粒上で、その化学反応が著しく促進されるからです。 この雲が多く発生すれば、オゾンホールはそれだけ大きく成長することになります。 ところで、オゾンホール生成に関わるこの極成層圏雲(PSC)は、 成層圏の温度が190K以下になると発生する、と言われています。 冬の極地上空には「極渦」と呼ばれる寒気の渦が存在します。 南半球はご存知のように海陸分布も単純ですし、極渦は定常的な円運動になり、 低緯度からの暖気が南極上空に入りにくい構造になっています。 低緯度からの熱量と、オゾンそのものの輸送が妨げられる南極上空の極渦は、 冬の間、極度に冷えます。 南半球の冬(6月~8月)、南極上空の下部成層圏の温度は190K以下に達し、PSCが発生します。 そして、春先の9月から10月には顕著なオゾンホールが形成されます。 一方、北半球はヒマラヤ、ロッキーなどの高い山脈や海陸分布が複雑なために ジェットは南北に蛇行し、極渦の形も絶えず変化します。 よって、低緯度の熱やオゾンが北極上空に運ばれ、オゾンホールは出来にくくなる訳です。

jumbokeskusu
質問者

お礼

分かりやすいご説明ありがとうございます。 陸地のある南極の方が冷えやすいのは分かります。水との比熱の問題が主ですよね。 ただ、冬の南極にできやすいと言うことで、オゾンホールによる紫外線被害(皮膚がん等)は、オーストラリア等南半球の居住地では日射の強い夏はオゾンホールが小さくなる分だけ小さく抑えられるわけですね。

その他の回答 (4)

noname#77472
noname#77472
回答No.5

現在の説ですね。 極夜渦(百夜時に起こる渦)が原因となり、 太陽がさし始め紫外線の活動でオゾンが破壊されるとなっています。 顕著な南北の違いは、 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%8D%8A%E7%90%83 ここにあります。 彼らがこれをどう判断しているのか? 成層圏雲が逃げられないと判断しているのか? 集まりやすいと判断しているのか? 残存し、集中すると判断しているのか? 知りません。つ^_^)つ 一概に断言出来ないのが気候です。 緯度的に一緒であっても気候は違います。 日本がシベリアの寒波の影響で春や夏が遅れているのがわかります。 (ブエノスアイレスと1月程違いがある。) http://www2m.biglobe.ne.jp/%257eZenTech/world/kion/Argentina/Argentina_BuenosAires.gif 残念ながら 南北ではスケールと意味が違うのです。 もっと幅広い視野を持ち、常識にこだわらない。 かつ専門的知識を持つ人間が必要なのかもしれません。 本質を見極められる人間は数少ないです。 期待しています。

jumbokeskusu
質問者

お礼

ありがとうございます。教えていただいたサイトをじっくり読んでみたいと思います。

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3635/18948)
回答No.4

南極は大陸です 放射冷却が強いので低緯度地方から上層大気が集まってきます フロンガスも沢山集めます 北極は海です 南極ほどの冷え込みが無いのです 北極からの寒気の吹き出しは大したことはないのに南極からの寒気の吹き出しが強烈なことがその証です

jumbokeskusu
質問者

お礼

>放射冷却が強いので低緯度地方から上層大気が集まってきます >フロンガスも沢山集めます なるほどそういこともあるのですね。下層では極から周辺部に風が吹くのでしょうが、その分逆に上層部ではそういうことが起きるのですね。 ありがとうございます。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

wikipedia によると, 主に大気の循環によるようです. 大雑把には「南極では空気がたまって冷えるのでオゾン層が壊れやすくなるが, 北極では空気がかきまぜられるのでオゾン層を壊す物質が作られにくい」と書いてあるなぁ. 詳細は「オゾンホール」, 「極循環」, 「ロスビー波」あたりを引いてみてください.

jumbokeskusu
質問者

お礼

かき混ぜられる? ちょと考えてみます。 ありがとうございます。

  • sotom
  • ベストアンサー率15% (698/4470)
回答No.1

観測する施設があるかどうかの問題だけではないかと・・・。 素人判断ですが、南極基地というのは聞きますが、北極基地って 聞いた事あります? 俺はありません。

jumbokeskusu
質問者

お礼

早速ありがとうございます。 アラスカ等に軍事基地はあるようですがオゾンを観測はできないのでしょうか?

関連するQ&A

  • オゾンホールができる仕組み→南極上空の大気が薄い理由

    「南極上空は大気が元々薄いので、特にオゾン層が 薄くなる。その場所をオゾンホールという。」 という記述がよく見られるのですが、なんで南極上空 は大気が薄いのかの説明がわかりません。 教えてください。 また北極にはオゾンホールが見られないのでしょうか。 見られないとしたら、その理由も教えてください。

  • 南極上空のオゾンホールについて

    こんにちは。 オゾン層の破壊について調べていたんですが、 南極上空に9月から10月にかけて現れるオゾンホールは、 一般に懸念されている環境問題としてのオゾン層の破壊とは異なり、 気候の問題であるということを述べているページを見つけました。 私も調べをすすめていくうちに、後者の意見の方が正しいような・・・と思うようになったのですが、 そういったことをご存じの方がいらっしゃいましたら、ご意見をいただきたいと思います。

  • オゾンホールについて

    南極上空のオゾンホールが、9月と10月に限られる 理由を教えて下さい。 それと、なぜオゾンホールは春先の南極上空にだけ 生成するのでしょうか??

  • オゾンホールについて

    「南極でのオゾンホールの観測…」とよく聞きますが,なぜ南極で観測するのですか? 日本や北極ではだめなのですか?

  • オゾンホールについて

    以前から気になっていたのですが、なぜ、南極の上空に大きなオゾンホールが出来るのでしょうか?

  • オゾンホールって怪しくないですか?

    オゾンホールの下の酸素はなぜオゾンにならない? 酸素は紫外線の影響でオゾンになるんじゃなかったですか? だから大気圏の地表から遠いところにオゾン層ができる。 そのオゾン層が紫外線を吸収する。違いましたっけ? もし正しければフロンの影響でオゾンホールができたとしても その下には酸素があるので、またオゾンができるんじゃないですか? 単純な疑問ですいません。どこが間違ってるんでしょうか? よろしくお願いします。

  • オーストラリアの紫外線量とオゾンホールについて

     オーストラリアの紫外線量について疑問に思うことがあり質問させて頂きました。  紫外線量というのは低緯度であるほど多くなると言われていますが、 (ダーウィンとメルボルンではダーウィンの方が紫外線量が多い) オゾンホールは南極大陸のあたりに分布していますよね? オゾンホールの詳しい分布図が入手できないので何ともいえないのですが、何となく メルボルン辺りはオゾンの量が少ない地域であるように見えるんですが・・・ http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/PLANET/05/05-4.html メルボルン辺りはまだまだオゾンホールの開いた地域には該当していないのでしょうか?また、メルボルンあたりの地域は今後どれくらいでオゾン減少地域に該当するようになるのでしょうか?

  • オゾン・ホールの修復はできますか?

     地球温暖化の元凶は、オゾン・ホールの存在だといわれています。  最近、オゾン水という殺菌水があることを知りました。  その製品の説明に次の一行がありました。 「原料は空気中の酸素と水だけ。 ランニングコストも安い」  そこで思ったのですが、オゾンが人工的に生成可能なら、オゾン・ホールの修復も可能なのではないでしょうか?  オゾンを作って南極と北極の空に放出してあげればよいわけです。  もう一つ質問。  オゾンは猛毒で、青酸カリほどに致死力があると聞いたことがあります。これは本当でしょうか?  よろしくお願いいたします。

  • オゾン層、オゾンホールについて

    オゾン層がフロン等に破壊されて、オゾンホールが出来た、と言われています。 これを聞くと、フロン等の影響を受ける以前は、オゾン層は曇り空の雲の様に地球全体を隈なく(厚さ3ミリ程度でも)覆っていた、と言うイメージが有るのですが、実際のところ昔から、晴れ間のような隙間が有ったりするものなのでしょうか? また、オゾン層はこれから減っていく一方なのでしょうか?

  • 北極と南極と氷について

    北極や南極の氷が解けることでの海水面の上昇はどのようなものなのでしょうか。 北極は大陸がありませんが、南極は大陸の上に氷があります。 このことから考えて、南極の氷が解けることのほうが、北極よりも海水面の上昇に影響を与えるということで正しいでしょうか。 また、北極の氷が解けることは海水面の上昇に影響を与えるのでしょうか。 回答、よろしくお願いします。