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pH測定器の使い方
pH測定器を用いて、溶液のpHを調整しています。 もともとの溶液は常温で、pHは8で、バッファーが入っています。 これを温度50℃、pHを12.5にするために、溶液を恒温槽に入れ、NaOHで調整しています。この作業で、pHは12.5になるのですが、なかなか安定せず、pHはどんどん下がっていってしまいます。 測定器の説明書に高温・強アルカリを測定する際には時間がかかると書かれているのですが、どのような状態の時に真のpH値が読み取れるのでしょうか。 あと、高温の溶液を測定するときには、電極校正も同じ温度でするべきなのでしょうか。
- buub
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かんしょうと炭酸の話が既に出ているので.pHの定義について. 25度以外の温度では.ヨーロッパ地区と日本・アメリカ地区では.定義が異なります。 pHの精密測定ではこの点注意してください。 あと.電極の温度変化による補正値を出すときに.電極の温度とサーミスタの温度変化速度の違いで安定しないことがあります。 これはサーミスタの構造(拡販していますね)に依存するので.どの程度で安定するかは.図ってみなければわかりません。 サーミスタだけ暖めて.メーターの変化を調べてください。多分プラスチックケースの関係でサーミスタが温度が上がりにくいと思いますので。 それと.飽和かんこう電極を使用している場合には.溶解度の変化に注意。できれば特定の濃度のkclを使ってください。 今思い付くのはこの程度です。
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- kikero
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#4回答に対するコメントについて そうではありません。pH計だけ見ると測定温度で校正する必要は無いのです。 「pH調整した直後と時間経過後の温度が違ってるとズレの原因になる」と言いたかったのです。
お礼
ということは、やはり溶液温を50℃に保ってpHを調整するということですよね。 でも、温度が高いほど、pH調整中に電極がすぐに狂ってくるような気がするのですが。これは気のせいでしょうか。
- kikero
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pH調整後、時間が経つとpHが大きくなる件 → Bufferの種類や濃度が分からないので当てずっぽうですが、NaOHで中和した時、中和熱で液の温度が上がっていませんか? 時間が経って液の温度が戻るとpH値が変化する事は有ります。 pH測定での温度補正と言っても、ガラス電極の起電力をネルンストの式に従って自動補正しているだけで、液の電解質成分の温度変化は補正できません。 液温の変化とpH値の変化は電解質の種類により、比例も反比例も有ります。
お礼
電極の校正をする時は常温で行って、溶液のpHを調整する時には液温を50℃にしているため、そうかもしれません。これからは溶液温を上げる前にpH調整をするようにしてみます。ありがとうございました。
- kikero
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Bufferが存在すると、NaOH添加直後に12.5にしても数秒で下がり傾向になるのではないでしょうか。 もし、数分以上の長い時間単位でpHが下がるとすれば、空気中の炭酸ガスを吸っている事も考えられます。この場合、密閉or不活性ガス(窒素orアルゴン)シールが必要です。 pH計が温度自動校正機能を持っている(温度センサー組み込み又は別付け)なら(普通は有りますが)、測定温度での校正は必要ないでしょう。
補足
回答ありがとうございます。 捕捉させていただきたいのですが、NaOHを入れてもpHが数秒でどんどん小さくなってしまいます。その度にNaOHを加えて一定にするのですが、このようにして調整した液を後でもう一度測定してみると、今度はpH値が12.5より大きくなっています。 どちらの値が正しいといえるのでしょうか。
- nitto3
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バッファーが入っているということは元に戻って当たり前ではないですか。 なにぶん古いことなので間違いかもしれません。
お礼
そう言われればそうですよね。 私はこのバッファーがpHを12.5に保つためのものだと思っていました。 バッファーについてはもう一度調べてみます。 ありがとうございました。
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