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NMRとレーザー分光の共通点
「NMRとレーザーの共通点と差について」 http://okwave.jp/qa4365277.html という質問が、 「本質的に吸収スペクトルが関わる以外何の共通点もありません。」 という回答で締め切られていましたが、 NMR(=「核磁気共鳴分光」)と「レーザー分光」でしたら共通点はあるのでしょうか?
- coriander
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「NMRとレーザーの共通点と差について」 http://okwave.jp/qa4365277.html が、数日で締め切られてしまい回答できなかったのですが、 (一介のサラリーマンの回答者としては、土日祝日をまたいで締め切っていただかないと、 20年前読んだ書物の書名を思い出し、内容を確認することすらおぼつきません...) 以下はそのときに調べた(確認した)ものです。 ご参考になれば幸いです。 下記に挙げた教科書ではレーザー分光をNMRの理論を輸入して説明しています。 「非線形レーザー分光学」 Marc D. Levenson 著, Satoru S. Kano 著, 狩野 覚 訳, 宅間 宏 訳, 狩野 秀子 訳 http://www.amazon.co.jp/dp/4274021394/ 2章 理論 ・2準位系をブロッホベクトルの歳差運動で説明している。 ・緩和現象を"縦"緩和と"横"緩和で説明している。 6章 光領域でのコヒーレント過渡分光 ・π/2パルスによるフォトンエコー。 絶版ですので大学図書館での蔵書を挙げます。 http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN02447406 公共図書館でも県立図書館クラスなら蔵書があります。
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- leo-ultra
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補足要求: そもそも「レーザー分光」ってなんですか? レーザーを使った分光法はいろいろな種類があるので、 ひとことでは言えないと思います。
- walkingdic
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核磁気共鳴による分光は、要するに電波領域での吸収スペクトルを測定しているだけです。 レーザー分光は分解能が高いことを除けば普通の分光と基本的な違いがあるわけではなく、やはり光領域での吸収スペクトルを測定しているだけです。 つまり両者はともに電磁波による吸収スペクトルを測定しているという点で同じです。 核磁気共鳴では静磁場をかけることで通常ですと縮退しているスペクトル線を分離してみているのですけど、これは測定という側面からみて違いがあるわけではなく、測定時に測定対象物を操作しているだけに過ぎません。 レーザー分光でも測定対象物に対して何らかの操作を施して測定するということをすれば同じ話になりますので、本質的な違いにはなりません。
お礼
ご回答ありがとうございました。
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