• ベストアンサー

部分生格や数量生格に類するものはロシア語・スラブ語以外の言語にも見られる現象なのでしょうか??

部分生格や数量生格に類するものはロシア語・スラブ語以外の言語にも見られる現象なのでしょうか??

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.1

まずは定義しておきましょう。 「生格とは所有などを表す格で、斜格の一種。スラブ語学以外では属格と呼ぶ」 こうしておかないと、スラブ諸語以外には生格そのものがないことになってしまいますから。 また、「所有などを表す斜格」とすることで、英語の of やフランス語の de 'of' のような前置詞のついた名詞を含めることができます。 さて、部分生格について。これはたくさんあります。 maxima pars hominum「(人の最大の部分→)多くの人々」 Il mangea de la viande.「彼は肉を食べた」(フランス語) de 'of' la 'the' viande 'meat' a portion of the food He is the tallest of the three. つぎに数量生格について。 a cup of tea/coffee a lot of people フランス語の数量詞(beaucoup 'many/much', peu 'little' assez 'enough' など)はすべて、名詞の前に置き、名詞との間に de 'of' をはさみます。 beaucoup de livres 'many books' trop de viande 'too much meat' assez de courage 'enough courage'

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

回答No.2

リトアニア語は、ほぼ同じ様な文法です。否定生格や数詞の大きさで 複数生格と複数主格を使い分けるなど。同じバルト語派のラトビア語 もおそらく同じ。バルト語派とスラヴ語派は近い関係にあります。 フランス語の部分冠詞も文の要求する意味との関係で使い分けます。 起源は部分の属格(生格)で、否定で変わるなど考えは似ています。 イタリア語も部分冠詞はありますが、フランス語の方が発達してます。 インド・ヨーロッパ語族以外ではではフィンランド語・エストニア語で、 分格(英語名:partitive case )という特殊な格があります。動詞との関係 で主格・対格の代わりに使われます。分量の概念がある名詞で使われ、 対格を取る動詞でも否定になると分格に変わります。ただし、生格に あたる属格は別にあります。また、エストニア語では対格と属格が同形で 肯定文での目的語が対格(属格)が否定で分格になり、ロシア語と逆の 感覚ともとれます。 なお、ある言語で文法的に使い分けている 2つの文を同様の使い分けが ある別の言語に訳しても、使い分けの基準が違うので、使い分けが観測 されるとは限りません。断片的な文法事項を捉えるのではなく文法体系を 理解するのが重要です。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • ロシア語文語の祖とされる、古代スラヴ語と教会スラヴ語の違いについて

    ロシア口語の祖とされている「中世ロシア語」(ドレヴネルースキー)と、文語の基となった言葉が違う、ということは分かるのですが、「文語の祖」のほうがよく分かりません。 古代スラヴ語(スタロスラヴャンスキー)と、教会スラヴ語(ツェルコヴナスラヴャンスキー)の関係性について、見解が複数あり困っています。 見解1.  両者はまったく同じ言語を指すが、「教会(ツェルコフィ)」という枠の言葉がロシア語の祖であるのはあまり好ましくないということで、ソ連時代、「教会」という言葉を省いた「古代スラヴ語」という名が好んで使われた。ロシア語文語の祖である。 見解2. 両者は根本的に違う言語で、「古代スラヴ語」は現在のブルガリア語の祖で、「教会スラヴ語」がロシア語文語の祖である 見解3 「古代教会スラヴ語」は、現代のブルガリア語の祖であることから、「古代ブルガリア語」と呼んだほうが適切であるなど、呼び方については議論のある問題だが、基本的にはスラヴ語全般の祖としてひとつと考えていい 「古代スラヴ語」と「教会スラヴ語」は、同じ言語と考えていいのでしょうか。 どなたかご存知の方居りましたら宜しくお願いします。

  • ロシア語の曜日や月の格について

    ロシア語で、曜日につける前置詞と月につける前置詞に付随して、一方が対格で後者が前置格なのはどういう理由からでしょうか?(どうして使い分ける必要が生じるのでしょうか?)恣意的にそうと決まっているのか、あるあるの理由があるのかどちらなんでしょう? ラテン語と対照させた場合、ロシア語の格はラテン語のどの格に対応しますか?ラテン語の奪格はロシア語の前置格でしょうか、はたまた? http://virus.okwave.jp/kotaeru.php3?q=2739364

  • ロシア語の格変化

    ロシア語の格変化がよく分かりません。 わかりやすく教えてくださる方待ってます。 あとわかりやすく解説されてるページを載せてもらってもいいです。

  • ロシア語の数に付随する格について

    ロシア語の数に関する格について、どうして2,3,4は単数生格で、1が単数主格なのでしょうか(なにか理由があるのでしょうか?)?

  • ロシア語の呼格は今もありますか?

    ロシア語の呼格は今も現役ですか?どんな例がありますか?

  • ロシア語

    ロシア語の生格、造格は、ラテン語のどの格に対応するでしょうか。

  • ロシア語 主格または生格?

    ロシアの都市名のアルハーンギェリスク市の  「Архангельск」は生格 にしなくてもいいのですか?  [город  Архангельск]  ロシア語の初学者です。宜しくお願いします。

  • ロシア語にはАで始まる単語が無い!?

    ロシア語に詳しい方、ロシア語の先達となれる方、教えてください。 もしかして、ロシア語にはAで始まる単語が無いのでしょうか? いや、もちろん辞書をひもとけばАで始まる単語はたくさん載っています。私の手元にある「研究社露和辞典」には54ページにわたって「А」で始まる語が掲載されています。 でも、よく見るとそのほとんどが外来語であり、ラテン系言語やギリシア語系に由来するものがほとんどのように見られます。 例外的に接続詞の「а」だったり、間投詞・擬音語の「агу」「ай」「ах」などの語や、 これらから派生した「агукать」「айкать」「ахнуть」といった語があり、これらはロシア語起源といえるのでしょうが、そのほかには上記のように目についたもののほぼすべてが外来語となっているようです。 他言語に類音語がなさそうだったのでこれはロシア語起源かもしれないと思っていた「ад」や「азарт」もやっぱり、ギリシア語の「ᾅδης」やフランス語の「hazard」由来らしいと知り、ちょっと苦笑しました。 いちおう「азбука」は教会スラブ語由来らしいので、外来語といえるかどうかのギリギリのラインに位置しているといえるようですが。 というわけで、 ・ロシア語には間投詞や擬音語などを除いた固有語で、Аで始まるものはないのでしょうか。 ・あるとすればどのようなものがありますか。 ・ないのならば、そのわけを言語学的見地から知りたいと存じます。 ・ついでにほかのスラブ語系言語についてもご教示くださるとうれしく存じます。 よろしくお願いします。

  • アイスランド語 奇態格について

    主語あるいは目的語の位置に斜格が入る奇態格現象を、よくアイスランド語を例にして説明されているのを見るのですが(というかアイスランド語以外の言語での説明を見たことが無い)、日本語の文の「私には空を飛ぶことができない」や「私は彼に従った」を見ると前者の「私には」は与格主語であり、後者の「彼に」は与格目的語であるように思えます。これも奇態格とみなしてもいいのでしょうか 私はアイスランド語はもちろん日本語文法も素人です。分かりやすく教えていただけるととても嬉しいです

  • 古代教会スラヴ語について

    古代教会スラヴ語はロシア語に比べると文法などは複雑ですか? また、日本人が習得するのには難しいですか?