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野に置いておく

「西郷隆盛は野に下った」のときの「野」は「や」です。 「やはり野におけ蓮華草」の「野」は「の」です。 それでは、「あのような人物を野に置いておくのは惜しい」の場合の「野」は、なんと読むのでしょうか。教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • shinsho4
  • ベストアンサー率50% (80/157)
回答No.14

>「の」が正解です。 >「やにおく」などという日本語は造語以外ありません。 >「や」と読む場合は限定されます。 専門家の方が上のようにおっしゃっているのは、多分、日本語というものは、成語、熟語の類(読み下しも)以外は和語読みが普通だ。 「野(や)に下る」は「下野」の読み下しだから「や」でいいが、「野(や)に置く」はいかん、ということだろうと推測します。 しかし、そんなに限定的に考えなくてもいいように思います。 一番大事なことは、意味がよくわかるということだろうと思います。 廟堂にいない、体制側にいない傑物のことを殿様が「あのような人物を野に置いておくのは惜しい」と言ったわけですね。 これはやはり下野、在野、朝野などの言葉から類推される「や」の方が、意味がよく伝わると思います。 ANo.12さんご紹介の「野に遺賢無し」に関連して、殿様が「野に傑物はもう残っていない」と言ったとしたら、これもやっぱり「や」だろうと思います。 国語のテストではありませんので、読み方、振り仮名は作者が自由にやればいいと思います。 振り仮名も作品のうちです。 「の」と「や」のどちらが達意か、雰囲気をよく表しているかといえば「や」になるでしょう。 「彼女」と書いて「かれ」とルビを振っていた時代もありました。 「好色漢(しれもの)」「外見(みえ)」「烏黒(まっくろ)」「何日(いつ)」などと、明治の文豪は自由奔放に振り仮名を振っています。 ま、「野(や)」は常識の範囲内でしょう(^-^ 。 昔は「彼女」を「かれ」と読んだ? http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4297166.html 森鴎外「舞姫」 http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2078_15963.html 幸田露伴「五重塔」 http://www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/43289_16904.html

ASAYOSHI
質問者

お礼

何度もお気遣いいただき、恐縮です。 私は過去に、「漢字の意味から考えればこっちだろう」という思考法で失敗したことがあります。もちろんそれは「意味」に対する私の理解が浅薄だったからに過ぎないのですが。 それこそ、昔からいろいろな言葉が「理屈どおりではなく」変化したり使い慣らされていたりするものですから、知らないことに関しては謙虚な態度で臨みたいと思います。 もう少し、待ってみることにします。ありがとうございました。

その他の回答 (13)

回答No.13

ごめんなさい、ANo.12にタイプミスがありました。訂正します ( ^^;ゞ これは「無野遺賢」(書経 大禹謨)の訓読ですが‥ ↓↓ これは「野無遺賢」(書経 大禹謨)の訓読ですが‥

回答No.12

> ただ、「絶対」の自信がないので、「これこれの文献」とか、(思い切りご> 高齢の方が)「常識だ!」と言って下さることを期待したのです。 残念ながら、「野に置いておく」の「野」に “や” とふりがなをつけた文献を私は見たことがありません。 ただし、漢和辞典等を調べても「在野(在民間)」の意味の「野」を “の” と読ませる熟語が皆無であることから推せば、改めて文献に頼るまでもなく “や” と読むのが一般的であると考えて差支えないでしょう。 そうしますと、敢えて “の” と読ませたい場合にはふりがなを振って明確にする必要があるわけで、逆に読みが示されていないこと自体が “や” であることを示唆していると言えるのではないでしょうか。 とは言え、恐らくこの説明でもASAYOSHI さんは納得されないでしょうから、一つだけ例を挙げます。 「野に遺賢なし」 これは「無野遺賢」(書経 大禹謨)の訓読ですが、私が複数の辞書を調べた限りでは読みはすべて「やにいけんなし」と書かれていて、「のにいけんなし」は一つも見当たりません。ちなみに下記辞書(大辞泉)では、後者をはっきり誤読と言っています。 「野に遺賢無し」 Yahoo!辞書 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%82%84&dtype=0&stype=0&dname=0na&pagenum=21&index=20484818399500 以上ご参考までに ( ^^

  • shinsho4
  • ベストアンサー率50% (80/157)
回答No.11

ANo.10です。 ○○侯と殿様は同じ人です。すみません。 m( _ _ )m

  • shinsho4
  • ベストアンサー率50% (80/157)
回答No.10

ANo.5です。 ○○侯:「☆☆という男について、その方はどう思うか。B(家来)は   大した人物だと褒めておったぞ。」 家来A:「☆☆は、□□国で△△の地位にあったものでございますが、   三年前に□□侯の逆鱗に触れて【野】に下り、各地を流浪した後、   一年前から当国の××に閑居しております。私もなかなかの士だと   見込んでおります。」 殿様:「そのような人物を【野】に置いておくのは惜しいのう」 ↑(下手なセリフですみませんでした(^-^ 以上のような会話だと【野(や)】でいいと思います。 成句(読み下し文も含め)と全く同じでなければならない、ということはないと思います。 国語のテストではありませんので、読み方、振り仮名は作者が自由にやればいいと思います。 振り仮名も作品のうちです。 「野(や)」は常識の範囲内でしょう(^-^ 。 >「これこれの文献」とか、(思い切りご高齢の方が)「常識だ!」と言って下さることを期待したのです。 ご期待にこたえられず、すみませんでした(^-^。

  • kwan1234
  • ベストアンサー率18% (111/603)
回答No.9

 「野」には次のような意味があります 1 狭い都市に対する郊外 広いところ 2 朝廷・中央政府に対する民間・反対勢力 3 雅やかに対する粗野 で 1の意味の場合は読みが「の」ですが、2,3の場合は「や」です 人物を野原に置いておくことを問題にしているとは思えませんから、「や」でしょうね 「自信あり」なんて相対的なものですから。

ASAYOSHI
質問者

お礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。どうやら、野 (や) が優勢ですね。 ありがとうございました。

  • ecoshopQ
  • ベストアンサー率10% (18/172)
回答No.8

No.1です。 「の」が正解です。 「やにおく」などという日本語は造語以外ありません。 「や」と読む場合は限定されます。

ASAYOSHI
質問者

補足

たびたび申し訳ありません。他の方のお礼欄や補足にも書きましたとおり、私自身は「野(や)」の方に傾いております。しかし、専門家の立場からのご意見をむげに否定する勇気もございません。 他の回答者さんたちも納得できるような、「野(の)」でなければならない根拠を、明確にお示しいただければ幸いです。この欄を読んで下さっている多くの方にも参考になると思います。よろしくお願いいたします。

noname#152554
noname#152554
回答No.7

No.6の回答者です。 補足、ありがとう御座います。 ○野(や)に下る 官途を退いて民間の生活に入る。下野(げや)する。 [広辞苑] >「地方小国の領主が側近相手に、客人に訪れた武勇・人徳に優れた修行者について語っている」 というシチュエーションです。 ↑ 地方小国の領主なら、明らかに「官」です。 従って、【や】が正解です。

noname#152554
noname#152554
回答No.6

ANo.5の回答者さんが、上手に説明して下さってますね。 >「あのような人物を野に置いておくのは惜しい」 ↑ 『あのような人物』が、西郷隆盛さんのような人なら、【や】です。

ASAYOSHI
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 場所をお借りして、みなさまへの補足を書かせていただきました。

ASAYOSHI
質問者

補足

いつの間にか回答が増えていて、ありがたいことです。 No.6 さんの欄を借りて、ちょっと補足を。 使われている状況は、「地方小国の領主が側近相手に、客人に訪れた武勇・人徳に優れた修行者について語っている」というシチュエーションです。 No.1 、No.2 のお礼欄にも書いたとおり、私も、No.2~6 の方々と同じ理由で「野(や)」だとは思うのです。 ただ、「絶対」の自信がないので、「これこれの文献」とか、(思い切りご高齢の方が)「常識だ!」と言って下さることを期待したのです。 さらに、No.1 の方は「自信あり」なので、なにか根拠はあるのかもしれない……と思ってしまいます。

  • shinsho4
  • ベストアンサー率50% (80/157)
回答No.5

>「あのような人物を野に置いておくのは惜しい」 こう言っている人が誰なのか、「あのような人物」とは誰なのかによって違ってくるように思います。 (1)「下野」「在野」「朝野をあげて」の言葉から、「や」と読むのは、政治、行政など、お国のために役に立つような、エライ人の場合だと思います。官に登用する以外にも、例えば在野の研究者を私立大学の先生に招聘するばあいも、「あのような人物を野(や)に置いておくのは惜しい」と言ってもおかしくないと思います。 (2)「やはり野に置け蓮華草」は、物の本によりますと(実はインターネットです(^-^ ) 、「手に取るなやはり野に置け蓮華草」で、遊女を身請けしようとした知人を諌めて詠んだ句だということです。 この句の出自から考えて、エラくない人といったら語弊がありますが、芸能スポーツ関係の人でしたら「野(の)」の方が似合うような気がします。 それに、感じが硬い「野(や)」よりも、和語の「野(の)」の方が、当りがやわらかいですから、そういう方面に向いているかもしれません(最近は語感に凝っています(^-^ )。 むかし、野球の野村監督が、大学野球からのエリートで、常にスポットライトを浴びている長嶋監督とわが身をくらべ、「やはり野に置け月見草」と自嘲したことがありました。 これを聞いたとき、なんだ、月見草だって花瓶へ挿して、床の間へ飾れるじゃないかと思いました。 (3)、(1)(2)でもないような中途半端な人は、質問者さんの文句、 「あのような人物を『野』に置いておくのは惜しい」を 「あのような人物を『あんなところ』に変えます(^-^ )。

ASAYOSHI
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 No.6 の方への補足欄に、みなさまへの補足を書かせていただきました。

回答No.4

野草は「のぐさ」とも「やそう」とも言いますから、「あのような人物を野に置いておくのは惜しい」もどちらでも通用しそうな感じはしますね。 ただ、少なくとも「朝(官)」の対義語としての「野(民間)」という意味で使う場合には、読みは「や」に限定されると私は思います。

ASAYOSHI
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 No.6 の方への補足欄に、みなさまへの補足を書かせていただきました。

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