アンペールの法則による磁束密度の求め方

このQ&Aのポイント
  • 半径aの円柱において、中心からd離れた位置に軸に平行に半径bの円柱状の孔を空ける場合、孔内にできる磁束密度を求める問題です。
  • 解答によると、電流iによる磁場をH_a、-iによる磁場をH_bとして、成分で書いています。
  • 具体的には、H_ax =ai/2 × (-sinθ_1)、H_ay =ai/2 × cosθ_1、H_bx =-bi/2 × (-sinθ_2)、H_by =-bi/2 × cosθ_2となります。
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アンペールの法則

アンペールの法則の問題(有名?)で分からないところを質問させていただきます。 半径aの円柱において、中心からd離れた位置に軸に平行に半径bの円柱状の孔を空ける。軸方向に密度iの電流を流す時、孔内にできる磁束密度を求めよ。 という問題なのですが、孔に仮想電流-iを流して考えるということは分かり、半径rの経路に対してアンペールの法則を使うとH=ri/2となることも分かりました。 しかし、解答のようなものを見つけたのですが、それによると H_ax =ai/2 × (-sinθ_1) H_ay =ai/2 × cosθ_1 H_bx =-bi/2 × (-sinθ_2) H_by =-bi/2 × cosθ_2 (θ_1,θ_2それぞれは大きい円と小さい円の中心からの角度) とありました。 電流iによる磁場をH_a、-iによる磁場をH_bとして、成分で書いていると思うのですが、H_bxとH_byのsin,cosの記号をどう考えているの変わりません。 図がないのでわかりにくいのですが、どなたかわかる方いっらっしゃいましたら、回答お願いします。別のやり方や参考になるページもありましたらお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#177386
noname#177386
回答No.2

H_{theta}の定義をご確認下さい。x-y平面内において、第一象限(x>0,y>0)に点Pをとります。原点Oと点Pを結ぶ時、ベクトルOPを動径ベクトルと呼びます。x軸と動径ベクトルのなす角をthetaとします。このとき、H_{theta}は点Pを通り動径ベクトルに垂直であり、向きはthetaが増大する方向と定義します。ベクトルH_{theta}のx成分であるH_{theta}sin(theta)はx軸の正の方向とは逆向きです。従って、マイナスが付きます。

gokigen777
質問者

お礼

H_bについて、-iとして電流の向きを取り入れていることに気付かず、H_aとはH_{theta}の取り方が異なると思い込んでいました。 解決しました。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#177386
noname#177386
回答No.1

H=ri/2というのは、円柱座標(r,theta,z)における周方向(軸周り)に対する成分H_{theta}です。軸に垂直な平面をx-y面とし、円柱座標で表したH_{theta}をデカルト座標で表せば良いだけです。つまり、H_{x}=-H_{theta}sin(theta),H_{y}=H_{theta}cos(theta)。対称性からH_{z}=0であることは明らか。

gokigen777
質問者

補足

回答ありがとうございます。 お手数で申し訳ないのですが、補足させてください。 そのように考えると、なぜ-sinになるのですか??マイナスがつく理由をお願いします。

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