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アブラナ 種子
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こんばんは。 いいえ、違います。一つの花粉粒子には一つの雌性配偶体に対して受精および重複受精させる能力しかありません。胚珠には「それぞれ」について、一本ずつの花粉管が到達しなければ、それぞれ受精および重複受精には至りません。長角果に16個の胚珠がある場合、このすべてが種子を稔らせるためには、最低16個の花粉粒子が柱頭に付く必要があります。 長角果のうち、将来種子形成に至る可能性があるのは、花粉管がやってきて、受精および重複受精に至った雌性配偶体のみであり、例えお隣さんが受精および重複受精に成功していたとしても、自らが受精および重複受精に至っていない胚珠からは種子は得られません。
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- suiran2
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植物の種子は,動物で言ったら子供ですよ。例えばネコでは,外に自由に出られるようにしておきますと,子が6匹生まれたら6匹とも父親が違う可能性があります。少なくとも精子はそれぞれ別なものです。 植物でも全く同じです。それぞれの胚珠は,それぞれの花粉から花粉管が伸び,珠孔から精細胞が入って,それぞれ受精します。受精しなければ種子にはなりません。花柱の切片を観察しますと,花柱を無数の花粉管が伸びていることが観察できます。 「1つが受精すると、すべてが種子になる…」この発想がどのようなことから生まれたのか大変興味があります。
お礼
花粉管がたくさん伸びるのは知っていて、1つの花粉管が胚珠に到達すると、他の花粉管はそれ以上伸びることができないというようなことを聞いたことがあって、上のような疑問が生じたわけです。 回答、ありがとうございました。
- tomi-chan
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こんにちは。 アブラナ科植物の柱頭にはたくさんの乳頭細胞があり、ここに和合花粉由来の花粉管が侵入します。乳頭細胞に侵入した花粉管は「助け合って」誘導組織を珠孔に向かって進みます。この時「花粉管誘導」のメカニズムが作用します。花粉管誘導は、花粉側と雌蕊側との相互作用で、おそらく花粉側から花粉管誘導を促すシグナルがあるものと思われます。「助け合って」と先述したのはこのためで、たった一つの花粉由来の花粉管では、このシグナルが弱いので、雌蕊側が正しく花粉管誘導をすることができないものと思われます。 花粉管は花粉管誘導を受け、「束」の状態で誘導組織を進みますが、それぞれの珠孔に到達するのは、それぞれたった1つです。ここには「多精拒否」のメカニズムが存在します。つまり、雌蕊は、花粉管を呼び寄せたり、寄って来すぎた花粉管の中から一つだけを選択する機能を持っています。花粉管誘導が相互作用であると前述した理由の一つがこれです。多精拒否の失敗は花粉管誘導の失敗と言っても過言ではありません。 長くなりましたが、胚珠のうち、将来種子を稔らせるものは、花粉管が一本だけ珠孔に到達したもの(花粉管誘導に成功したもの)、かつ、勾玉突然変異などがなく、雌性配偶体の機能が正常なもの、そして雄性配偶体との親和性に問題がなかったものだけです。 ご質問では、1つが受精すると、すべてが種子になるか、それとも、受粉できた胚珠だけ種子を稔らせるか? とありますが、受粉と受精との違いをもう一度ご確認いただいた方が良いと思います。受粉 → 花粉管伸長 → 花粉管が珠孔に達する → 雌性配偶体の助細胞に花粉管の内容物(精核)がエキソサイトーシスされる → 卵細胞と中央細胞において「受精」が成立 ・・・となります。
お礼
ありがとうございます。質問の「それとも、受粉できた胚珠だけが種子になれるのですか。」は「受精できた胚珠だけが種子になれるのですか。」の間違いです。すみません。 回答が難しかったのですが、簡単に言うと、花粉管が1本だけ珠孔に到達して、1つ受精すれば、たくさんある他の胚珠も受精するということになるのですよね?
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3635/18948)
全く成長していない胚珠もあるところを見ると受精した胚珠だけが種子になるのだと思います マメやトウモロコシ、イチゴなどにも同じ状態が見られます
お礼
ありがとうございます。アブラナなどは、受粉するときたくさんの花粉が、柱頭についてたくさん花粉管が伸びるということですかね?
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お礼
わかりました。ありがとうございます。