「写メール」の普通名詞化の可能性について

質問

お世話になります。

　妻が携帯電話を買い換えるというので、何にするのか？と聞きましたら「ドコモの写メール」と答たものですから、「写メールはＪ－ＰＨＯＮＥの商品名で、『ドコモの写メール』とは言わない」と言い争いになりました。

　妻の主張は
　　「まわりの人間は、携帯で写真を送ることを、写メールすると言うし、誰も、ドコモのｉショットなんて言わない！」
　というものでした。

　昔は、コピーをすることを、「ゼロックスする」といった時期もありましたし、「松下のウォークマン」という言いかたをしないこともないので、理解できなくもないのですが、これらはガリバー型寡占状態の時に起きる現象で、業界最弱の企業の商品が一般名詞化し、最大手の商品名を駆逐する・・・というのも（痛快なんですが）、ありそうもないことのように思えます。

　「写メール」が普通名詞化する可能性と、普通名詞化したと判断する基準に、なにか資料や、過去例がありましたら、ご教示いただけたら幸いです。

回答No.1

ten-kai · ベストアンサー

下のリンクは「「杵屋うどんすき」商標事件」という事件の判例です。
「うどんすき」は登録商標であるが、普通名称化しているので、
これを使っても商標権侵害に当たらないとされた事件です。
ご参考までにどうぞ。

参考URL：

http://www.translan.com/jucc/precedent-1997-11-27b.html

お礼

お答ありがとうございます。そしてとても参考になる事例のご紹介、感謝いたします。

　「うどんすき」という、なじみのある言葉で、ここまで複雑な商標争いがあることを知り、商品シンボルの重要さを改めて認識いたしました。かなり重要な判例であるように素人にも思えます。また、商標権論争が、特許裁判に類似していることがわかったことも収穫でした。

　そして、「商品名・商標」が、一般名詞となる・ならないの過渡期についての特徴・知見・お考えなどがありましたら、更にみなさま、コメントをお願いしたく存じます。