• 締切済み

量子力学からすると客観は存在しないのですか。

観測者によって観測対象が変化してしまうとするなら、 量子力学から見ると客観はないと言えますか。

みんなの回答

回答No.10

>では、月を1個の光子と置き換えた場合はどうでしょうか #7さんの答え 『80%の確率的結果が、100%の普遍性で現れる.』 今までの回答の成り行きで私が答えました。 他の人も答えられるような汎用性のある回答をお願いします。

shift-2007
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

noname#221368
noname#221368
回答No.9

>これは100人が空を見上げたとき、月を見る人数はいつも80人と言う事? >では、月を1個の光子と置き換えた場合はどうか?  自分は鋭い意見だな、と思います。通常の確率と、量子的な確率の違いをわかっていらっしゃると思います(← って「偉そうに」ですが・・・)。それで、私がウダウダ応えるより、自分で考えられた方か良いのではないか、と思い、これらに関しては何も言わない事にしました(10分程度は考えたんですけど・・・)。 >そうすると、月が存在している確率は80%?。ならばこの場合、客観的に見て空に月は存在すると言えるの?。  これこそ、自分が#6の後半で言いたかった事です。ボーアははっきり、、「無い」もしくは「考えても無意味だ」と言ったはずです(1930年頃でしょうか?)。ボーアがこう言った時、観測結果は常にボーアの言う通りになるので、誰一人反論できませんでした。そういう事も当然の事として理解していたアインシュタインは、観測結果に基づくのではなく、原理的な問題として、当時ただ一人反論を企てました。  それが「EPR論文」と「量子力学は不完全である」という、有名な言葉だと思います。しかしEPRはその後、実験的に検証され、今やEPR効果として量子物理の常識になってしまい、アインシュタインの反論は今のところ再起不能だと思います。  ところが、にも関わらず最近は(ここ10年くらいでしょうか?)、やはりボーアの言った事は言い過ぎだったのでは?、という雰囲気になって来ていると思います。その発想には、けっこう素朴実在論に近いものを感じます。自分は、素朴実在論が駄目だなんて、全然思いません。  (1)究極的には確率的であっても、「ほぼ100%の確率で、月はそこに居る」のだから、やはり何らかの客観的実在は、「そこに居る」のではないか?。  (2)月が古典力学的存在である事はもはや諦めるが(EPR効果)、「月が、ほぼ100%の確率で、そこに居続ける」理由は、「意識を持った観測者」などを持ち出すまでもなく、「月と、その周辺環境との純粋に物理的な相互作用だけでもって」説明できそうだ。  こんな雰囲気だと思います。あくまで参考です。

shift-2007
質問者

お礼

量子力学のおかげで存在というものの曖昧さが周知されたのはいいことだと思います。 ご回答ありがとうございました。

回答No.8

>これは100人が空を見上げたとき、月を見る人数はいつも80人と言う事で良いのでしょうか。 月から発せられる光子の数は膨大です。 1個の光子が観測に掛かる確率が80%でも、 膨大な数の光子の全部が観測されない確率は0です。 20%を100000000000000000000乗したくらいでしょう。 100人が100人が月を見ます。

shift-2007
質問者

お礼

では、月を1個の光子と置き換えた場合はどうでしょうか。

noname#221368
noname#221368
回答No.7

 #6です。またまた言葉の遊びみたいですが、   80%の確率的結果が、100%の普遍性で現れる.  でしょうかね?・・・。

shift-2007
質問者

お礼

なるほどです。 これは100人が空を見上げたとき、月を見る人数はいつも80人と言う事で良いのでしょうか。 そうすると、月が存在している確立は80%でしょうか。 ならばこの場合、客観的に見て空に月は存在すると言えるのでしょうか。

noname#221368
noname#221368
回答No.6

 #5さんの仰っているように、観測結果が確率的でも、一定の確率範囲内でなら、規則性があり、誰がやっても同じ確率的結果で、確率的な普遍性はある事になります(何だか自分で言ってて、舌噛んだような気分にはなりますが)。  それとも質問者様が言っているのは、   確率的観測しかできない ⇒ 物理的実在はあるの? という意味ですか?。ボーアは、「無い」もしくは「考えても無意味だ」と言ったと思いますが(コペンハーゲン解釈)、70数余年の時を経て、現在やっと「それってやっぱり言い過ぎでは?」って雰囲気になって来てはいるみたいです。

shift-2007
質問者

お礼

>確率的な普遍性はある なるほど、そういう理解の仕方なのですね。 ・・・・普遍性の確立は80%といっても問題ないのでしょうか。

回答No.5

>これは、観測するたびに違う結果をもたらすということでしょうか。 例えばスピンの上向き、下向きのような場合は2通りの観測結果しかないので、一定の確率で上向きになり、下向きになります。何回か観測して同じ結果もあるわけです。

shift-2007
質問者

お礼

客観性とは普遍性を含んでいると思います。 そもそも普遍性こそが科学の骨子だと思いますが、観測することが観測結果に影響を与えてしまう、 そしてその影響を予測できないならば、普遍性はあるのでしょうか。 普遍性の無い観測結果は客観的といえるのでしょうか、というのが質問の趣旨なのです。

  • wata717
  • ベストアンサー率44% (72/161)
回答No.4

その疑問については下記の書物を読んで下さい。 Gell-Mann著野本訳クオークとジャガー(1997)草思社

shift-2007
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

  • shiara
  • ベストアンサー率33% (85/251)
回答No.3

客観ではないとすると、主観ということになります。主観であるとは、観測する人によって結果が違う(しかも、それらの間に何の規則もない)ということです。実際のところは、1つの現象を複数の人が観測したときに、観測者ごとに結果が違う、ということはありません(誤差による差はあるでしょうが)。量子力学が言っているのは、観測が対象に影響を与えうるということです。その影響を予測することはできませんが、その影響はすべての観測者に平等ですから、観測者によって結果が違うということはありません。

shift-2007
質問者

お礼

なるほど、よく分かりました。 それと、 >その影響を予測することはできません これは、観測するたびに違う結果をもたらすということでしょうか。

回答No.2

>客観は形而上のものであるということでしょうか。 客観は存在しており、形而上ではありません。 ロジャーペンローズの表記では、 観測前の客観はU(universal) 観測中の客観はR(reaction) UもRも存在していますが、別の状態なのです。 観測できる客観はRであり、RはUの励起した状態です。 Uにいて観測の瞬間だけRになり、またUに戻ります。 Rとは存在の確認と実証でもあります。 ただしRを計算するのは複雑さが膨大すぎてできないのです。

shift-2007
質問者

お礼

>RはUの励起した状態 これは、100人の観察者がいれば100通りのRが存在するということではないのですか。

回答No.1

客観は存在しているけど観測前に知りうる手段が無いだけです。 また、観測後の客観は確率でしか予測できません。 観測の瞬間が複雑すぎて計算しきれないからです。 客観は未来に至るまで決定しているけど知りうる手段はない。 と、 ロジャー・ペンローズは言っています。

shift-2007
質問者

お礼

>客観は存在しているけど観測前に知りうる手段が無いだけです。 客観は形而上のものであるということでしょうか。

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