アメリカでウケた”裏のある”or”奥の深い”映画について教えてください。

質問

こんばんば。

映画に関しての質問ですが、
アメリカの映画は、正義と悪がはっきりしていて、
最後に正義が勝ってハッピーエンドという形式のものが多いと
自分は感じます。

先日千と千尋の神隠しがアメリカで公開され、そこそこ人気を集めているようですが、
千と千尋の前評判は、理解しにくい、というものでした。
例えば、カオナシは現代人の子供を象徴しているようですが、
アメリカ人はそういうのを理解できないと私は思っていました。
理解できない映画に人は集まるとは考えられなかったので今回の質問にいたったわけです。

本題に入りますが、アメリカに、千と千尋の神隠しのような、登場人物に裏のあるような映画や、
奥の深い（抽象的な表現でごめんなさい）映画はあるのでしょうか。
また、そういう映画はアメリカで受け入れられるのでしょうか。

回答No.4

MONKEYMONKEY

千と千尋って、おおざっぱに言えば「不思議の国のアリス」だったりするのではないでしょうか。あるいは「オズの魔法使い」とか。かかしや、ライオンも何かの象徴でしょう、きっと。
「アメリカ人は理解できない」は言い過ぎで、「理解できない人の割合が多い」ぐらいにとどめておいた方がいいのでは？。
日本でも大阪の岸和田ではアクション映画ばかりヒットするという傾向があったりするようです。アメリカは世界の岸和田か。

それはそれとして、切り口を変えると、問題はハリウッドだと思います。ハリウッド＝アメリカと考えると「アメリカ人は単純か」という疑問をもってしまいます。むしろアメリカを含めた世界中でいろんな映画が作られていて、ハリウッドだけが「特殊」で、唯一世界マーケットを持っています。「千と千尋」は日本ローカルがマーケットでたまたまヒットしたからアメリカでも公開されたと考えます。ところがハリウッド映画は初めから世界中の人に見せる事を想定して製作されていますからおのずと最大公約数というか全世界共通のテーマで共通の文脈（起承転結的な）が求められます。
つまりわざとやってるわけです。

しかし、「千と千尋」という特殊例だけ取り上げて「日本人は深い映画が理解できる」というのはどうかと思います。日本でも、その前の興収ナンバー１は「タイタニック」で、その前は長らく「Ｅ．Ｔ．」。現在の３位は「ハリーポッター」で、日本映画は「南極物語」なんかがナンバー１だった事を考えると、ね。因みに「ジョーズ」が出るまでアメリカの興収一位は奥のふかーい（知らんけど）「ゴッドファーザー」でした。

お礼

私達のグループでは、決してアメリカ人は難しい映画を理解できないということは
ないと証明します。
ではなぜアメリカ人は千と千尋を理解できないと、金熊賞のとき宮崎監督が
言ったのかを考えると、それはアメリカ人がアニメ映画として千と千尋を見たからということになっています。
グループのある人曰く、アメリカのアニメ映画は善悪がはっきりしていて、
千と千尋もきっとそうだとアメリカ人は思い込んで映画を
みたという事で話を進める予定です。

貴重な意見、有難うございました。