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語句の使い分け

ラジオ、テレビ等の天気予報の際に、よく耳にする用語ですが、 (1) 雨の降る~~~「の」 (2) 雨が降る~~~「が」  「の」と「が」の使い分けについて、文法的に的確な説明が頂ければ  有難いです。(具体的な用例を挙げながら)よろしくお願いします。

  • aden
  • お礼率81% (195/239)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • tatsuoh
  • ベストアンサー率33% (5/15)
回答No.4

この「の」「が」は、格助詞と言って、同じような働きをします。たとえば、「君が代」は「君の代」です。このように、「が」で捉えなければ、「の」に換たら分かりますし、その逆もあります。 秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。 秋は、夕暮。夕日がさして、山の端がたいそう近くなったところに、烏が巣に帰ろうとして、三つ四つ、二つ三つというように、飛び急ぐのまで、風情がある。 枕草子の冒頭です。【夕日の】【烏の】は、いずれも主格ですから、現代語では、【夕日が】【烏が】と表現するところです。さらに【山の端】は主語ですから、これも【山の端が】とするところです。 これで分かるように、主語を表す【が】は、それほど使われていなかったのです。主格を表す【の】は、文が重なったとき使われました。 「元二の安西に使するを送る」と古文では表現しましたが、現代語では「元二が安西に使するを送る」と表現しますが、落ち着きが悪いのはそのためです。 「雨が降るのに気がつかない」も「雨の降るのに気がつかない」も同じですが、【の】を用いるのは、老人語ですが、伝統的な使い方です。「芋の煮えたも御存じない」は、【の】でないと困ります。

aden
質問者

お礼

日本語の微妙なところですね。 枕草子の冒頭に出てくる「の」と「夕日が」の「が」と比較してみると 納得できますね。 <主格を表す【の】は、文が重なったとき使われました>で、すっきりしました。有難うございました。

その他の回答 (5)

  • izumi044
  • ベストアンサー率36% (1250/3423)
回答No.6

No,3です。補足を読ませていただきました。 これ の 表す意味 これ が 表す意味 adenさんは、上記のような使い方での使い分けという意味での違いを考えていらっしゃったのですね。 私が書いた意見ですが、天気の表現でしたので断定できる表現と多くを表す表現との違いではないか、そういう意味で書き込みさせていただきました。 ┌────────────────-─┐ │┌───────────────-┐│ ││こ れ「が」・雨や雪など断定的な表現││ │└───────────────-┘│ │ これら「の」・複数の可能性が表現できる│ └─────────────────-┘ ですので、私の意見はadenさんの考えていたものとは、似て非なるものですね。畑違いの意見で、失礼しました。

aden
質問者

お礼

補足に対する懇切なご教示を頂き有難うございました。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.5

一口で言えば「同じ」です。 では、違いは何かと問えば、日本語の長い歴史をたどらなければなりません。大野晋・丸谷才一『日本語で一番大切なもの』(中央公論社)をお読みになれば納得します。

  • izumi044
  • ベストアンサー率36% (1250/3423)
回答No.3

こんばんは。とても単純な考え方ですが。 雨が降るというのは、雨以外にはあてはまりませんよね。 「雨 が 降る確立」では雨のみ降る可能性を指していて 「雨 の 降る確立」では「雨」以外の「みぞれ交じりの雪」などのように「ところにより○○」など、別のものも降る可能性がある場合に使われているのではないでしょうか。

aden
質問者

補足

<雨 の 降る確立」では「雨」以外の「みぞれ交じりの雪」などのように「ところにより○○」など、別のものも降る可能性がある場合に使われているのではないでしょうか。>で、後段の部分がどうも明解でないようで、納得がいきませんね。なんで、別のものも降る可能性がある場合に使われているという解釈ができるのでしょうか。

  • ANASTASIAK
  • ベストアンサー率19% (658/3306)
回答No.2

グループ分けがちがいます。 (1) 雨の(降る確率) (2) (雨が降る)確率 最後の「確率」という語を基準にして考えてみると (1)は、「降る確率」に「雨の」という言葉が接続し ています。「雨の」の「の」は主題・関係を表わし ます。つまり、「雨にかんしていえば、それが降る 確率は」ということです。雪についていうのなら、 雪の「降る確率は」ということです。 一方、(2)のほうは、「雨が降る」という主語述語文 が連体形のかたちで「確率」に掛かっています。 したがって、この確率は「雨が降る」という限定 付きの確率であるという構造です。 

aden
質問者

お礼

文法的に論理的な説明で、よく理解できました。 有難うございました。

回答No.1

主語を表すのは「ガ」ですが、英語で言えば関係節のように名詞を修飾する文の主語は、「ノ」で表すこともできます。 ○今日は雨が降る。 ×今日は雨の降る。 ○【【今日は雨が降る】天気】ではない。 ○【【今日は雨の降る】天気】ではない。 ○あの男がサンマを焼いている。 ×あの男のサンマを焼いている。 ○【【あの男が焼いている】サンマ】はうまそうだ。 ○【【あの男の焼いている】サンマ】はうまそうだ。 これは、「雨の天気」「あの男のサンマ」ではありません。 次のような文が説明できなくなるから。 ○象は鼻が長い。 ×象は鼻の長い。 ○象は【【鼻が長い】動物】だ。 ○象は【【鼻の長い】動物】だ。 ここで、「鼻の動物」では意味をなさない。

aden
質問者

お礼

用例が適切で、とても解りやすく納得しました。 有難うございました。

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