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スチレンからの合成

スチレンC6H5CHCH2からC6H5CH2CH2Iを合成する問題で、解答ではC6H5CH2CH2Brを合成したあとアセトン・水の存在下でNaIを反応させることでC6H5CH2CH2Iを合成しています。 C6H5CHCH2に過酸化物の存在下中でHIを反応させることでC6H5CH2CH2Iを得ることはできないのでしょうか?

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noname#62864
noname#62864
回答No.3

ヨウ化水素や塩化水素の付加反応はラジカル連鎖機構では進みません。途中でエネルギー的に不利な段階があるために連鎖が続かないのです。 したがって、ご質問のような位置選択性でハロゲン化水素を進ませる方法の選択肢としては臭化水素の付加以外にありえないということです。 ちなみに、アセトン中NaIというのはヨウ化物を合成する際の定番的な反応で、比較的きれいで、操作の容易な反応です。つまり、NaIはアセトンに溶けるが、生成するNaBrは溶けないので、反応の進行に伴ってNaBrの沈殿生成が観察されます。

joey_21
質問者

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noname#50516
noname#50516
回答No.2

これはなかなか悩ましい問題ですね。 HCl, HBr, HIのなかで、 ラジカル反応によるanti-Markovnikov付加をするのはHBrだけで、 HClとHIは、ラジカルの存在の有無にかかわらずイオン機構で進行しMarkovnikov付加をするーと言う理由からです。 問題は、その理由ですね: HClもHIもそれぞれ・Clと・Iのラジカルは出来るが、付加反応の途中が「吸熱反応」のために反応が遅くなって連鎖反応が停止してしまうからです。

joey_21
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noname#160321
noname#160321
回答No.1

早い話、過酸化物は開始剤として向いていません。加熱しただけでHIと反応してI2を生じます。 またラジカル連鎖反応のラジカル担体としてのI・は反応性に乏しすぎます。 臭素→ヨウ素の置換反応はヨウ化物イオン濃度を上げさえすれば容易な反応なので(分離も難しくないし)そちらが古典的な合成法です。

joey_21
質問者

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